白衣の元繰術士と黒銀の枢機都市2 みんなのレビュー

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投稿者：くまくま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　四十崎士央の体内に眠る、闇元素に対する完全抗体の秘密を知り、それを狙う連中との戦いを経た玖珂狛矢は、元繰術科に復帰し研究科と両方を専行することにした。
　これまでにもまして困難な学業に打ち込む中で、幼なじみの長月果路菜が狙撃されるという事件が起こる。外傷は全くないのだが、細かいことまで覚えている果路菜に、記憶の欠損が見られるようになったのだ。

　ひとまず狙撃を避けて自宅にこもらせ、その間に狙撃手を探す狛矢だったが、ある時突然、果路菜が失踪してしまう。彼女が失踪した理由は何か？そして、ただの看護志望学生に過ぎない果路菜がなぜ狙撃されたのか？その事実が明らかにされていく。

　１巻に比べればバトルは控えめ。学生生活の比率が少し多めになっている。元繰術の深奥と、闇元素を扱う子供たちの悲劇が明らかになる巻だ。