紙の本
理系のエッセイ
2016/02/28 12:47
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:卯月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議なタイトルと表紙イラストに惹かれて手に取った。
文中に『カタカナの使い方に特徴がある…と言われる事がある』というような事が書いてあったので、気にしながら読んでみた。おそらくそれは、理系というか工業系の人の使い方寄りなのだろうと感じた。
物事の視点を変えると、物事が随分と違って見えるのだな、という面白さを味わえるエッセイ。
土屋賢二氏の解説も面白い。
電子書籍
少しずつ噛みしめながら読みたい
2016/02/13 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タック - この投稿者のレビュー一覧を見る
考え方に共感できることや、なるほどと思わせることがたくさんあり、
読んで良かったと思える良書でした。 ちょっとした時間の空きに
少しずつ噛み締めながら再読したいと思います。
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2021/4/13 Amazonより講談社文庫50周年記念キャンペーンにて583円(292pt)でDL購入。
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なんの脈絡もなく書いているシリーズの四冊めである。著者はあの森博嗣だ――。好みのデザートから安全保障、ミステリィのトリックまで、巫山戯たような表現の中に潜んでいるまったく新たな世界観&考え方。「小説を書くほうがずっと簡単」と断言するほど練りあげられた、目からウロコのエッセィ全一〇〇個。
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楽しみの大半はタイトルだったりします。報道の日本人善がりはいつも気になってたので書かれていて嬉しい。後は「やる気って何さ?」、「拘りは本来悪い意味」あたりを頭に染み込ませたい。フルーチェ好きって、好感度あがるわ~。
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相も変わらず舌鋒鋭い独り言集.でも本当に読ませたい連中に,このメッセージが届かないもどかしさよ.と考えてしまうところに煩悩が認められる.本書は明らかに自分を映す鏡だ.
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つぶやきのクリーム→つぼやきのテリーヌ→つぼねのカトリーヌ→ツンドラモンスーン。という意味なしジョークのようなタイトルがじわりと好みのツボにはまってきています。5冊めのタイトルはどうなるのだろう。出してくださると良いな。楽しみです。
もやもやっと思っていることをすっきり言葉にしてもらえると、嬉しいですね。我が身を振り返り、あっ、と恥ずかしくなる部分もあり。最後の「じゃあ。」が格好良いですね。背中を見せて、さらっと去っていく感じが素敵で、目をハートにしてわたしは追いかけてしまうのです。
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20160110読了
エッセイ第4弾。相変わらずの森博嗣。やっぱり土屋賢二先生の後書きが面白い。
特に最初の二つのテーマがよかった。
・自分が納得したいものにしか気づかない人が多い
・観察を妨げるものは「知ったつもり」である。「自分は知らない」と思いつづけることが「知る」ことの原動力となる。これが好奇心というものだ。
知ろうとする好奇心と、幅広く受け入れる柔軟性をいつまでも持っていたいと思う。
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『つぶやきのクリーム』『つぼやきのテリーヌ』『つぼねのカトリーヌ』に続くシリーズ四冊目『ツンドラモンスーン』
もうこのタイトルの時点でくすりと笑える。森先生は本当に知的な方ですね
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大勢が自分の好きなことのために働けば、社会は平和で豊かになる!!子供の人生は僕の人生ではない!!自分とは違う意見の他者を認めることが。議論の始まり!!もう少し変でもいいし、今のままでも良い!!知的で簡潔な森ワールド!!
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違和感の温床 巫山戯て 大和書房 100の講義 脈絡のない 偏西風 疑問の氷解 頭脳の中でニューロンが新たな回路を築く 気づき=築き 駄洒落か 探索が必要だ 「検索」しているだけ 瞬時に遮断 柔軟性 コツ 嘴 同値 「自分は知らない」と思い続けることが、「知る」ことの原動力となる。これが好奇心というものだ。 中世的な感覚のリンチに近い そんな保身も働く 仄かに信じている 弱り目に祟り目 謙った言葉 「相手を上に見る視線」が、感謝というものである。 人に与えるものがあるかないか クロック信号 餓死するのが一番良い死に方 頭の良い子供は、これが社会なのだと気づき、自分を修正するだろう。今暫くは我慢をして、自分の力を蓄えるしかない。頭を下げていれば衝突はない。寧ろ、色々教えて貰えて得だ、と計算をする。 未知数というのは、既知数の反対で、値が未知の数のことだ。方程式に出てくるxなどがそれですある。 知識も必要だが、そこから育ってくる先にある人間性に近いものが「教養」であり、「楽しい生き方を知ること」とも換言できる。引用 権威づけ 行動のパターンを分析 苦心惨憺 それがスタイリッシュだという啓蒙をする 実現は覚束ない 先の心配をするよりも、今この瞬間を楽しもう、という馬鹿。よく言われる物言いだが、これといった理由がなく、単に動物的、本能的に行動しようという意味を、少し格好の良い言葉にしただけで、ようするに人間性を放棄しているように聞こえる。勿論、「無礼講」という言葉もあるとおり、人はあるときには馬鹿になった方が楽しいので、悪いわけではない。しかし、何を勘違いしたのか、これを座右の銘にしている人もいて、それは流石にちょっと馬鹿っぽい。 「先の心配」は、つまりは自分自身で放置して、大きく育ててしまった結果だ。「心配」がついには「絶望」になってしまうのである。 大変そうに見えても、それをやっているうちに、「それほどでもないな」という境地に至るものが多いのだろう。 顕著 青い鳥症候群を患っている 論理構築 「諦める」とは、ある種の悟りの境地とも言えるのである。「なんとなく」には、そんな仏教的な香りが漂っている(線香ではなくて)。 キラキラネーム イライラネーム juice汁 ルビ 槌はハンマで、杵はマレット 貴殿きでん 幾つにものYOUがある 読者は「ファン様」だろうかなんだか、韓流の響きであるが。 「豊かさ」の多くは借り物であり、いずれは返さなければならない。 自分が大切にしているものが消えていくのは悲しい現象だ。しかし、生まれたときから寿命は減っていく。それが生きていることでもある。いずれの場合も、少し考える、少し努力することで、一時的に盛り返すことは可能だ。老人になっても、新しい思い出を作ることができるし、若者も学んだり励んだりすれば可能性を高めることもできる。これらは、時間に対する抵抗のようなもので、言うなれば、「生き甲斐」かもしれない。 人生の始発は誕生で、終着駅は死である。 いつでも乗り換えることはできる。しかし、行き先は同じなのだ。途中で見られる景色が多少違うだけである。 オスプレィのラジコン 誘導尋問的な意味しかない 自説の補強 知識の幅は広がらない 偏った知識 大事なことは「これは見せられている仮想の環境」だという自覚だ 些細なものが「拘り」に見えるほど、自由な背景があって、そのバックグラウンドこそが素晴らしい世界なのである。 始めたときには難しかったものが、いつの間にか簡単になる。 何故簡単になったのかといえば、「始めた」からなのだ。 同じ解決であっても、自分から出る解決の方が、自分の将来には有利に働く。 バックグラウンドのない意見は、単なる感情と見なされる。 醸し出す やる気はあっても材料がなければ作れない 右に出させたら右に出る者がない 比類なきこと無類
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書き下ろしは印税が12%だから美味しいそうだ。常識人の奥様・スバル氏が出てくる件が楽しい。そして,土屋賢二先生の解説楽しい~2「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち11「老後が心配だ」と口にする人に「どうせい死ぬんですから」と言える?(彼は言える)15「未知数」が「大したことない」の意味に使われている19ついに恐れていたことが。「新書」が「古書」の反対だと認識され始めた<みんな文庫サイズで良いんじゃない>26アロマが苦手(同感!)29フルーチェを作って感じる孤独38マンホールの蓋が円形である理由は聞き飽きた(ロータリーエンジンで使われるルーローの三角形でも落ちない)39ものを捨てて整理しろという洗脳を都会人は受けている(でも捨てるのは快感)45「表」が通じなかった。数字を比較する習慣がそもそもない(そういう奴が増えているから入試で表・グラフの読み解きが出るんだ)48文庫書き下ろしが有利になるのはどんな条件か?<12・2ax+10・ay>12・a(x+y)>51「一票の格差」には,もう一つ意味があると思う<100ポイントを好きに使う>67エッセイを書く理由は,自分が小説を読まないからである(?)96味の深みというのは,結局は相反する刺激の混在である99右に出させたら右に出る者はない100不器用貧乏とか貧乏貴族とか忘年老人とか年金就活とか~ 読むべき本が見あたらず,思わず売店で買ってしまったが,一番お世話になっている図書館に寄贈します
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森博嗣『ツンドラモンスーン』読了。
頭のいい人の話は面白いしためになる。何度も読みたい。
驚くべきは、1エッセイを見開き2ページでまとめあげてるところ。限られたページ数で説得力をもって持論を展開できるのは本当にスゴい!
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森博嗣さんのエッセイ。小説はS&Mシリーズを読んでたんですけど、エッセイは初でした。考えさせられるものや、クスッと笑えるもの。いろんなお話がありました。一つ一つが短くて、タイトルから面白いものもあって、楽しめました♪
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エッセイ。シリーズ4作目。
『つぶやきのクリーム』と比べると、各コンテンツのインパクトは劣る気もする。
ただ、よく読むとやっぱり面白い。
「天才」に関して。森作品では、既に自分の理解力の限界を超えてしまった気がする…。
短編集に関して。初めて読む作家は短編、短い作品優先。この方針は自分も好き。
シリーズに関して。出し惜しみしてたのか!納得してしまう。