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先日、石田 修大 氏 による「「私の履歴書」─昭和の先達に学ぶ生き方」を読み終えました。
日本経済新聞の朝刊文化面の人気連載企画である「私の履歴書」。なんと開始されたのは昭和31年(1956年)、60年にも及ぶロングランコーナーとのことです。
本書はそのコーナーに登場した多種多彩な人物の「履歴書」の中から、著者なりにいくつかの共通軸を設定し、その切り口から、それぞれ方々の波乱万丈の人生を彩った興味深いエピソードを紹介したものです。
正直、過去の「私の履歴書」をザッピングしただけで、著者なりの肉付けに物足りなさも感じましたが、とはいえ、選別された「引用」には強く印象に残るくだりも数多くありました。
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何者かの見えざる手で動かされたとしか思えない(運命)がある
努力型と人からの後押し・縁型
母は強し(戦後苦労しているときこそ女性のパワーは発揮され普段は男性の影に隠れる。食糧難にどうにか子どもたちを食わした工夫はすごい)
自分の自分史を書いてみると面白いかも(誰かを置いてつれづれに自分の人生についてしゃべるのを録音し、文字に起こすと構成だけ考えれば楽。聞いてくれる人がいないなら完全DIYで。多少の嘘もエッセンスに)
人生は紙一重の違い
いい男こそ、国のため身内を守るために、我いかんと死んでいった。
先人たちが苦労があって我々に引き継がれ生かされている、この当たり前に深く感謝。
それなのに現代は独身、少子化で、苦労して一人ひとりの奇跡のつながりでここまできたのに、なんだか命を引き継いでいく意識が乏しいようで、申し訳なく思えた。
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「私の履歴書」で書かれたいろんな人の話のまとめのような本だった。同じ切り口で読むと、正解のようなものはないのかなと思った。レールにひかれたような人生を歩むものもいれば、いろんなことに挑戦する人もいたから。