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紙の本
哲学者プラトンの思想を巡る論戦を見ることで20世紀の哲学と政治思想を検証した画期的な一冊です!
2020/03/13 11:33
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、古代の哲学者プラトンの思想を巡る激しい論戦を丁寧に見ていくことで、20世紀の哲学と政治思想の潮流を検証しようという意欲的な作品です。著者によれば、私たち人間は過去の思想を常に正しく理解している訳ではなく、それゆえに自分に都合のよいように解釈しながら、社会を乗り切ってきたと主張されています。第一次大戦後に訪れた民主主義の危機の中で、プラトンの思想はナチス・ドイツにも利用されたことがあるというのがその典型的な例でしょう。同書の内容構成は、「序章 プラトンはファシストだった!?」、「第1部 プラトンの政治的解釈」、「第2部 プラトン批判の砲列」、「第3部 プラトン論争の波紋――20世紀後半の哲学と政治」となっており、なかなか興味深い一冊です!
紙の本
プラトンの呪縛
2016/01/31 20:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
20世紀において、プラトンの「ポリティア(国家)」がどのように解釈されていたのか、政治と哲学の歴史を辿った本。読み応えあり。
紙の本
2001/1/7朝刊
2001/01/10 21:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「二十世紀の哲学と政治」を語るにあたり、政治学者の著者はプラトンを素材に選んだ。今やただ一つの選択肢となった感のある自由民主主義ではあるが、前世紀初頭には、特にナチズムと正面から対決を迫られた。この思想の混乱の中で、プラトンはどのように持ち上げられ、「ファシスト」とまで批判されるようになったのか。新鮮なプラトン像を描き出し、現在の政治思想を考える上でも一級の論考だ。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000
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