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法月綸太郎の功績 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー21件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (4件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
21 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

わたしは、この作品集こそ日本推理作家協会賞を受賞すべきだったのではないか、そう思います。もしかして、都筑道夫を超える?

2005/08/24 20:41

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「法月警視が息子の綸太郎に漏らす五つの不可解な事件。ダイイング・メッセージもあれば都市伝説もある。作家 綸太郎の推理が光る」本格推理小説。
姉夫婦の家で留守番をしていた24歳の女性 足立茜が殺された。固く握り締めた手には、ボールペンが。そして電話の横のメモパッドには、=Yと書いたあとが。はたして、茜は何を伝えたかったのか「イコールYの悲劇」。作家の鹿沼が、自宅の書斎に篭城した。部屋には人影もなく、鍵のかかっていない寝室からは死体が「中国蝸牛の謎」。
世田谷のマンションで起きた大学生刺殺事件。現場には「電気をつけなくて命拾いしたな」というメッセージが「都市伝説パズル」。警察に殺人を犯したと出頭してくる男、しかし事件には犯人が。それが何回も繰り返されて「ABCD包囲網」。自殺すると言って電話してきた女、どうも殺された形跡が。容疑者には鉄壁のアリバイが「縊心伝心」。
三年ぶりの新作だそうです。といってもこの本は文庫ですから、オリジナルの方の話。それにしても、この年代の作家にしては珍しいくらいの遅筆ぶりです。この本、名前は以前から知っていましたが、読むのは今回が初めて。そのきっかけとなったのが、年間の傑作集に採用された「中国蝸牛の謎」です。タイトルからも、私の大好きなエラリー・クイーンの作品を思わせますが、設定の面白さもいいですね。
同じように壮大な謎を仕掛けるのは、島田荘司ですが、法月にはどこか都会のスマートさがあります。文章も大げさぶらないところがいい。とはいっても、謎解きはは精緻。個人的には、先ほど感心したとあげた「中国蝸牛の謎」が好きですが、随所にクイーンについての都筑道夫の文章が挿入された「イコールYの悲劇」の悲劇は、もう一度落ち着いて読み直したい気にさせられます。
また電気のコンセントを巧に扱った「縊心伝心」も、読み終わって「うまいなあ」と思いました。それは5編に共通して言えることでもあります。こういう作風であれば、寡作になるのも仕方がないなあと納得。あとがきに、新しい作家たちが輩出している昨今、なかなか淘汰されていかない自分を不思議に思いながら「いや、実際はとっくに淘汰されているのかもしれないが、それでもこうやって本が出してもらえるだけで、ありがたいと思う。こういうのを、既得権益にしがみつく守旧派、というのだろうか?」というのには、笑いました。
創作メモみたいなものは先輩である都筑道夫や佐野洋を思わせます。御二方とも、本格派の巨匠であるだけでなく評論にも切れを見せ、推理小説論で議論を戦わせたのは有名なおはなし。でも、苦労話は、すこし大げさ。作品のレベルはオーソドックスではありますが、極めて高いもの。再読しても、充分楽しめる作品集です。

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希少な、収録作すべてが傑作の推理短編集

2021/12/30 21:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る

名探偵法月綸太郎シリーズの第三短編集。
推理小説の傑作短編は数あれど、収録作すべてが傑作の短編集となると(アンソロジーやベストセレクション的なものを除くと)ほんの一握り。本書は、その希少な例外です。
=Yという奇妙なダイイングメッセージの謎を解く「イコールYの悲劇」や、無関係の事件の犯人だと言って自首してくる男の謎から始まる「ABCD包囲網」、そして推理作家協会賞を受賞し、英訳されてEQにも掲載された大傑作「都市伝説パズル」。他の二編も含め、すべてミステリー好きなら読み逃せない名作ばかりです。

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いいと思います

2022/10/06 07:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どら - この投稿者のレビュー一覧を見る

「イコールYの悲劇」と「都市伝説パズル」がとても面白かった
どちらも答えを読んで「なるほど!」と思ったし、不気味な終わり方もよかった
あとはまあまあ 「中国蝸牛の謎」は想像力のない私にはよくわかりませんでした…

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2006/09/15 15:54

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2009/06/30 23:42

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2010/07/29 14:28

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2010/12/06 08:14

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2008/11/10 12:56

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2011/10/01 16:19

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2012/02/20 17:08

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2012/06/21 22:32

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2013/07/12 18:11

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2013/10/17 21:26

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2013/12/22 00:17

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2015/01/05 23:38

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