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タイトルが変わればより多くの人が読むのでは
2017/05/19 15:30
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルだけみればPTA批判本、しかし中身は...あるPTAを変えるために奔走した1個人の記録でした。タイトルで引いてしまった方もいると思いますが、PTAや旧来通りの非営利組織に対して問題意識を少しでも持つ方には是非読んでいただきたい良書。星5つけたいところですが、(なんべんも言いますが)タイトルで損をしており、刺激的な現行タイトルやオビは確かに目を引くが、本当に読んで欲しい人が手に取るのを邪魔しているようにしか思えないため星4としました。(これが編集者がつけたタイトルなら、筆者は何も悪くなく、むしろ被害者...)
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PTA、やらなきゃダメですか?
2016/11/19 10:07
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投稿者:たろうさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
平易な文章で一気に読めました。PTA役員のなり手がなく、困ったあげくのくじ引き作戦。免除申請のためのプライバシー公開…。全て、この本のように上手くいくとは思いませんが、保護者の方々の苦悩解決のヒントになりました。PTA改革にはお父さんの参加がポイントかもしれません。
紙の本
ここまでの実行力はすごい。
2016/02/28 20:53
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投稿者:ロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私もPTA会長を経験したため、それとの比較で読みました。正直、PTAの仕事はいくらでも減らせます。それをやらないのは、問題意識を持った人がいないためではないかと思います。山本さんは問題意識を持ち、それを実行した人です。PTOにしなくてもいくらでもPTAは改革できるでしょう。
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考えを行動に移す過程に共感と感嘆。タイトル、そして帯(子どもは「人質」、親は「奴隷」!?)は煽っているものの、中身は取材と記録に基づいた確固たる筆致。PTA活動に地域差や温度差があるとはいえ、その考えは再読して噛み砕きたい。
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著者の主張は、「PTAはやらなくてもいい」でも「PTAはやらなきゃダメ」でもなく、「参加したくなるPTAにしよう」だといえると思います。
著者自身のPTA(本の中ではPTOと書かれていますが、ここではあえてPTAと書きます)への関わり方を通して得られた、「参加してもらえるPTA」に向けての考え方や工夫が書かれた本です。
やはり肝になるのは、「何のため」「誰のため」の活動か、というところですね。
そこさえ間違わなければ、PTA活動は成り立つことを、改めて感じました。
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PTA・・・そこは、
思い出すのもおぞましい魑魅魍魎の世界(笑)
誰もが、こんなのおかしいとどこかで思いながらも
延々と続いてきた昔からの慣習を
見事ぶち破った公立小学校PTAの記録です。
『今までのやり方が一番』で『波風を立てないこと』が当り前の中、これだけの改革をするのにどれだけの反対と気苦労があったことか・・・
PTA役員を一度でも経験した人であれば、その想像を超える困難さが行間からひしひしと伝わってくることでしょう。
著者は自分でなくても誰でもできることと
さらりと書いていらっしゃるけれど
問題点を分析する力と人を納得させるためのプロセスは、
さすが現役の新聞記者だなぁと大いに感服させられました。
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子どもを持つ人にとって、悩ましいのがPTA問題。「役員を押しつけられた」「委員を断ると仲間はずれにされた」「“お手伝い”を強要された」などトラブルは少なくない。その最大の元凶は、PTAへの加入や行事への参加が「義務」だと思われていることにある。これに対して、とある公立小学校のPTAから「役員会」や「委員会」をなくし、地域と協力しつつ「完全ボランティア」による運営を実現させた山本浩資氏が、PTA活動を楽に、楽しくするポイントを説く。
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理想的なのかもしれないけど、たった2年の任期の間にここまで改革するのは並大抵の努力じゃないなー。反発もあっただろうし。有無を言わせぬ説得力と、肩書きが成せる技、なのかなー。
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苦笑することばかり。
さすが記者さん、と感じるのは新しい言葉を次々に持ち込んでいるところ。今までのPTAでは語られなかった「仲間」「感動」「チーム」などの概念をうまく活用したこと。キャッチコピーもさすが。
「もしドラ」(つまりドラッカー)を思想のバックボーンとしたこともとても効いていると感じました。
勇気をいただきました。PTA会長3年目、がんばります。
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黒川祥子氏の不平不満オンパレードを読んだあとだったので、これもその類だと思っていたが、良い意味で裏切られた。
ただただ凄い!
その言葉しか出ない。
突然PTA会長にさせられ、わずか2年の間にPTAを無くし、完全ボランティアにする。
その手があったのか、、、、と思った。
親と先生の負担を減らすためにも、これからの小中学校はそうするべきだと思う。
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ネタバレでは無いですが…
まさしく今、PTA問題で揉めている小学校の本部役員です。
役員だから言っちゃいけないと思っていたPTA解体案、私もみんなに話してみようと背中を押された一冊でした。
できる人が、できる時に、できる事を。
これは我が小学校のモットーです。なのにPTA問題で揉めています。
PTAは強制でも義務でもありません。
誰もやる人がいなくなるのでは?という不安もありましたが、そんなことはないと気付きました。
私をはじめ、周りには子ども達のために何かやりたいって人は沢山いますから。
そして、やりたくない事は辞めて良いんだと。
ネガティブな情報が多く、気が滅入っていた中で見つけた一冊です。読んで救われた想いがしました。
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地域と関わることになって、前例主義、平等に嫌な役割を持ち回る義務に辟易としてきました。
PTAなので、比較的若い方々の組織でさえ、ここまで大変なので旧村地域などはかなり大変です。
しかし、なり手がいないならそれまでという割り切りは大事だと思います。フリーライダーばかりでは運営もできませんし。やりたい人がやりたいことをが基本的な地域活動の関わりかと思います。もちろん治水などをしている地域活動はそうでは行けないところもあるでしょうが、基本的になかったらなぜダメなのか?を考えることが大切かと思いました。
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いわゆるPTA役員を経験したことがある。理由は好奇心だ。経験できるチャンスは限られる。その時は暇だった。やるしかない。そんでまあ、そこそこ面白かったなあ、と。それが息子が小学生時代の話。で、その息子は大学生だが、今もまた保護者の会の役員をやっている。PTAみたいなもんだ。こっちもやはり好奇心。教育熱心、じゃなくてごめんなさい。自分の話、なんだ。
けれど、そういうケースはあまりないらしい。PTAってのはいやいややるもので、法的には強制参加ではないボランティアのはずが、実質的に強制参加になっている、と。
PTAのAはAssociationのAだが、これをOrganizationに変えて、PTOにしよう、という話。
著者は新聞記者であり、PTA経験もないのに「話が聞ける人」などという理由で会長に選ばれてしまう。そこでPTAを変えていくのだ。だが…。
ドラッカーがやたらに登場する。「もしドラ」のPTA版をやろう、というのだ。PTAの顧客は誰か、って。子どもと答える人が多く、次が保護者。保護者ではなく自分、という立場の人はイレギュラーかもしれない。けれど、果たしてPTAもイノベーションという視点で見るべきなのだろうか。
ドラッカー曰く、イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。だが僕は昨日を守る組織でもいいと思う。
PTAに「求められている」変革は、参画のため、というよりは簡素化、省力化、である。無駄などというものは世の中に存在しない、というのんびりした思考の僕にとっては理解できない、とはいわないが承諾したくもない。そもそも、僕が知るかぎり、いうほどPTAはダメダメな組織ではなかった。
なぜか。たぶん、本人がやりたいと思ったか、やらされたかの違いだろう。ここで振り出しに戻る。
僕も著者も、形は違えどPTAを楽しくやれたのだ。ただ決定的な違いは、著者はそのために周囲を動かしていった。僕は楽しそうな場所に違いないと単にそこにいた。これは似たようでいて全然違うことである。また自己嫌悪だよ、チッ。
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PTAに問題意識があって手に取った内の一冊。報道を職業とする筆者が「子どもたちに笑顔を!大人たちに感動を!」をテーマに「誰もが気楽に参加できるPTA」を目指しPTA改革に挑む。改革は持続可能でなければ。少し前の本だが今はどうなっているかが知りたい!
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PTA改革の第一人者である著者の本。
過去の慣習に囚われ、子供や地域住民のための組織であるPTAが、保護者の苦行の場になっていた。そこにボランティアの論理を持ち込み、改革を進めていくお話。
PTAはボランティアであり、ボランティアであるからこそ、できる範囲で、不公平もありうる形で進めるというマインドに転換していく。
合理性では測りきれないPTAという組織もボランティアの論理を浸透させると、意外にも上手くいくことが驚きだった。