紙の本
素直になれない大人たち
2017/01/02 18:46
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
手ひどい失恋をした男と過去に傷がある男の大人のお話です。
本当の気持ちをなかなか言えないもどかしさが実に良いです。
この作家さんは大人の男を描くのが上手いですよね。なんだかちゃんと外で働いてる大人って感じが出てて好きです。
電子書籍
ネガティブ同士がもどかしい
2021/02/28 02:52
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投稿者:こけっこー - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスマスの日に恋人に別れを告げられた湯元
やけ酒をあおり悪酔いして倒れたのは喫茶店の店先
そこの店主の赤羽は、「俺と遊ばない?」と一夜の相手に誘う
過去の恋愛に傷ついた者同士なのでなかなか自分の気持ちを素直に
表せない2人がじれったい!
赤羽の従弟 ミネが主役の『正直スイッチ』も収録されています
そっちは更に『かわいい秘書ではいられない』の1冊へと展開します
電子書籍
不器用な大人の関係
2018/12/06 21:32
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投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
失恋して泥酔した攻を拾った受。
その日から始まった身体の関係ですが
お互いに身体だけの関係と自分に言い聞かせて
想いを封じているじれじれ愛。
サラッと流されてるけど受の過去が結構重かったです。
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まず表紙が好き。一目で深井さんの本だと分かる色遣い。
カバー裏もしっかり堪能。
「赤い糸、絡まれ」はとても痛そうなお話。
これ雑誌で読んで気に入ってずっと保存していました。本になったのでやっと雑誌処分できます(笑)
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始まりの言葉に縛られて体だけの関係で繋いでいた二人が心を繋ぎ合わせる話。実はとても健気な受がめちゃくちゃかわいいです。一つだけ苦手な話があったので★×3で。
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表題作シリーズ、それぞれが抱える過去の重さで、自分の揺れる気持ちをどうすればいいのかわからない二人。相手の気持ちも見えなくて。でも想いが通じればきっと、そんな『ぎこちなさ』もほぐれていくのでしょうね。深井さんの痛いお話も好きなので『赤い糸、絡まれ』も良かった。『あいのともしび』は心がほっこり。深井さんの塗りのタッチが好きなので、表紙絵、口絵ともにうっとりでした。
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「あいのともしび」がクリティカルヒットでした。
深井先生にしては甘かったです。先生の味が出てて良かった。
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この方、レディースコミック出身なんですね?こういう別畑から出てきた人って、なんか心理描写も上手いし、絵も上手いですね。
木原音瀬センセの絵師さんやってるので、気になってました。。。
どのオハナシも性悪な悪人は出てこなくて、読後優しい気持ちになれるのがいいですね。赤羽が、「おれの頭の中覗くことができたらウザ過ぎてお前絶対ビビるよ」ってつぶやくとこなんか、もう胸キュンでした♡
あ、それからミネチャン!!いい性格してるわ~頭回るけど、健気さがてんこもり入ってて、かわいい。お気に入りです。
2番目のハナシはSM臭あり。エロたっぷりです。
「あいのともしび」は、打って変わって人情モノ?上手いから、こういう話が描けるんですね。
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○そろそろ気づけよ
○ぎこちないけど愛だろう
○めぐりくる白い朝
○正直スイッチ
○Intermission 1
○Intermission 2
○赤い糸、絡まれ
○あいのともしび
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6編の作品が収録されています。
そろそろ気づけよ
ぎこちないけど愛だろう
めぐりくる白い朝
→ 喫茶店店主・赤羽×会社員・湯本
正直スイッチ → 議員秘書・米倉×議員・氷室
赤い糸、絡まれ → 幼馴染・瑶介×一諒
あいのともしび → リーマン同士・淳也×直志
それぞれのお話に深みがあって、
この本は、近いうちに読み返したくなるだろうなぁ~
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特別意識をしている訳ではないのですが、普段自分ではあまり買って読む事のない出版社レーベルさんの本でした。作家さん的にも多分初読み作家さんだと思います。感想を一言でいえば、流石このレーベルといった感じの濃さでした、色々な意味で。絵柄あっさりした感じでしたので大丈夫かなと思って手にとりましたが、大分久しぶりにSM等々濃い目の作品を読んだなぁといった感想を持ちました。地雷や嫌いで読めない訳ではないのですが、何故か普段自分から読もうと手を出していませんでした。表題作カップルと表題作品に出てくるサブキャラが主役のお話、その他読み切りも2本入っていてこの読み切り2本の雰囲気が凄く違う2作品でしたがどちらもとても印象的で表題作よりもこちらの2作品の印象が強く残っています。この作品が少し衝撃的だったのでこの作家さんのその他の作品も読みたいなぁと思うので少し探して読んでみたいなと思います。
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忘れもしない去年のクリスマスイブ、手ひどい失恋の直後でボロボロだった俺は、あのひとに拾われた。そしてお互いの冷え切った肌をあたためあいながら、あのひとはこう言ったんだ・・・。「遊ぼうよ、おれと・・・おれも重いの苦手だからさ」
愛することに傷つき怯える男たちの葛藤と再生を、やさしく慈しむように・・・して情感豊かかつノスタルジックに描き出し、通称”東京タワー・トリロジー”としてファンの間で至高の名作と呼び声高い表題シリーズ他、センシティブ・アルチザンの面目躍如、ハートにしみる感動満載で贈る、深井結己待望の最新ドラマチック作品集!!
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7年付き合った彼にフラれて落ち込んでいたところを喫茶店の店主に慰めてもらう。お互い過去の失恋のトラウマでなかなか体だけの関係から素直になれない。この二人の両方の視点からの話が収録。どちら側の話も読後幸せな気持ちに。
この喫茶店のイトコの話が「正直スイッチ」。憎めないキャラで、短い話だったからもっと読んでみたいな。
赤い糸の話は、オチは早めに予想ついたけどけっこう途中が痛い描写が多くて…
最後の短編は思わず泣いてしまった。
短編集として、話の順番を含めてとても良かった。