紙の本
世界を相手に仕事をしていくためのヒント
2009/05/27 00:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
「自分をグローバル化する」とは何とも不思議な言い回しだ。多分、グローバル化するビジネスの世界で成功するための仕事術を言い換えたのだろう。グローバリゼーションが進んで世界市場を相手にビジネスをするために世界標準のルールや心構えを知ることは大切だ。
著者はシリコンバレー在住30年のIT関連ビジネスの経営者。各章が「××のルール」となっているように著者がこれまでの経験から見つけた成功のための計20個のルールを説いている。ルールというと少し違和感を感じるのだが、法則・流儀とでも言い換えてもよいかも知れない。自己実現のために自分を戒めたり、よい習慣を身に付けるためのルールと考えればよい。自分の中にしっかりした判断基準を持つためにもこれらのルールは役立つだろう。
シリコンバレー・スタイルが世界標準かどうかは私には分からないが、世界には多様な文化的背景を持つ人がいて、多様な考え方を持っていることを知っておくことは基本であり、交渉ごとをうまく進めるためには互いを理解しようと努め、認め合おうとすることが第一歩である。
本書には「押し付け」がよくないという記述があったが、確かに「日本流」を押し付けるのはよくない面もあるかも知れない。しかし日本流も決して悪いことばかりではないのではないのだろうか?何でもかんでも世界標準がいいとも限らない。良いものは良いと日本人も主張して、世界に説明して理解してもらうよう努力すればいいのだ。それが著者もいう多様化社会(世界)なのだから。
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自分スタイルの確立、あいまいさの排除、シングルタスクなど、
海外で働く上で日本人に欠けている部分を指摘していて、なるほどなと思った。
ただ、日本で所謂グローバル企業と仕事をし、その後自分自身海外で働いてみて、
感じたこととはずいぶんかけ離れた内容だった。
もちろん、自己主張やネットワーク、ユーモアも大事だが、それってグローバルな観点の話だろうか。
確かに、アメリカではそうだ。米系企業はそろって上記に一致している。
でも、その他の国は必ずしもそうではない。
アメリカ式経済、金融が崩壊していく中で、他人を押しのけて自分だけもうかればいいという視点で
果たして生き残れるか。その一点だけ疑問を抱いた。
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■仕事術
?世界標準のコミュニケーションは自己主張から始まる。自己主張とは自分の言い分を相手に押し付けるものではなく、お互いのアイデンティティを知るためのプロトコルである。
?対等姿勢ルールに基づいているアメリカ人と、肩書きや立場による上下関係を重んじる日本人では礼儀に対する感覚が違う。
?多層化社会では、互いの考えや話し合いの結果を、テキスト化し、客観的にかつ論理的な共通ベースを確立して物事の判断や実行に移すことが必要不可欠。
?3回くらい即断即決をすると驚くほど人生が変わる。旗から見れば、すごい人だ。何でこんなことができたのですかと驚くような人は、とりあえずやってみた人が多い。
?一人ひとり自分自身で考えた戦略を持つことが、日本でも基本ルールとなっていく。
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自己主張が仕事をする上でも重要な基盤となる。このルールには相手の主張を聞くことも含まれることを理解することが重要。多様化社会では、互いの考えや話し合いの結果をテキスト化し、客観的かつ論理的な共通ベースを確立して物事の判断や実行に移すことが必要不可欠。テキスト化することであやふやな部分が表面化し、考え方や戦略などがより完全なものとなって、判断や実行のための重要なベースとなる。自分自身の倫理観に根ざした判断基準を持つのが罪文化。罪文化にもとづけば、自分が正しいと思うことは、ほかの人がどう思おうとやって構わない。自分が正しいかと思うかどうかではなく、周囲の人がどう思うかによって物事の是非を判断するのが恥文化。恥になることはやらないけど、恥にならないならやってもいいという文化。自立志向が高い社会ほど、罪文化を基準に自分自身で判断することが必要。多様化社会の組織では、個人個人がそれぞれの考えを述べた上で、最後はリーダや責任者が物事をきめ、一旦決まったらそれに従うという考え方が重要。自分の直感を信次で即断即決することと正しいことが多い。戦略とは回りにながされないことです。日本でも一人一人が戦略をもたなければならない時代にがきている。
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グローバルビジネス アメリカ流の仕事術と
日本的な仕事の進め方とを対比し
アメリカ的 グローバル的な仕事術の中で
ポイントをピックアップして 本が書かれていた
これからは社会が多様化してくるのは必然
また 世界的な活動は 他の文化圏との人達との接触が増える
その上で
なんとなく分かる という日本的な発想では
コミュニケーションがとれないことが起きてくる
自分の主張をはっきりさせる
はっきりと伝えた上で 相手の主張をきき 相手を尊重することが
自立と共存の基本となる
また多様化は
より一層 個人の責任が大きくなる
個人 自分を向上し続けること
そういった意識 環境に身を置くことが大切である。
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グローバル化すること=外資系で働く、英語で仕事する
のようなことではなく、
どこでも活躍できる気構え、スキルを身につけること
と理解しています。
いつかグローバルに活躍したいものです。
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アメリカにきて1年2ヶ月。自分はグローバル化されてるだろうか。たぶん本当の意味ではされてない。この本に共感できることは多々ある。アメリカでは当然、の話も多く納得できる。頭ではわかるがそこに染まりきらないのは、「いずれに日本に戻る」という事実があるから。いいものだけ吸収して帰りたい。
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◎多様化社会では、とりあえずアクションいて体感してみること、つまり即断即決することが基本ルール。
◎選択肢や情報量の多い多様化社会では、直感を大切にして即決して一歩前に進み自分の選択を体感することで正しい判断が可能となる。
◎緊張感を持っていれば、直感によって正しい即断即決が可能となる。
◎寝れきった「役回り」をあえて脱ぎ捨て、ひとつ上の「役回り」にワープしない限り、大きな成功はつかめない。
◎目標を達成するには、最も効率がいい「ワープ」のチャンスを最大限に活かすべき。
◎世界標準では、何事もシングルタスクで進めていくのが基本。
◎物事を効率よく進めるには、一回にひとつのことをしっかり決着させ、後戻りしないこと。
◎マルチタスクは、多様化社会では管理が難しく失敗の元。
◎多様化社会では、大きな体制に頼ることも難しい。体制に頼らないことで緊張感も生まれ、それが個人の価値を高めることになる。
◎緊張感をモチベーションに変えるコツは、達成すべき目標をもつこと。
◎思いがけないチャンスを積極的に受け入れることで成長できる。
◎「自立」と「共存」こそ健全な「多様化社会」を成立させ、社会を常に進化させる。自立志向を持たなければ、持って生まれた潜在能力は無駄になる。
◎「ダメでもともと」というキモチでとにかくやってみることが、自分磨きのポイント。
◎人から頼まれた仕事をとにかくやってみることが、成功のチャンスをつかむための基本。自分が個人的に主張したことはスタートラインにさえ立てないのが現実。
◎頼まれ上手が成功のチャンスを広げる。
◎会社の壁を越えた交流集会が多く開かれるようになり、それに数多く参加することで、新たに見識を広めたり、大きなチャンスに巡りあったりすることが出来る。
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「多様化した社会では何かに抜きん出ていないと個人の価値を認めてもらえない。平均的になんでもできることが悪いのではなく、社会の中で埋もれてしまい、目立てないことが問題である。」
グローバル化、機械化、後進国の教育水準の向上によって、だれにでもできる仕事が、次々と奪われていくと言われている。企業の派遣労働者頼りはその徴候だと思う。
自分をグローバル化する前に、生きていくためにも、専門的な能力を磨きスペシャリストになることが求められているのではないか。
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本書でいうグローバル化とはアメリカ化であり、シリコンバレー化である。タイトルが良くないのかもしれないが、著者の狭い経験に基づく、アメリカ、殊にシリコンバレーのみで通用するかもしれない仕事術の本。参考になる点も数か所あるが、特に引用するようなレベルにはない。シリコンバレーで起業したい人にはお勧めできる本である。シリコンバレーで起業した日本人による日米比較の域を出ていない。
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http://www.diamond.co.jp/book/9784478005965.html ,
http://www.gvtech.co.jp/ ,
http://www.gvtech.com/
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日本でも外資系企業で働く際には、役に立ちそうな内容。ルールということで、一章一章が簡潔にまとめられているのが良い。
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アメリカから見た日本という感じの本。
確かに日本人がやっていることは非効率だし、朝に喫茶店で日本人の営業マンがたむろしている話は耳が痛い人も多いはず。でも日本も着実に変わってきていると思うんだけどなあ。