紙の本
捜査に乗り気な使用人たち
2017/05/18 20:24
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
家政婦は名探偵シリーズ第2弾。軽快な文章ですらすらと読めました。使用人探偵団の面々の活躍は読んでいて面白いし、ウィザースプーン警部補も意外と頑張っています。このシリーズはエピローグが次回予告に当たるようで、次回の内容がちょっぴりのぞけます。次作も楽しみです。
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家政婦は名探偵シリーズ2弾。新キャラ、ルティ・ベル・クルックシャンク夫人が持ち込んだ、メイドの失踪を追う。二作目にして、キャラが安定しているし、ラストもすっきりしているし、あっさり読める。NHKで放送していた、ポワロとかの海外ドラマを見ている感じ。海外ミステリーで、かつ軽い読み物を求めているときはぴったりだと思う。
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人柄はいいが、刑事としてはダメダメな主人のフォローに回る使用人探偵第二弾!
前回の事件で知りあったルティ夫人に、失踪した友人を探してほしいと頼まれた。一方、ウィザースプーン警部補は廃墟となった家の地下から見つかった身元不明の若い女性の事件を担当することになった。それぞれが捜査にあたっていくうちに、この2つの事件は結びついて…
ウィザースプーン警部補の使用人たちは、すごく楽しそうだと思う。リーダー的なジェフリーズ夫人から、捜査に関する指示を受けて、それぞれが調査していく。
ちょっと今回は、ミスリード的なかんじもあったけど、ちゃんと解決はしたしね。
ウィザースプーン警部補は、なんか憎めないキャラだし、使用人たちもルティも好きだ!
第三弾もあるみたいだし、楽しみだなぁ。
2015.12.13 読了
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前作よりもちょっと複雑な事件だった。が、そんなことは二の次。今回も魅力的なメイドさんたちが何人も登場した。中でも、お喋りで出っ歯でほっそりした地味な顔で痩せているエッシーは、これからもベッツィをウンザリさせハチェットを苛立たせて欲しいと思う。残念ながらメアリーやサリーやキャシーは今後登場しないだろうけど…たぶん。
来春には第3作目「The Ghost and Mrs.Jeffries」が発行予定とのこと。今から待ち遠しい。
本作はジェフリーズ夫人シリーズの2作目にあたるわけだが、このシリーズは既に33巻発行されていて2月には34冊目が発行されるらしい。このままのペースで訳出されるとするなら、それを読めるのは15年ほど後になる。そんなには待てないので原書を読もうかとも思う。しかし田辺千幸さんの素晴らしい訳は捨てがたい。悩みどころである。
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「家政婦は名探偵」の2作目。
家政婦のジェフリーズ夫人をリーダーに、召使が探偵団として活躍します。
ウィザースプーン警部補は、人柄はいいけど、推理の才能が実は全くない。
このご主人様をさりげなく助けて、情報収集をして回るのが楽しみな召使達は、事件がないと退屈してしまうほどになっています。
そんな捜査の腕を見込まれ、前作で知り合ったアメリカから来た未亡人のルティ・ベル・クルックシャンク夫人に頼まれて、行方がわからなくなったメイドのことを調べ始めます。
いっぽう警部補は、空き家で発見された女性の事件の捜査にかかります。
身元がわからないという事件に、不安を覚えるジェフリーズ夫人でしたが‥?
ユーモラスで軽いタッチですが、事件はけっこう複雑な様相を見せます。
召使たちの間柄なども少しずつ変化したりして。シリーズものの楽しみですね。
ヴィクトリア朝のロンドンが舞台で、つまりはシャーロック・ホームズの時代。
軽いミステリを読むには、わかりやすくて、好適な設定ですね。
表紙イラストも可愛くて好き。イメージにもちゃんと合っているのがいいですね~けっこう、内容とずれちゃってるイラストって多いので。
翻訳発行は2冊目だけど、実はもっと前から長く続いているシリーズらしい。
こんなに楽しいなら、もっと翻訳して欲しいです!
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家政婦は名探偵シリーズ第二弾。
読んでいて何かとても楽しかった。
今回のキーパーソン、アメリカ人の未亡人ルティ、
率直で実際的で度胸があって頭が良い彼女が楽しいのかと思っていたが、
それだけではなかった。
前作では、ウィザースプーン警部補に人に助けられる「劉邦」を連想したが、
今回はフロスト警部だった。
自分の最もお気に入りフロスト警部を読んでいる時には、
次々と起きる事件だけでなく事務処理にも追い回される警部を助けたいと思っていた。
書類の束を片づけてあげたかった。
楽しかったのは、その夢がかなったからだ。
尊敬できるボスを陰に日向に助ける部下の姿が見れたから。
ジェフェリーズ夫人は相変わらず、使用人たちをまとめて捜査にあたっていたから。
事件は失踪したメイド探しを、
ルティがジェフェリーズ夫人を見込んで頼んだことからはじまる。
警部補が捜査することになった女性の死体は捜しているメイドなのか。
メイドは盗みなどしないし、男を誘惑したりしないといいはるルティの見込みは正しいのか。
真相を究明するため、警部補を助けるため、夜中に墓堀りまでするとは、
ジェフェリーズ夫人たちは本当にすごい。
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アメリカの作家エミリー・ブライトウェルの長篇ミステリ作品『消えたメイドと空家の死体(原題:Mrs.Jeffries Dusts for Clues)』を読みました。
ここのところアメリカの作家の作品が続いています… エミリー・ブライトウェルの作品は一昨年の12月に読んだ『幽霊はお見通し』以来ですね。
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家政婦と使用人たちからなる探偵団、メイド探しを依頼される!
話題沸騰、ヴィクトリア朝痛快ミステリ第2弾。
人柄の良さに反比例して刑事の才能はない主の警部補のため、こっそり事件を解決してきた屋敷の家政婦ジェフリーズ夫人と使用人たちは、その実績を見こんだ知人に、行方知れずのメイド捜しを依頼される。
一方、警部補は新たに身元不明の若い女性が殺された事件を担当することに。
捜査を始めるや、このふたつの事件が意外な形で結びつく?
話題沸騰、痛快ヴィクトリア朝ミステリ。
訳者あとがき=田辺千幸
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ヴィクトリア朝時代のイギリス・ロンドンを舞台に、人柄は良いが推理の才能が実は全くないウィザースプーン警部補を陰で助けようと、屋敷を取り仕切る家政婦のジェフリーズ夫人と使用人探偵団が主人が素人探偵として活躍する、明るく楽しく軽めなミステリ・シリーズ… 1993年(平成5年)に刊行された〈家政婦は名探偵〉シリーズの第2作です。
善人だが刑事の才能はない主人ウィザースプーン警部補のため、こっそり事件を解決してきた家政婦ジェフリーズ夫人と屋敷の使用人たち… その実績を見こんで、前回の事件関係者クルックシャンク夫人が人捜しを依頼してきた、、、
年若い友人のメイドが、奉公先で盗みの疑いをかけられ、くびにされたまま行方知れずなのだという点 一方、警部補が新たに担当することになった空家での若い女性殺害事件は、遺体の腐乱がひどく死者の身元が不明なまま。
捜査を始めるや、このふたつの事件が意外な形で結びつく?
当たり前な日常の平穏な日々を持て余した使用人たち… どんよりとした空気が漂い始めたタイミングでクルックシャンク夫人が持ち込まれた朗報(行方不明の友人捜しの依頼)、、、
今回も頭脳役の家政婦ジェフリーズ夫人の指示のもと、ハウスメイドのベッツィ、料理人グッジ夫人、従僕のウィギンズ、馭者のスミスたちが、それぞれの得意分野で証言や証拠を集め、事件解決に向け活動… それが主人であるウィザースプーン警部補が担当することになった殺害事件と結びついていく。
ほのぼのした展開と、伏線を回収しつつ少しずつパズルのピースが当てはまってくるミステリ要素が程よく織り交ぜてあり、この分量のバランスが絶妙… 軽めなんだけど、ミステリとしても十分愉しめるクオリティを両立させているのが良いですねー 面白かった! 他の作品も読んでみたいですね。