紙の本
ジョン・ディクスン・カーの孫娘の著書!
2015/10/04 14:05
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投稿者:Ai - この投稿者のレビュー一覧を見る
そうゆう方がいて本を書いているのを知らなかったので、とてもびっくりして思わず手に取ってしまいました。
昔の人たちとのやり取りにちょっとイラッとしつつもとても読みやすく、先が気になります。
内容は、ロンドン滞在中の15歳のアメリカ人少女ケイティは、ある日従兄弟のコリン、その友人のトビーとともに、マダム・タッソー蝋人形館へ出かけた。そこで1888年に起きた切り裂きジャック事件の展示を目にした彼女は、自宅に肖像画のある先祖のレディ・ベアトリクスがこの事件の最後の犠牲者であったことを知る。蝋人形館に展示された願い事が叶うという「ロンドン・ストーン」に、事件のことを考えながら触れたケイティは、そのまま1888年、ヴィクトリア朝のロンドンにタイムスリップしてしまう…。というもの。
気軽に読むのにおすすめです。
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タイム・トラベルしてしまった現代っ子のケイティ。
自分のご先祖を切り裂きジャックから救うため、19世紀末で大奮闘。
思わず、読みながらGoogle Mapを開いてしまった。
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タイムスリップミステリー。
ヴィクトリア朝時代に飛ぶ今どきの15歳の女の子が切り裂きジャックの謎に挑む。
コニーウィリスも1800年代に飛ぶ小説を書いてましたが、英国人はヴィクトリア朝時代好きですね。日本人が江戸時代好きなのと同じなのかも知れませんが。
現在の知識と論理的思考を活かして切り裂きジャックの犯行を止めて、且つ犯人を掴まえようとするが、主人公に歴史的素養が有るわけでもなくタイムスリップした時代で仲良し3人組で奮闘するジュブナイル小説になっている。まぁ、それが好きならそれでもいいんだけど。
コニーウィリスの歴史学部シリーズなんかを期待する向きにはちょっと方向性が違う。
ロンドンストーンの窪みに指を突っ込んだだけでタイムスリップしちゃうし、現在といつでも往復可能だし、(但し3回まで)タイムスリップした時代で何故か同時代に居た同一姓名の女の子に入れ替わってしまう設定はイージー過ぎない?同時代に溶け込む苦労が全然ない。其処を如何に描写するかが面白いのに。
ただ現代の女の子が1880年代に戸惑いながら前向きに一生懸命奮闘する様は読んでいて面白い。なんだか恋愛話も展開しそうだし。下巻が楽しみ。
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個人的には結構好き。
19世紀にタイムスリップするとか、切りさきジャックとかわくわくする題材ばっか。
たとえ19世紀に飛ばされたとしても、自分は21世紀の人間だから有利だ、とか考えたのは同感。
実際には技術とか資材とかないと大して変わらない気がする。
違うのは、科学に対する少しばかりの知識ぐらいかな?
普段、江戸時代に行って新撰組に会いたい、とか、明治・大正時代のレトロチックな雰囲気を体験したい、とか思ってても、実際には現代よりも大変みたいな感じかな?
洋服一つ着るのにもあんなに苦労するとか、現代だったらありえない。
やっぱり理想と現実は違うわ。
ケイティが割とすぐに順応しちゃうとか、タイムスリップした先の19世紀に自分の知り合いのそっくりさんがいるとか、多少ご都合主義的な部分はあるけど、愛の力だの気合いだので何とかなるみたいなヤツじゃない。
描写とか本当に自分が19世紀にいると錯覚するくらいの細かさだし、(小説の話で何言ってんだよ、という意見は置いといて)結構リアル。
頭の中で登場人物の行動を把握しやすかった。
ただ、ロンドン・ストーンに触れた時に、偶然切り裂きジャックに殺された先祖の事を考えたせいで、19世紀に飛ばされるのは可哀そうかも...。
切り裂きジャックの正体は誰なのか?
ケイティの先祖は事理割きジャックの魔の手から逃れられるのか?
下巻を読むのが楽しみです!!
後、個人的には「商魂たくましいアメリカの資本家」の具体例に、ドナルド・トランプって書いてあるのが笑った。
長文駄文失礼しました。