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小説も書いていたとは・・多才ですね、藤代さん。
独特の世界観が広がっていて惹きこまれました。特に、若いカップルが山小屋に入る話が好き。全体的にどろっとした空気が流れていて、ラストも「おお、こう終わるか・・」と思わせられて新鮮だった。
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藤代さんは写真家さんで、男性です。
少し前まで何となく女性かと思ってたんですが、この小説を読んでしっくりきました。
もっと読みたい。
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感覚ってすごいなー、最強だなーと最近思う、といってもその時々でそれはかわっているんだけど。感覚を使って仕事をしている人の文章は感覚そのままというか「見たもの、感じたもの」に対するソースが豊富なのがすごいな~と思う。だからどこかで見たものばかりというかんじで、何で書いたのだろうと思うけどこれだけイメージが豊富なのだから写真を紡ぐのも上手なのだろうな、、と思うけどそれよりまあ、感覚が豊かだなーともおもう。頭を使っていてはかけないし、気持ちを考えていてもかけないし、情熱だけでもこのかんじはかけない。
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男の人が書いているのに、ちゃんと女の子っぽい♪
恋に落ちる瞬間が、若干ゆるい気がしないでもないですが、アーティストである彼の周りではこういう子が多いのかもしれないな〜と思わせる世界観がありました。
面白かったです。
写真集も見てみたいv
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藤代冥砂さんって男性だったんだ・・・びっくり。
ちょっと風変わりな、でもどこにでもいそうな女性の
一風変わったシチュエーションの恋愛小説。
読んでてまったく共感出来ないんだけど
嫌な気分にもまったくならない(笑)
「太平洋」がよかったな。
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藤代さんはとても優しいひとなんだなあ。独特の感性で、ものごとの切り取りかたがあざやかなのは、カメラマンならではな感じでステキだ。ほかの文章ももっと読んでみたいな。
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11篇の短篇集。
タイトル通り恋愛小説ばかりだけど、ベタベタな甘さはなくて、刹那的であったり不思議であったり…独特に淋しい雰囲気が漂う作品群でした。
どうして男性なのにこんなに女の心理がわかるの?と思う代表作家は個人的には太宰治なのだけど、この小説もそう感じた。
主人公は全部女性。
オンナが描く女の湿っぽさや陰湿さはほとんどなくて、どこか乾いていて諦感めいたものもあって、だけど誰かを愛する気持ちはある。読んでいて心地よかった。
わりとちゃんとした性描写もあるけどいやらしい感じはなくて、そういうところが男性作家なのにすごいと思った。
セリフはいやらしいのにその間の言葉がいやらしくないというか。笑
この小説ヴィレッジヴァンガードで買ったのだけど、ヴィレッジって推すものが独特なせいもあってこの著者のことはまったく知らず、表紙買いならぬタイトル買いをして勝手に女性作家だと思ってたら男性で、しかも本業は写真家であることも後からわかった。
芸人、映画監督、写真家、と小説家が本業ではない方の小説をたまに読むけれど、本業がきちんと生かされてるものなんだな、と感じることが多い。
これは私が勝手に思ったことだけど、この小説、すごく色鮮やかに感じる短篇もあれば、セピアとかモノクロっぽく感じる短篇もあった。
「君の芸術が終わってしまう前に」「海底の音楽」「太陽のバブル」がとくに好き。タイトルのセンスも好きです。
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わざとなのだろうけど、オチをつけないようにつけないようにしてるように感じた。
中でも「海底の音楽」は、何を言ってるんだこの人は、と思った。俺はキツネにつままれているのではなかろうか?不思議な世界に連れ込まれた感覚。はじめからショートショート的な本ならわかるのだが、恋愛短編集にいきなりこれをぶっこまれて混乱した。海底世界の説明文は一切頭に入ってこなかったのに、何故か心地よかった。やられたと思った。
あとさ、別の話で、セックス無しに女の体を二時間以上洗う男の話は異常すぎたぜ。