紙の本
不気味なんだけど…
2001/02/06 10:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:純子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
砂漠に組み立てられた奇怪な死刑執行台。無数の歯車と針のついたこの装置で、一人の男が処刑される時が近づいていました。旅人はこの機械について説明をうけるのですが……
他に、二つの対話、観察、判決、村の医者、断食芸人、ある犬の探究という作品が読めます。カフカの迷宮世界へ旅してみて下さい。
投稿元:
レビューを見る
すいません買ったきり読んでないです。だって買ったときにはカフカ熱が冷めてたんだもんじゃあ買うなボケ。
投稿元:
レビューを見る
流刑地にて。
理不尽な罪で人を裁いていく将校。道徳や倫理観はさておき、自らの使命?のようなものから、その任務を遂行していく。ある時にはそれが間違っていることと知りながら。
人が生きるとはどういうことなのか。
その他、解釈不能な内容、生き物が続々登場してくる。これはなんなのか、何から考えていけば良いのだろうか。それすらわからない。良い意味でしこりを残された作品。イッツ・カフカワールド!
投稿元:
レビューを見る
カフカの短編集がひっそりと復刊されていた。こういうことがあるから、本屋通いは辞められない……。
フランツ・カフカという作家は、1作家1ジャンルの草分けのような存在なのだな、と、特に短編を読んだ時に感じる。こういう不条理さ、当時は斬新だったのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
高校時代、現代文の教科書に載っていた「掟」。
改めて読み直すと、ひたすら放置されていた旅人が、掟の門の中に入れないこと、番人との不毛な、やりとり、これらが「社会性って何?」と、各人に問われているように読めてしまう。
私は進んで掟の中に入るタイプではない。
投稿元:
レビューを見る
難解すぎて楽しめなかった。
「ある流刑地の話」が良かったという感想が多かったので期待したが、最後まで内容と比喩が理解できるのがこの話と「掟」くらい。それで評価が高いのでは?と思わさせる程、他は難解。
特に「二つの対話」、「ある犬の探究」は結局何がいいたいんだか。
「変身」、「城」はもっと物語の世界が広がっていて、その世界の中にカフカの思想があったのに対し、これは思想ありき、物語は置きざりって感じ。
「審判」もいずれ読もうかと思っていたが、この感じだと断念するかも…
昔、岩波文庫の「断食芸人」を読んだ時はもっと面白く感じたので、もしかしたら訳者によるのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
『判決』、『ある流刑地の話』が特に面白かった。
あとは、『ひとり者の不幸について』、『衣装』も良かった。生きていくことが悲しくなる話ではあるけど。
すでに読んだことあるけど、『十一人の息子』、『断食芸人』もやはり良い。