紙の本
ちょっとした違和感。
2015/11/14 18:00
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投稿者:カルロッタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
京極堂シリーズで京極さん以外の人が書いたもので、一番はじめに手を出した本ですが、言葉回しが違うのでちょっとした違和感がありますが、別物として読むと面白く読めると思います。憑き物落としを楽しみにしている方には、お勧めできません。
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榎木津のハチャメチャなキャラがいいなぁと思ったのに、周りがいまいちパッとした感じもなく、消化不良で終わった。
京極夏彦氏の作品を読んだことがないから、人物像なり世界観の理解がないからかもしれないが。
終盤に出て来た台詞で「すべては今日だ。そして今だ。今、善であるか。今、正義であるか。それだけだ」…最近、こういう台詞にグッと来てしまう。
何にしてもバックグラウンドを知った上で読んだ方がいいだろう。
個人的に、転結がもっと長い方が好みだ。
あっという間の結論は面白くない。
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本家に近い雰囲気でなかなかよかった。座敷わらしではなく、桟敷わらし。桟敷わらしを巡る話に不思議なことなんて何もなかったし、確かにこれは警察の仕事だな。榎さん大暴れな割に被害が少なかったw
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薔薇十字叢書は、京極堂内聞、天邪鬼の輩と今回のこれの合計三冊を今のところ読みましたが、これが群を抜いて原作に近かったと思います。
若干の違和感はないことはないですが、すごく気になってしょうがない!ってほどの箇所は特になかったように思います。
全体的に仄暗い空気感だったり、関口くんの鬱々とした感じだったり、榎さんの傍若無人さだったりがいい感じに似てたと思います。
視点がいろんな人に切り替わったり、内面を独白するような箇所もあったりして良かったです。
あとは個人的にはあとがきで作者の方に好感が持てました。
久保と関口くんの書いた小説、私も読みたいとずぅぅっと思ってます。
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映画館だから座敷わらしじゃなくて、桟敷わらし(^^)本家よりソフトな感じがしたけれど、雰囲気はそのままで満足♪フルメンバーがほぼ登場しているのも嬉しかった(°▽°)
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京極作品を読んでいたら、もっと楽しめたはずでした。
勉強不足なのに手を出してしまって、申し訳ないです。
登場人物の特徴もわからず読んでしまったけれど、楽しめたのは確かです。
改めて、またいつか読んでみたいと思います。
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こちらも薔薇十字叢書。『天邪鬼の輩』と一緒に購入。
こちらは魍魎と狂骨の後くらいの設定の様子。比較的原作における猥雑な日常の中のぼんやりとした不安とか、いつの間にか絡みついているような恐怖感みたいなものが踏襲されているので、物語の進み方とかがそれらしい。
夏彦作品の一番の魅力は、独特の文章のリズムだと思っているので、特に会話文に関しては何気ない台詞すらもそれが如実に現れる。なので特に会話文あたりになると「あぁ違うな」と実感するのだけど、まぁ別にそこは別の人が書いているのだからそれがダメだということではなく。
初期の本家っぽい流れなだけに、一層本家新刊が待ち遠しくなる。もし次に新刊が出るとしたら何年ぶりのシリーズ新刊と銘打たれるやら…。
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薔薇十字叢書の中では一番本家からそれず、しっくり来るかもしれないです。その分、本家と比べてしまって、分りやすく馴染みやすいにも関わらず薄味に感じられるかもですが、充分面白かったです。あと、言い回しとか、描写とか文章表現が上手な作家さんだと思いました。他の作品も気になりました。
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京極夏彦公式スピンオフシリーズである薔薇十字叢書の一冊。内容は、二次創作だと思えば耐えられる……かも。
京極堂は妖怪蘊蓄を語らないし、語ったとしてもほんのちょっとで口のはさみ方がわざとらしい。関口くんはうじうじしていてしっかりしろと言いたくなるし、榎さんは傍若無人ぶりがから回っている。登場人物たる彼らを筆者は統制できていない。読んでいる最中、「京極堂はこんなんじゃない」「榎さんはこうじゃない」が何度か頭をよぎった。
構成と京極道の立ち回りは本家に倣おうとしているが、力量不足。圧倒的に闇が足りない。
京極堂シリーズが好きで、新刊が出ないことが耐えられなくて、雰囲気の欠片だけでも味わいたいなら読んでも良いと思うが、あくまで本家が好きなら勧めない。
京極堂シリーズを最後に読んだのはもう十年前か。それだけ長い間新刊が出ていないことに気付かなかった。新刊はいつ出るんですかねー……。
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関口君の弟子、とある時点であまり期待はしていなかったのですが、正直いい意味で裏切られました。予想よりずっと世界観もキャラクターも雰囲気を壊さずいい感じでした。さすがに憑き物落としとまではいきませんでしたが榎さんの傍若無人っぷりも堪能でき、満足です。
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薔薇十字叢書その2。
京極堂の妖怪薀蓄がない分、読み易いけど物足らなくもあり。読者ってのはワガママですな。
主要4人のキャラクターは無理なく映してるし、ちゃんと謎解きになってる。憑き物落としを絡めると、更に別の力量が必要なので、欲張らずに分相応なところで纏めてる感じで好感度高し。
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薔薇十字叢書を初めて読む。もっと軽いかと思ってたら、蘊蓄こそないものの関口や榎さんはイメージ通りで楽しめた。
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映画館に座らされる桟敷童は、座敷童の店版。
弟子に! とやってくるのは迷惑ですが
そんな理由からやってこられるのも迷惑。
しかもうっかり、某探偵に桟敷童に興味をもたれるとか
何してても怪しいのに、よくもまぁ…。
しかもここから~の事件。
掃除少年たる、自分を馬鹿だという少年。
こういう性格かと思ったら…でした。
探偵、関係ない気がします。
とはいえ、話としては面白かったです。
なぜ映画館に若者が増えたのか、とか。
いやでもその趣味はどうかと…しかも掃除少年まで。
一番の謎は、弟子に、とやってきていた彼。
え、そういう落ちはありですか?! でした。
幼少の頃のにらまれ、損としか…。
でもそれなら、他の子供たちも損というか…。
いや、信じられるものがあっただけ、幸せ??
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「ようかい菓子舗─」はオリジナルの主人公を作って成功
していたのだが、この作品はオリジナルの妖怪を作ることで
成功していると言えるだろう。オリジナルの妖怪なので、
実は存在せず憑きもの落としも必要なく蘊蓄も必要としない
というわけだ。ただそれだと百鬼夜行シリーズに必須と言い
たい妖怪成分が足りなくなる恐れがあるのだが、全体的な
雰囲気作りで巧みにカバーしていると思う。上手さを感じる
一冊であった。
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京極堂シリーズのいつもの面々が出てはくるのですが、やはり本家とは違う雰囲気で最初は戸惑いました。榎さんのいつもの破天荒ぶりについつい引き込まれて読了しました。