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野獣死すべし みんなのレビュー

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

ウラのウラはオモテ。

2017/05/06 00:56

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分が知らないだけで、名作はいくらでもあるのですね。
聞き覚えがなかったのですが、とんでもないことです。
大変面白く読みました。

>わたしは一人の男を殺そうとしている。その男の名前も、
>住所も、どんな顔だちかもまるで知らない。だが、きっと
>捜しだしてそいつを殺す……

日記です。冒頭から物語が動きます。
復讐劇なのでしょうか。野獣死すべしですし。

第一部フィリクス・レインの日記とあります。
登場人物欄で推理小説作家と紹介されており、本名は
フランク・ケアンズです。
初日の日記が物語の起点を示しています。

お産のときに妻に死別されたフランク。
生まれたのは、忘れ形見となったマーティなのですが、六才のとき
スピードを出しすぎた車に轢かれてしまったのです。
ひき逃げです。それから半年。
事故のショックから心身を取り戻す途中の、初日の日記なのです。

だから冒頭の一文になってしまったことを、誰も責められるはずが
ありません。フランクは悲しみの淵からゆっくりと体を起こし、
あの日、何が起こったかを一つずつ調べていきます。
疑わしい情報をつかみ、物語は第二部へと突き進んでいきます。

フランクの気持ちは痛いほど分かります。
狂気にかられたさまが、淡々と描写されていきます。
読み切って、余韻にひたります。

罪は罰せられるものであり、与えすぎた罰は新たな罪を
生むのです。それしか方法がないと思い込む不条理のなかに
潜む理不尽のかたまり。
法という仕組みだけでは解決できない心の罪の御し方に、
心を打たれました。出会いに感謝です。

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紙の本

野獣と詩人

2004/04/16 20:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明けの明星 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ニコラス・ブレイクはC・D・ルイスという詩人です。「銃を持つ詩人」などと言われ、かなり活動的な詩人だったようです。ヨットに乗り、詩を書き、たまに推理小説を書く。なかなかかっこいいですね。
構成からすると変化球ですが、内容は本格です。
この本を読む前に、読んでおいたほうがいい本が二つあります。エラリー・クイーン『Yの悲劇』とシェイクスピア『ハムレット』です。妙な組み合わせですね!
ブレイクはあえてハイブラウな文学を書こうとしていません。この小説の文学性は、通俗みを通して、メロドラマチックに表れるものです。ブレイクはこの方法を使って、文学とミステリの垣根を取り払ったのでした。

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紙の本

ニコラス・ブレイクの代表作

2004/08/09 22:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

詩人であるC・D・ルイスがニコラス・ブレイクの名で書いたミステリ4作目で(ちなみにミステリを書いたきっかけは、天井の修理代を稼ごうとしたからだとか)、シリーズ探偵ナイジェル・ストレンジウェイズが活躍する本格ミステリ。ブレイクの代表作に挙げられています。
前半は、息子を轢き殺された探偵作家が、犯人を探し出し復讐を誓う様子が日記の形でつづられています。これが迫力に満ちていて、最愛の一人息子を殺された悲しみと絶望感、復讐を夢見ることでどうにか自分を保っている不安定感、復讐に懸ける意気込みが痛いほどに伝わってきます。
犯人の側から犯行を描いた倒叙ミステリのように見えたものが後半は一転、本格的な犯人探しとなります。ミステリを読み慣れた人なら、途中で犯人を当てることは難しいことではないでしょう。かく言う私も「もしかしたら…」と見当をつけた人物が犯人でした。が、決して底が浅いミステリというわけではありません。犯人の人物像と心の動きが丁寧に書き込まれていて、最後まで興味をそがれることなく読み通すことができました。

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電子書籍

日記形式

2022/10/09 20:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

妻亡き後、一人息子を6歳でひき逃げされた父親の日記形式のミステリーです。古典名作とは、聞いていましたが、読んだのは最近……。たしかに……。意外性といい、斬新な形式といい……。でもこの作家さんは、セシルデイルイスという詩人とか

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