紙の本
石丸は誰?
2013/07/24 15:39
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投稿者:runningman - この投稿者のレビュー一覧を見る
少しストーリー展開に無理があるような…それにしても石丸は謎すぎる…次作に期待!
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前作から数か月後、島汐路はさらなる過去からの罠を予感して故郷での探索を続けていた、そんな中汐路は元軍人の老人と引き合わされる。
プロローグにさまざまなエピソードが断片的にはさまれて次が気になってしまう展開です。さらに驚きなのは汐路が現代の時間軸で調査するのと並行して、勝海舟の若い時代の話が同時並行で進んでいくこと。この二つがどう結び付くのかとても楽しみにしながら読んでいきました。
ただ導入部は引き込まれるものもそれぞれの事件のつながりが分かりにくく、勝海舟というビックゲストが出てきた割にそこでの謎解きも正直なところあまり大したものではないかなあ、と思ってしまいました。
汐路が調査をする現代のパートの犯人の動機もイマイチ分からなかった。前作は「歪み」の原因となる罠がはっきりしていただけに恐ろしさも感じたのですが、今作は罠というよりもそれぞれの人の問題じゃないか、とも思ったり…
あとがきによるとこの『長い腕』は三部作になるそうです。個人的には毎回事件に介入してくる石丸さんが気になって仕方ないので、そのあたりの説明も入れてくれる作品を期待しています!
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前作の「長い腕」の勢いで読んだが、働かない頭で読んだにせよ
苦痛であった。何故かというと、ホラーを謳っているわりには
全く怖くないのである。それと脈絡がありそうで無い、現代と
幕末とが交互する進行スタイルにも難ありかと。
きょくたんに言えば、省いても良かったのではないかと。
三部作となるようですが、多分もう読まないでしょう。
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「長い腕」の続刊。1巻のラストで消化不良気味だったので続刊を見つけて即買。やはり「敬次郎」の呪いは終わっていなかった!個人的には前作よりもホラー色が濃くなっているように感じる。ただ今回は主人公に絡む人物が増えたことで、前作からのメンバーが登場するシーンが少なく残念。今回のラストも次巻へ続く可能性を示唆しているので、今から非常に楽しみ。
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川崎草志待望の新作にして、長い腕の続編。
じわじわと真綿で締め付けるかのような感じがたまらない。
ただ前作より最後の爆発力がなかったかなあ。
だがしかし面白い。
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本屋で思わず声をあげてしまった。
「長い腕」以来全く音沙汰のなかった川崎草志の新作、しかも長い腕の続編が出ているではないか!
江戸時代、若き日の勝海舟の物語と並行して進んでいくので、汐路達の物語が全体の半分程度しかなかったのはちょっと残念だったが、前作のメ登場人物達が元気に動き回っていたのは嬉しかったし、クライマックスの怒濤の展開にも引き込まれたし、十分に楽しめた。
3部作、ということなので、今から最終巻が楽しみです。
忘れた頃に出る、という事がなければいいのだけれど。
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登場人物や展開も広がり、最後に一気に収束するストーリー。時代を超えた設定等、発想や話の進め方は前作同様、作者の新人作家とは思えない力量を感じました。前作の方が怖かったですが。次回作も応援していきます。
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一作目をけっこう気にいっていたので、こっちも迷わず購入した。
現代と過去の話をいったりきたりという構成。
もうちょっと現代側のページが多ければよかったけど
なかなか楽しく読めた。
ラストの緊迫感は一作目の方が強かったので
ちょっと物足りなさはあったものの、概ね満足。
出番は少なかったけど相変わらずの石丸と源田コンビが好きだ。
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前作は、気の遠くなるような年月をかけた深い呪いに寒気がしたが今回は表向き、怖くない。二つの時代をリンクさせて読み進めるスタイルのせいかも。でも何か忘れてる気がする。何処かに次回作の伏線が引いてあったんじゃないのか。石丸の行動もなんか怖いゾ。
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元セガ勤務だった方の小説二作目。前作の「長い腕」はゲーム会社に勤務している人が主人公、という理由で手に取った訳ですが、前作は本筋のミステリ部分よりどうしても職場描写が気になってしまい、そっちの記憶の方が強かったりします。
それもあってか、前作におけるミステリパートの純然たる続編の本作では、なかなか前作の記憶を引き起こすことが出来ずに、感情移入することが難しく感じられました。加えて、現代パートと江戸時代パートを行き来する展開が、いっそう本作の本筋が何なのかを分かりづらくさせてくれる印象が…
とはいえ、序盤を少々過ぎたあたりで前作の記憶補完が完了し「で、どうなる?」と興味津々モードに入りつつも、なかなか話は大きな展開を見せない。クライマックスまでは「眠れないほどじゃないけど、なんかこの後の展開が気になる…」な精神テンションのまま、話は続いて行きます。
しかし、クライマックスからは本当に急転直下な展開。現代パート、過去パートともに真相があらわになっていきます。ただ、その内容自体は悪くないけど、やはり後半に物語の“比重”が集中しすぎてしまっているところがアンバランスな気がします。
そして…前作同様、石丸D最強過ぎ。もうね、この人ゲーム会社のディレクターやってる場合じゃないよ、っていう天才振りですわ。前作も同じような印象受けましたが、政界牛耳って日本をいい感じにしてくれよ、ってくらいの有能振りを見せつけてくれました。
作者の、人としての理想像が、この人に反映されてるんでしょうかね。
そして…最後の最後で、実は本シリーズが三部作であったことが明らかに… なんだかんだで続編気になるんで、早々に出してほしいところであります。本作発表が前作発表から10年以上近く経っているので、次はもっと早いペースで発表してくることキボンヌであります。
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長い腕の続編。3部作の第2作目。
前作長い腕と展開が似ていて物足りない感じでした。
ただ江戸時代と現代の似た事件が交互に展開していく描写は面白かったです。
かごめは確かに子供のころいつの間にか知っていたけど、かごめ遊びはやってなかったなあと思いだしました。
かごめの歌の歌詞の謎の解明も豆知識的な要素もあり興味深かったです。
この本のトリックスター的立ち位置の石丸は今回もかなり超人的な面をみせていたので生い立ち等が気になります。
江戸時代の時もちらっと石丸の名前が出てきたのが気になったのですが、
結局それには触れられず終わったので3部作の最後は石丸の過去話になりそうで楽しみです。
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前作のゲーム会社のお話しや、今作のかごめ唄など専門的な部分もありますが、とても読みやすく楽しむ事が出来ました。
ただ、前作同様終わりが駆け足気味です。
物語の創りは丁寧だと思うのですが、人物描写に物足りなさを感じさせます……。
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前作は読んだのだがあまり覚えていないが、なかなか面白い!
横溝正史っぽいのがいい。
三部作らしいので次作も楽しみだが、このペースだと何年後にでるのか。。。
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歴史と絡まり、興味深く読めた。かごめの唄に、込められた怨念。石丸さんの実態は?爽やかカップルの展開。3巻にも期待大。
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「長い腕」の続編。そしてこの物語はまだ完全には終わっていないようです。次回で完結?
見立て殺人かと期待したのだけれど、違ったなあ。しかし別の意味での「呪い」が込められた唄と、新たに起こる事件。過去から連綿と続く「呪い」は健在。ううむ、こういうものがどこに潜んでいるかわからないってのはなかなか恐ろしいぞ。