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物語の背景把握と、キャラが走り出すまでに時間がかかったが、中盤にあかされるアンシラリーの決意からどんどんおもしろくなる。映画ロボコップ3部作に忠臣蔵を足してちょっと「新しい太陽の書シリーズ」っぽい雰囲気を隠し味に、支配と被支配、人間とAIがからみあうストレートなSF。3部作らしいけど、これはいちおう最後までつきあいたい。これを原作にSWの新3部作とかやってくれりゃいいのに…とか思ったり思わなかったりw
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なんかいっぱい賞をとったSF作品。
他のもそうだが、最近そういう評判の本を読んで、まず面白いと思ったことがない。
もう、SFファンは名乗れないのかもしれない。
ストーリーは大したことないような気がするのだが、とにかく読みづらく、名前も覚えづらくなんども見返したり。
漸く乗ってきたら残りは数十ページだった。
三部作の一部なんだってね。もう良いわ。
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訳者のあとがきにも書かれてますが、登場人物の性別がはっきりしません。
無論作品の設定上、という理由があるので致し方ないのですが、読みにくいことは間違いないです。
(最初は訳者が下手なのかと思いました(笑))
設定の斬新さも大切ですが、エンターテイメントとして見るならば、この試みは失敗に終わったのではないでしょうか。
そして、それ以外の部分(主にストーリーや情景描写的なもの)で言えば、あまり巧みな印象は持ちませんでした。
SF賞七冠の煽りにだまされた(泣)
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アメリカの作家アン・レッキー 2013年発表の小説。デビュー長編にして英米のSF文学賞7冠、受賞数で「ニューロマンサー」超えたということですが、「ニューロマンサー」のような革新的な作品ではなく、宇宙を舞台にしたわりとオーソドックスなSF作品。。
元巨大戦艦のAIで今は一個の人間の姿になっているブレクが主人公。わけあって辺境の星を流離っています。かつては戦艦であると同時に人間を元に作られた数多の「属躰」を操る無敵の存在であったのが、なぜ一個の「属躰」だけの存在になってしまったのか、過去と現在を交互に語りながらブレクの旅の物語りが描かれて行きます。
強大な帝国の専制君主、多数の分身を持つ皇帝への叛逆の物語り。
物語りもとても面白いのですが、一風変わっているのが、この帝国では男女を区別する言葉が無く、登場人物が全て「彼女」と表現される所です。男女の別が無いのではなく、恋愛やセックスもあからさまにではありませんが描かれているのですが、登場人物が男なのか女なのかが良くわからず、恋愛も異性愛なのか同性愛なのかが良くわからない・・・その辺りのジェンダーフリーな曖昧な感じに最初とまどうものの、読み進めるうちに不思議に心地良く感じられてきます。
ラストがちょっとピリッとしない感もありますが、でもとても面白い作品です。
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ニューロマンサーとかとはまた違った読みづらさ。
前半で「銃」というマクガフィンが提示されるのだけど、しばらくほったらかしで、後半になって急に主人公自身(の歌)も実はマクガフィンだったことがわかる。(バルカン超特急!!)
主題としては集団人格だったのにひとりになってしまった主人公と、ひとりだったのに分裂してしまった皇帝の対比がメイン。
スペオペ系ではあるけどキャラ萌え要素も強いので意外と映画化もアリなのでは。
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スペースオペラになるのかな?ラドチという専制国家が宇宙の殆どを支配し皇帝が独裁的権限を持っているが、主人公がたった一人で叛逆に挑む。主人公ブレクは元は航空母艦「トーレンの正義」のAIであり、アナーンダの分裂により母艦を失い端末部分である「属躰」1体だけが生き残り復讐を誓う。
設定は凝ってる。面白い。スターウォーズのような派手なドンパチは全く無いが、ストーリーで読ませる。クライマックスは一応宇宙船外の撃ち合いなんだが、光線銃が出てくるだけでもなく、いわばこじんまりした闘いだ。それでもこれだけ読ませるのだから凄い。
この小説の為だけの造語が多くて慣れるまでは戸惑う。ご丁寧に末尾に用語辞典まで付いてる。半分も過ぎるとやっと馴染んでくる。
設定自体が全くの創造だから話をスムーズに流すだけでも大変だと思う。ともすれば設定負けになってしまうハードSFも多い中、破綻もせずに綺麗に纏まっているな、とは思う。最後は綺麗に纏まり過ぎたかな?とも思うが。
バチガルビを凌ぐ7冠!だそうだ。ねじまき少女も大概面白かったけどね。
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単純に面白かった。
世界観を受け入れるのに少し時間がかかるが、納得できれば一気に面白くなった。
三部作らしいので続きが楽しみである。二作目が出る前にもう一度読み直そう。できれば、原書に挑戦してみたい。翻訳とは違った理解ができそうな気がする。
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人工頭脳が復讐するというちょっと奇抜な設定と「7冠獲得」に期待して読んだのですが、とにかく話のテンポが遅すぎてイライラさせられました。何よりもSOWが感じられないのが残念。特殊用語が何の説明もなく使われるので、巻末の用語解説は必読です。3部作シリーズだそうですけど、続きはないかな。
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なかなか難解で苦労して読み終わりました。
登場人物の性別がわからない、
まあ、でも最後は読み応えがありました。
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自分の本体を失い多くの自分の分躰の一つになった男の復讐の物語。何千年と生きた戦艦の人工頭脳の中で出会った敬愛する副官。陰謀により無実の罪を皇帝に着せられ、自身の手で殺さなければならなかったオーン副官の敵討ちの旅路。帝国が抱える腐敗の中で、分裂した皇帝自身の人格。真の敵は誰なのか、本格SFで面白い。
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1000年を超す月日を重ねる主人公が語り手のSF。
どう説明していいのかわからない。
私たちの生きる今からかけ離れた文化と認識を当たり前のように語られる。時系列も個もゆらぐ主人公の正体が分からない。主人公の性別も人格も不明で、ただ歌が好きだということはわかる。
何をする物語なのか、どういう社会なのかもわからないまま、不思議な世界にどんどん引き込まれていく。
この本は「わけのわからなさ」がOKかどうかで楽しめるかどうかが分かれる気がする。私も最初はよくわからなかった。でも大丈夫、わからないまま読んでいくといい。そしてそんな読者のために、何もわからないセイヴァーデンがいるという安心設計。彼女の去就を見守ればいいのだと思う。
そして続編出てるのか! バカ!読むしかないじゃないってなる。
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主要SF賞を総なめということで手にとった。世界観は感じ取れたが、スペースオペラ?の期待があったので、個人的には盛り上がらなかった。三部作の第一作ということなので、これからだろうとは感じるが。「艦船の属体」「ジェンダーの区別なし」など設定に面白さは見て取れるが、物語としてはいってこない…とりあえず、二作目も読んでみるか。
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7冠受賞!なのに、がっかり。話の進みが遅い。同じ人を指すのに彼・彼女が逆転し読者は戸惑う。取り扱うテーマも斬新さはなく内乱・暴走の狭い範囲に感じる等々。あまりの残念さにワクワクする展開を欲して「巨人たちの星シリーズ」を再読したくなった。
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本格宇宙SF‥‥という言葉に惹かれて。戦艦のAIが人を生体兵器としてそれぞれの脳とシンクロ?している設定に、理解できるかという一抹の不安があったけれど、そう言うもんだと思って読めばそれほどの違和感もなく読めた。ひとり生き残った生体兵器。何千人分の世界からたった一人の世界になってしまったAIは不安定で、理由付けのできない人間のような行動を取るかと思えば理屈で押し通す行動もする。そこが面白いのかも。
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陰謀で破壊された戦艦のAIが仮のボディで復讐を目指す!登場人物の性別や、登場する船や武器などの形に関する描写がほとんど無いので、想像力に乏しい自分としては恐ろしく読みにくい。巻末の用語解説を読んでから挑んでも、半分理解するのがやっとだった。ただ、手探りで読み進める感じは嫌いではない。