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ドレミの仕組みについて詳しく知ることができます
2015/10/25 03:18
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投稿者:音楽好きなロブスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は音楽が大好きです。 普段から何気なく楽しんでいる音楽ですが、どうして音階はドレミファソラシドなんだろうと考えたことありませんか? これはなんて美しいハーモニーなんだろうと思ったことありますよね? その音階や音律の成り立ちや仕組みについて詳しく知ることができます。 かなり詳しく書かれていてすごく満足できました。 ドレミを理解したら、細かいことは忘れて純粋に音楽を楽しみましょう!
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本書でようやく音律と音階の重要さがわかりました。音の学びで、私はおもしろかったです。数学がでてくる、というと言い過ぎですが、周波数の比を数式でも表しているので、数字がでてきたところで読むのをあきらめてしまうかもしれません。
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ブルーバックスは底が浅いのが多くて敬遠しているのだけれど、これは判りやすくまとまっていると思う。それに何よりもウェブ上にある著者自身による正誤表が著者の人柄を感じさせる。
そもそもは物理学で粒子の加速をしているような人だ。確かに周波数というひと言で共通点がある。その上、ジャズが好きなのがこういう本を産む結果になった訳だ。
昔からジャズを聴きつつ、理論なんてどうでもいいじゃないと思っていた。こういう本があったらそんなこときっと思わなかっただろう。周波数という理屈で音律、音階、和音と考えていくと、そこに理由があり、ジャズの展開が判ってくる。もちろん新書一冊で判るほど世界は簡単ではないが、周波数で考えれば腑に落ちる話ばかりだった。
そしてドレミは様々な探求の結果のひとつの妥協の産物であることがわかる。物理から離れ、電子音楽を極めることができる今、きっと新しい和音と展開を模索している人々が現れているに違いない。小方さんの知識もそこで活きるかもしれない。
新書にしては珍しくポジティブな印象。
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音階の音の作り方を数学的に説明した本。
面白い、面白いんですけど、私の頭では手元にメモと筆記用具を用意して書きながらでないと理解できないところが苦労しました。
無いはずの音が脳で聴こえる、というくだりは『絶対音感』という本にも記述がありましたが、もっと詳細です。
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数式などに頼りがちな音律の説明を図などを用いることで回避し直感的にわかりやすくしている.
実際に聞いてみないと音律の違いなどわからないが, (そもそも聞いて分かるかどうかもよくわからない)歴史をたどってみると面白かった.
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へえええ〜〜!な本でした。
なんか楽器を演奏したくなってしまう。
小さい頃ピアノ習ってたけど、そんなことは考えもしませんでした…てなことばかりでした。
基本なんだけど、知らない、てことが多いよなあ。
面白いです。
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2007/10/2 Amazonにて購入。2007/10/30~10/31。子供が産まれたことによる神戸ー山形間の移動中に読了。音律、音階の話はなかなか難しいが、この本は極力数式などを出さないようにして説明している。が、やはり難しい。
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音楽は芸術の中でも不思議だと思う。同じ芸術の美術と比べてみるとよくわかる。絵画は目に見えるものの写生から始まった。抽象的な美術はずっと歴史を下らなければ出現しない。しかし音楽は音の時間変化により喜怒哀楽といった感情に訴える。音楽でも起源の一つに言語に抑揚を付けた「歌」がある。ほかにもトーキング、ドラム、楽器などがある。それ以外にも虫の声や鳥のさえずりなどもある。
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はじめ24ページまでは大感動。
その後・・・言葉が右から左へスルースルー。
文系でもないけど、私は絶対理系(特に工学)脳じゃないんだわ・・・と思わされた一冊・・・。
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音楽やってる人には知っていることかもしれないが、私のようなただ聞くのが好きくらいの凡人にはコードの進行とか基本的なことが内容濃く書かれていてよかった。ピタゴラスって三平方の定理といい、長さが好きなのね。
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音楽知識を軽く学んでみようと手に取った本。
そもそもの音楽知識がほとんどないところからの出発なので、細かい情報や知識は実感/理解ができませんでしたが、ぼんやりと「あぁ、心地よい音楽というものにはこんな仕組みがあったのか」と分かりました。いつか、もう一度読み直してみたい。
ドレミ…という音が、ピタゴラスの時代に1本の弦を3/2の長さにしたときに「きれいに2つの音が響く」(ド(C)に対するソ(G))であることから導きだされ、その後いろいろな修正を経て、今の平均律になったという話にはじまり、和音の仕組み、転調、コード進行の科学を、かなり細かい数字のデータから説明してくれている。
数字のデータは読み飛ばしてしまったし、いろいろな言葉も覚えられなかったけれど、音を心地よく感じる裏側にある仕組みのとっかかりが分かりました。
これから少しずつ「実感」していけるように音楽の勉強をしていきたいと思いました。
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私には難しすぎた・・・。第3章あたりから怪しくなり、第5章あたりまでいくとさっぱり・・・。
やっぱジャケ買いは良くないと痛感した。でも、コード進行のあたりとトニック、ドミナント、サブドミナントのあたりはもう少し理解すれば面白そう。
自分が好きな音楽とかにあてはめて分析すると、自分の好みの傾向が浮き彫りになりそう。
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なかなか他の本では得られない音楽と科学の関係が分かりやすく書かれた本です。特に理科系の方にはオススメ。
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「ドレミはどのようにして生まれたのか」
音楽は不思議だ。本当に不思議だ。その不思議な音楽をゆっくり解明していこう。
第1章:楽器にドレミを視る、ドレミに触れる
第2章:ドレミはピタゴラスから始まった
第3章:永久に閉じない環をめぐって
第4章:なぜドレミが好き?
第5章:起立、礼のハーモニー
第6章:民族音楽に理屈をつければ
第7章:打楽器が作る音律
第8章:音律の冒険
そもそもドレミとピタゴラスの関係性が一番の驚きです。ジャズ、ロック、ポップス、クラシック、歌謡曲などあらゆる音楽に使われているドレミ・・・は素数2,3を使ってまずピタゴラスが決めた・・・らしいです。こんな歴史背景があったとは全く知らずで驚きw
私はちょっとした調べ物でこの本を手にしましたけど、こういう種類の本の面白さを理解するにはまだまだ修行が足りないようです。分からないものを知る楽しさもあるけれど、やっぱり音楽系の本は音楽が出来たらもっと面白く感じれるだろうと・・・。
やっぱりやってみたいです、音楽。でも一番はタップがしてみたい。
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「科学をあなたのポケットに」でおなじみの講談社ブルーバックス。科学少年?だった私は,高校のころいろいろと読んで,クーポン集めてブックカバーをもらった覚えがある。最近もちょいちょい読む。横書のものが多く,縦長の新書としては若干違和感もあるが,数式もでてくるんだしまあしかたがない。
今度読んだのは音楽に関する本。二十代前半まではJPOPをよく聴いたものだが,就職したころから,クラシックを聴くようになった。もっとも今は小さいのが家にいるので,だいぶ遠のいていて,車に常備のCDも童謡ばっかりです。
音は空気の振動,音の高さの違いは周波数の違い,というのは常識。周波数は連続的,稠密に並んでいるから,音の高さは無限に細かく分けられるはず。それなのに音楽につかわれる音は,オクターブに半音が十二という不連続なもの。このことについては長い間不思議に思っていた。この本はそんな疑問に明快に答えてくれる。
その説明の要約を試みる。まず,周波数が二倍異なる二音は,非常に良く調和して,聴いて心地よい。これが一オクターブの差。そのほか,周波数が三倍でも,調和する。このよく調和する二倍と三倍を組み合わせ,3/2倍の周波数比とすると,これが完全五度の差。ドを基準にすれば,五度上がソ,五度下がファとなり,オクターブに三音が得られる。さらに,その間を埋める音を,今度はソとファから比3/2をつかったり,元のドから比5/4を使ったりして,調和するよう作ることを繰り返してゆく。すると,だいたいオクターブに十二音得られたところで,端数がわずか残る。この端数を無視したのが基本の音律。ピタゴラス音律や,純正律などがあり,いま広く行われている平均律よりも響きがよい。ただし,端数のせいで,特に鍵盤楽器で転調に対応することが事実上不可能になる。
この端数をなくすべく,オクターブを対数的に十二に等分割したものが,平均律。今の音楽はほぼこれに基づく。転調が楽なかわり,ドとソが厳密に周波数比3/2にならない等,オクターブ内の異なる二音の周波数比がきれいな整数比にならず,響きはどうしても劣ってしまう。でも整数比からそれほどずれるわけでもないので,十分使用に耐える。わずかな音の濁りよりも,転調容易という点が圧倒的なメリットだったため,十八世紀以降急速に普及したというわけ。
…多分この説明ではよくわからないでしょうね。興味をもったかた,実際にこの本を開いてみてください。図をつかった説明をみれば,すっきりするはず。
コードや民族音楽の音階にも触れていて,楽器により異なる周波数特性が音律と密接に関わる点も興味深く読んだ。十二音平均律は,整数倍の高調波が万遍なく出る管楽器・絃楽器中心の西洋音楽ならではの音律だった。ほかに,純正律をとことん追究する動き,十二音でない十七音平均律や五十三音平均律の試みなど,非常にマニアックな話まで載せている。