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羊と鋼の森 みんなのレビュー

    一般書 第13回本屋大賞 受賞作品

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    みんなのレビュー1,031件

    みんなの評価4.1

    評価内訳

    1,031 件中 1 件~ 15 件を表示

    紙の本

    世界が広がる瞬間

    2016/03/05 18:15

    22人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:nemuritto - この投稿者のレビュー一覧を見る

    物語の内容や、文体の美しさなどについては、他のレビュアーの方が、それこそ的確な文章で紹介されていて。
    もう自分が言うことなど余りないのですが。
    「淡々としていて余り盛り上がりがない」と言われている方が結構いらっしゃったので、それについて少し。

    私にはとても盛り上がるところがありました。
    主人公の外村君が、調律師の板鳥さんに初めて出会う場面。
    双子の1人、和音が店のみんなの前でピアノを弾き、自分の決意を発表する場面。
    特に後の方の場面では、世界がパーっと広がるというか…、今までにない景色が開けるような、そんな感覚に陥り、涙が出ました。

    宮下奈都さんの本は今回初めて読みました。
    他のたくさんの方も言っていることですが、とても丁寧に言葉を紡ぐ方ですね。
    読みながら、木々が光る場面や、星座、森の空気感、風など…。
    さまざまな情景が、ピアノの音ともに頭に浮かび、とても心地よかった。
    美しいピアノの演奏を聴き終えたような読後感でした。
    宮下さんの他の作品も読んでみたいです。

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    紙の本

    森の中で光が水玉のように輝く小説

    2016/02/23 22:24

    9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

    僕は森の中を彷徨うように歩む。
    森の中は瑞々し光のツブと気持ちよい空気にあふれている。
    僕には見えない道だけど、自分を信じて前に進む事しか出来ない。

    主人公の青年は、高校時代にピアノの調律師に出会い、これが自分の世界だと衝撃を受ける。
    2年間調律師の学校で学んだが、自分に自信も持てず、才能も感じられず、どこを目指して良いのかも分からず森の中を彷徨う。
    その一途な歩み方が、読む者に気持ちよさを感じさせ、周りの人たちにも若かりし頃の自分を重ね合わせ、大切な言葉を投げかける。

    こんなにも気持ちよく感じられる時間を与えてくれた本書に感謝。
    直木賞候補と知って図書館に予約して読ませて頂きました。
    良かった。

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    紙の本

    美しい日本語

    2016/02/28 22:37

    8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:westtribe - この投稿者のレビュー一覧を見る

    駆出しのピアノ調律師が、自分の進む道を見出すまでのお話。ストーリーはびっくりするぐらい盛り上がらず、淡々と語られていくのだけど、迷い揺らぎながらも愚直に進む主人公とともに、物語の世界に没入できる。
    作者の紡ぐ平易ながら美しい文章に魅了された。この人の書いた日本語をもっともっと読んでみたいと思った。

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    電子書籍

    吸い込まれるような文章と表現。

    2016/01/27 01:40

    5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:栗山 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    ピアノ調律師の話。
    余韻が残る作品だ。まるで吸い込まれるような文章。
    擬声語が目立つ作品で、森のようにきれいな小説だった。
    何かを目的にするわけでもなく、ただ音を愛する人たちの話。
    インパクトは弱かったが納得の結末だった。

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    紙の本

    静かな

    2017/03/06 08:31

    2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ゆりりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

    静かな静かな文体に、ただひたすら目を走らせました。
    ピアノを弾くはしくれですが、自分の人生にピアノは必需品であり、こんなにもピアノを大事に考えている人がこの世にいることに励まされました。
    テクニックだけじゃない、自分の音を出したいと願っています。

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    紙の本

    こころ穏やかになるために

    2016/04/24 10:16

    2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    最近は歳のせいか、あまり小説を読まなくなった。芥川賞などは月刊誌に掲載されるのを時折読むが、よく理解できないものが多いし、読後が疲れる。
    ○○賞のなかでは、本屋大賞は読み手のプロともいえる書店員の皆さんが選ぶだけあって、どれもがおもしろいし、読後感も爽やかだ。
     この本もそれに連なる作品である。読後もしばらくぶりにさわやかな気分に包まれる。短い文章を積み重ねていく文体はイメージを膨らませてくれる。
    こころ穏やかにしてくれる佳品だと思う。

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    電子書籍

    やはり話題の本ですね

    2016/04/23 18:33

    2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:YASU - この投稿者のレビュー一覧を見る

    これまでも本屋大賞は楽しみにしていて、ときどき受賞作を手に取っては興味のあるものだけを読んできました。今回は初めて先入観なしでとりあえず買ったのですが、実にいい作品でした。とってもおすすめです!

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    紙の本

    調律師の世界

    2023/03/13 19:10

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る

    音楽には興味がなく、ピアノの調律師など興味がなかった私ですが、この本で多少なりとも興味が出てきました。丁寧に描写されて、本屋大賞受賞も納得の一冊です。

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    紙の本

    五感を優しく刺激してくる。

    2022/06/09 09:46

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

    2016年本屋大賞受賞作。
    本好き中の本好きである書店員さんが選んだ大賞は流石。五感を優しく刺激してくる。

    活字として生き生きと北の大地が浮かび上がる視覚。美しいピアノの音色の聴覚。

    森の香りの嗅覚。例えの中に出てくる美味しい料理の例えで味覚。

    そして、羊と鋼の森・ピアノに触れる触覚。

    更には、ピアノは見えない音楽を引き出すのと無意識にまで訴える美しい筆致。

    多くの人に愛されるのも納得。

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    紙の本

    「音」の森に分け入る」

    2017/06/22 16:40

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    やられた。

    タイトルは比喩だと思っていた。
    ピアノの音を支える弦とハンマー、それらに使われる鋼と羊毛。
    それらが複雑に有機的に組み合わさっているピアノを森と表現しているのだと。
    美しいが比喩にすぎないと思っていた。

    だが違った。
    ピアノの音自体が、音楽自体が森なのだ。
    うかつにも最後になってようやく気づいた。
    実際、「ピアノって、音楽って、ほんとうは自然そのものなんじゃないか」(229-30)
    という言葉がある。
    そして気づいてみれば、この小説は最初から最後までそういうものだったのだ。

    深く、そして遠い、おそらくはおそらくはずっといにしえからの自然、
    その一部である音、そして音楽。
    この小説では、
    山深い土地で生まれ育ったらしい主人公の意識に乗せられて、
    あくまで柔らかく、ひそやかにではあるが、
    そうした根源的ともいえる次元で人間の生活や自然や音楽が結び合わされる。
    語られる自然は不思議だ。
    普通の意味の、具体的なものとしての自然描写ではなく、音や光を受け止める感覚として描かれる。
    若いピアノ調律師の成長を描いたこの小説は、そうした「森」に深く分け入ってゆく発見の物語でもある。

    『羊と鋼の森』は本屋大賞を受賞したし、
    調律師というユニークな人物設定でも話題になったから以前から知ってはいたが、
    最初からそれほど読もうと思っていたわけではない。
    それが恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読んでいる途中で、
    やはりピアノと音楽を描いた評判の良い小説ということで意識しだした。
    それが直接のきっかけだったといってもいい。

    しかし同じくピアノや音楽を扱っていると言っても、この二つの小説はずいぶん違う。
    ピアノコンクールを描いた『蜜蜂と遠雷』は音楽への情熱に満ち溢れて、いかにも熱い。
    そこへいくとこちらはいかにも静かな、静かな物語だ。
    音楽の曲名もほとんど出ては来ない。
    もちろん違うのは当たり前といえば当たり前で、
    読者によって好き好きはあるだろうが、
    私にはどちらも別の魅力でとても楽しかった。

    ここに描かれているのは音の哲学と呼んでもいいものかと思う。あるいは音の詩学。
    だから具体的な曲名は少ないし、静かでもあり、自然とつながってもいる。

    ピアノを45年調律してもらっているという作者の宮下奈都さんはもちろん音楽が好きなのだろうが、
    音楽との関わり方というのは、人それぞれ様々な形を持っているのだとあらためて思う。
    思えば私自身は、こんなふうに音楽を、
    音として、それも自然とつながる音として、考えたことはなかったかもしれない。
    また一つ違った感性に導かれて、新しいともいえる音=音楽の魅力に触れることができて嬉しい。宮下さんに感謝。

    主人公の素朴な人柄も魅力だが、
    彼が心を寄せる和音との関わり方も、ありがちな恋愛もののような形で描かれていないのもいいと思った。

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    紙の本

    美しい音が聴こえました

    2017/06/12 16:04

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:のぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    文章も出てくる人々も美しく、頭の中で終始美しい音が聴こえていました。
    普段小説を読んでいる時とは脳みその違う部分を使っているようで、森林浴をしているような不思議な読み心地。

    久しぶりに実家に帰ってピアノを弾きたくなりました。
    また読み返したい一冊です。

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    電子書籍

    主人公は地味だけどいい話。

    2017/05/09 22:54

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る

    北海道の山村で育ち、おとなしくまじめな少年はこれといって 興味関心を持つ対象、夢中になるものにも出会えず 生きていた。 高校生の時、たまたま学校のピアノを調律に来た調律師の仕事を目にした時に 思うことがあり調律師になることを決め、専門学校へ行き、その調律師の勤めているピアノ店に就職した。 まだまだ一人前とはいえない主人公が同僚の調律師たちや顧客との関わり合いとの中で成長していく話。
    すごい才能があったとか 何がドラマチックな出会いがあったとか そういう華々しい話はないのだけど 主人公の性格のまま こつこつとまじめに誠意と持って ピアノと人生にむかいあっていく様子がとても好感が持てる。 いい小説だと思う。

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    紙の本

    納得の本屋大賞受賞作

    2017/01/15 21:31

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

    本屋大賞を受賞されたということで手に取りました。17歳のときにピアノの調律に魅せられた1人の青年が調律師として、人として成長していく姿を実に穏やかに、繊細に言葉にされていると思いました。常にピアノの調律が話に出ていますが、全く知らない世界を通してみる人の成長物語でした。
    部活などの青春や、仕事での成長を題材にした小説は数多あり、名作も多くあります。その多くが登場人物にとっての大きなよい出来事や辛い事件などの緩急が盛り込まれていて読み手を悲喜、興奮させてくれます。対して羊と鋼の森の主人公はメモをとったり先輩調律師の仕事姿をみたり勉強したりといった、『カツンカツン』と地道な努力を積み重ねる姿が描写されています。
    読了後、仕事への姿勢を考え改めたくなりました。目指すものを心にもって努めることの善さをしみじみと考えさせられる名作です。

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    紙の本

    好きですこういうの

    2016/11/05 20:30

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

    いつもは推理物とかに走りますが、これは良かった。心が洗われるようでした。この読後感、他に味わったことがないような。

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    紙の本

    羊と鋼の森

    2016/10/25 11:56

    1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:アップル - この投稿者のレビュー一覧を見る

    まだ途中までしか読んでないのですが、ピアノの調律師さんの話。ピアノの音に魅せられた若者が調律師になって・・・早くに読み終えれるかも?
    引き込まれてしまいますね

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