紙の本
王と王妃
2020/12/29 13:15
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
王や王妃の肖像画を見ながら楽しく読んでいるうちにいつのまにか歴史好きになります。スペインのマリア・ルイサ王妃も初めて知りましたが、絵もエピソードも強烈。面白いです。
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に怖い絵を購入し良かったのでここちらも購入しました。
ヨーロッパの王と王妃について絵画と写真で詳しく書かれているのでいろいろと知ることが出来て勉強になりました。
残酷な王と悲しみの王妃は1もあるみたいなのでそちらも読んでみたいと思います。
紙の本
中には悲しくもない人も
2017/02/14 19:59
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
スペイン王妃マリア・ルイーサの周囲ようにほとんど醜悪な喜劇でしかない存在もいますね。たぶん悲しくもなんともなくて不満ばっかりだっただろうとは思うけど。マリー・アントワネットと比較すると苦笑いしか浮かんでこなかった(笑)
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王族とはいえ一人の人間
2015/11/15 16:59
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
残酷な王と悲しみの王妃シリーズの第2段
政略結婚で、ヨーロッパの王室はほとんどの国が姻戚関係を結んでいる。日本に住む私たちにはほぼ理解できない。たとえていうなら、日本の天皇陛下が中国語を話すようなもの、皇后陛下がタイ語を話すとかか?ますます理解不能だ。
このヨーロッパの王室をルートヴィっヒ二世、アレクサンドル3世妃マリア、カルロス4世などを主人公として語る。
王族である以上、庶民には計り知れない贅沢な生活や祭りごとへのプレッシャーがあろう。しかし、本書はそのあたりはさらりと描き、王族という「家族」の問題に焦点が当てられている。感想は「王族とはいえ一人の人間」なのだというところか。
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登録:2015/10/26
ブクログお知らせメールより。
たいへん楽しみ。
読了:2015/11/21
読み始めたその日に深夜までかかって読みきってしまった。
相変わらず読ませる筆力。
マリー・アントワネット、スペイン王妃マリア・ルイサ、デンマーク王妃カロリーネ・マティルデ、3人が同時代人とは…。
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1,ルートヴィヒ2世
2,アレクサンドル3世妃マリア
3,カルロス4世
4.カロリーネ・マティルデ
それにしても思うのは,現在の庶民でよかったということ.
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ゴヤのカルロス四世家族像、作家ゴーティエの「富くじに当たったパン屋の一家のようだ」との批評がすげぇ。たしかに王妃マリア・ルイサが蛙のおばさんにしか見えない。
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中野京子さんの本に、もっと若いときに出逢っていたら人生が変わってたかもって思う。高校時代だったら絶対世界史選択してただろうし、大学時代だったらヨーロッパ旅行は全然違ったものになってただろう。
ノイシュヴァンシュタイン城とか、その時は知らなかったから感慨も全く違ってたよ‼️
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1が無かったので2を図書館で借り読みました、時代背景も分かりやすく、名前がややこしくて覚えられないけど、
王家の哀しさ 儚さが伝わってきて興味深い本でした、次は1 読みます!
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近親婚、政略婚、とにかく溜息の連続。1巻でも感じたが、もう少し図版が大きいといいのにな、というものが何点か。ゴヤの絵を見に行きたくなる。
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今回も大変楽しく?読むことが出来た。
ルートヴィヒ二世、アレクサンドル三世妃マリア、カルロス四世、カロリーネ・マティルデの4人。
ルートヴィヒ二世とオーストリア皇后エリザベートの共通性は面白かった。二人とも若い頃は大変に美しい容姿をしており、そのために多大な期待を背負ったようだ。美しすぎると自意識過剰になって、精神を病むのか?プライドの高さと相反するような自信のなさと傲慢さ。私には理解しがたいが、理解するために必要な美しい容姿も持たないので、理解するのは不可能だろう。周囲の人々のほうが迷惑極まりないように思える。ルートヴィヒ二世は女性を愛せなかったことも不運だったと思う。
アレクサンドル三世妃マリアは複雑な気持ちになる。もし彼女が庶民のお母さんだった非常に良妻賢母で非の打ち所がない母だと思えるだろう。けれども、これが国王のお母さんだったなら困ったことになることもある、と気づかされた。舅姑とも仲良くし、努力家で周囲に溶け込む努力をし、家庭の中で太陽であり続けた。結果として息子は皆マザコンとは…。家庭的良妻賢母は王の母には良くない?そして結婚では母の言うことを聞かなかった、それが王朝の滅亡の一因になる。これもエリザベートとの類似性を指摘される。
カルロス四世、スペイン史上最悪の王妃の夫。ここまで王に不向きな人も珍しいというか、これも周囲が大変なパターンか、それとも口出ししないから楽なのか。マリーアントワネットとルイ16世夫婦と対比されていたが、カルロス四世とマリア・ルイサでは「ベルサイユのばら」のスペインバージョンは描けないように思う。スペインのマホ、マハ、スタイルの流行は日本の国風文化みたいなものか。
カロリーネ・マティルデ。愛人と密通して追放となると、ゾフィー・ドロテアと同じ運命か、と思ったが、ジョージ三世の取りなしのおかげで、降嫁先デンマークから離れることが出来た。しかし、23歳で死去。ずっと幽閉されるよりはいいのか、どうなのだろう。彼女の場合、愛人と密通しても夫から激高されたわけではないようだ。王妃という立場は本当に危ういものだなあと思う。夫の性質に左右されるのはもちろん、国の政情、周囲の人間達の野心なども関係してくる。
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中野京子さんのご本はどれも面白いが、
この巻ではここ数年宝塚で上演された作品に登場するマリア・フョードロヴナやストルーエンセの話が載っており、ヅカヲタ的にはより楽しめた。
マリア・フョードロヴナの姉がイギリス王室に嫁いでいたことは初耳だった。つくづくヨーロッパの婚姻関係は入り組んでいる…