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短編集。
★危険なペア 引き出物としてもらったペアグラスをめぐる、女性3人の物語。
★星の見える家 安曇野でベーカリーを営む女性の物語。その家族の関係に注目。人がいることに安心を覚える。いくらその人が何をした人でも・・・。
などなど入ってる。(二度とふたたび、五年日記、約束、再来、セカンドオピニオン)短編集は読みやすいけれど、個人的には読みいるまでいかないのが残念。
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安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめベーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が…(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集。
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弱そうに見える女性の中の強さみたいな物。
新津さんは安心して読める大好きな
作家さんの一人。
女性ならではの視点で書かれた丁寧なミステリー。
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表題作「星の見える家」は面白かった。
他の作品は・・作家さんも結婚して子どもができて、それ相応の題材で書くようになっていくんだなと。
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【あらすじ】
安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめべーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が……(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集!
【感想】
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【危険なペア】
ペアのワイングラス。。
それをめぐっての3人3様の想い。
ただそれだけって感じの話でした。
これが長編だったら、3人が絡んで面白い展開にできるのかもって。。
【星の見える家】
弟と一緒に東京で暮らし始めた母に恋人ができて両親は離婚。
ま、よくある家庭話。(笑)
でも、再婚した母が事件で殺されてってのは、小説ならではの話かな。。
さらに、、その犯人かもしれない男がひとり暮らしの佳代子のところに
偶然転がり込んでくるってのは、、ドラマの世界。。
で、これも長編にしたら、佳代子はその男に復讐するのか、、
なんて話が広がりそうな気がする。。
【二度とふたたび】
後輩は完全な脅迫者。
でも、それから逃れる為に策を練る。
一度スズメバチに刺されると、毒に対する抗体ができて、二度目に刺された時は抗体が反応して
アレルギー症状を起こし、最悪は死に至ることもあるらしい。
で、一度ハチに刺された後輩をもう一度刺されるように仕向けてその場を立ち去る。
その時につぶやく台詞でぞっとした。
二度目は怖いのよ
女ならではの言葉かなって。。
この作者のこういうところが好きなんだよね。。(笑)
【五年日記】
癌になり五年日記をつけはじめた夫の元妻。
でも、3年目に再発して、日記をやめた。
夫も再発しなければいいけど・・
それが最後の日記。
それをもらった不倫相手はどう思うだろう。。
《再発》の意味はすぐにわかったけれど。。(笑)
元妻がなくなって再婚した夫、、結局【再発】した。。
そう、、夫の病気は・・浮気(笑)
でも、そんな日記、、もらっても絶対読めないって思った。。
その前にもらわないかな。。
って、、やっぱり、、浮気は病気なんだ(笑)
【約束】
理不尽な話。
ってか、、元彼の妹にそんな事を言われて、その通りにするなんて有り得ない。
しかも、妹は自分も幸せにならないと決めてるなんて、、どんだけのブラコン?って感じ。。
結婚しようと言ってくれてる彼に、兄が立ち直るまで待ってって、、有り得ない。。
でも、結局、兄は生きる希望を見つけて立ち直り、、妹もやっと彼と結婚しようとする。
が、、そんなもの、、待ってる男なんかいないだろう。。
最後は、、女独特のいやらしさ。。。щ( ̄∀ ̄)ш ヶヶヶ って感じで終わった。。
これは、長編にしなくて、あとを引く感じで終わって正解かなって思った。
【再来】
あまりにもショッキングな経験を持つゆき子は、名前を変えて生きてきた。
名前を変えても住むところを変えても、結婚しても、、過去は消えない。
一生苦しむ。。
男の子の生まれ変わりだと話していた娘も1年後には、そんな事など忘れてしまう。
そんな娘をみて思う。。
本当に生まれ変われたら・・・
胸が痛くなった。。
でも、小さい子供って産道を通って産まれた時の記憶があるって言う。
3才までには消えてしまうらしいけど。。
その記憶���、ずっと持っていない方がいいから、、消えてしまうのかな。。
だったら、消してしまいたい記憶も消えてほしい。。
そう思うけど消えないって事は、消えないほうがいいものだからなんだろうか。。
【セカンドオピニオン】
う~ん。。
もう少し掘り下げて書いてほしかったかな。。
これも、長編にした方が面白くなりそうな作品。。
トラウマの原因となった同級生が患者として紀子のところにくる。
血のつながりのない子供が家出をする。
どちらもあまりにも、あっさりと流しすぎ。。
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短編集はあまり読まないんだけど、タイトルが素敵だしこの作家さんの長編結構好きだから挑戦してみた!
それでどうなったの!?
その後が気になるー!!
…って話ばっかりだったけど、そのモヤモヤが短編の醍醐味だったりね。
二度とふたたび、こわかった。
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心理サスペンス短編が7つ詰め込まれた作品。
女性が抱く不安とミステリーが上手く織り交ぜられている。
「再来」は中でも少しファンタジー色があり、短編集の中でも少々変わったテイストを持っている。好きな作品だ。
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全体的にまとまりのある、好きな話が詰まった短編集。ホラーではなく、日常に潜む恐怖や人間の邪悪な部分にフォーカスした内容は、読んでいて楽しい。
5年日記とかは、とても読ませる。
薄々、旦那の行動の真意は見えてくるものの確実なものは最後までわからず。
偶然も必然。そんな感じです。
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うーん、いまひとつ。
家族がばらばらになってっゆく中、家を守り続けりゃ長女。そこまでは良かったのだが、そのあとの展開について、いまひとつ。
男の来訪が、恣意的なものと思えるが、短編なのでその辺のところがいまひとつであった。
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安曇野で一人暮らしをする佳代子。病気がちの弟のため、家族で引っ越し、ペンションを始めたのだが、体調が回復した弟が東京の高校に進学したことを機に、家族はゆるやかに崩壊していく。一人になった佳代子は、ペンションをやめベーカリーを始めるのだが、そこにはある秘密が…(表題作)。再び生きることを目指す女性の恐怖と感動を描く、オリジナル短編集。
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表題作のほか「危険なペア」 「二度とふたたび」 「五年日記」 「約束」 「再来」 「セカンドオピニオン」
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どの物語も、読み始めて間もなく、次の展開が早く知りたくてページを繰る手が止まらなくなる。題材も、ストーリーの流れも、魅力的で、著者お得意の落とし方も見事で、毎回ときめく。粗挽き胡椒のように、ピリッとした後味も愉しめる一冊である。
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新津さんの本を最近になって読み始めたが、女性心理がとてもリアルに描かれていてページを捲る手が止まらず、つい一気読みしてしまう。
今作は短編集で様々な登場人物が登場するが、
『危険なペア』『セカンドオピニオン』が良かった。
また他の作品も読んでみたい。