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紙の本
2000/11/12朝刊
2000/11/23 00:15
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
政府が情報技術(IT)革命を経済再生の柱とし、多くの経済ニュースにはITの二文字が踊る。だが、本書はITを目的ではなく手段ととらえ、単純に米国型経済モデルを追求すべきだという議論は愚の骨頂と断言。そのうえで、日本の強みと弱みを整理し、目指すべき競争優位戦略を説いている。
現役通産官僚である著者は、護送船団型行政による企業育成、終身雇用制など従来の日本型経済システムを基本的に肯定する一方、その限界も指摘。競争優位戦略の基盤には引き続き自動車、家電を中心とした「もの作り」を据え、これがITに裏打ちされた「情報」と融合して新規産業の創出につながると論じる。政府には特許・技術情報を積極活用するデジタル・ニューディール政策の推進を求め、自立自助の精神を背景にした柔軟で風通しのよい個人本位の社会づくりを提言する。
(C) ブッククレビュー社 2000
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