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レヴューを書くにあたって、本棚から2冊あるうちの1冊を
手にとって、タイトルにもなっている「ため息の行方」を
読んでみました。
読み始めたらもうはずかしっくてたまらなくなって。
A子タンのこの世界観が大好きで読んでいた20代半ばの
ころ(わたしの思春期)は、こんな恋愛がしてみたいなぁと
とにかく乙女チック路線まっしぐらな感じでした。
じゃあ、いまはどうなの?といえば、読み直してみると、
やっぱりこんな恋愛が好きみたいで。
恋人シギーくんが熱で学校を休んだのを気にして、大きな
プリンをつくってお見舞いに出かけた久里さんでしたが、
久里さんが彼の部屋でみつけたのは、ほかの女のコからもらった
バレンタインのチョコレートで、それを大事に持っていたシギー
くんの言いわけは、チョコをくれたコがまじめにチョコレートを
くれたからで、そんな想いがこもったチョコレートを簡単に
食べることもできず、ましてや捨てることなんてできなくて。
なんて、歯切れの悪いシギーくんに下した久里さんの想いとは!?
ほら、読みたくなってきませんか?