神神神は、罪に三度愛される みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：まるやま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私が今まで読んできた本の中で１番面白かったです。最初は表紙の絵を見て買ったのですが、読んでいくうちに急なストーリー展開などに引き込まれページをめくる手がとまりませんでした（笑）

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：しょうちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ほんわかした幼なじみ同士の話かと思えば、第二章に入ってから一気に様相が変わり、ハラハラとしたミステリーになります。主人公の神くんと幼なじみの日和ちゃんの関係が睦まじくて、お互いに頼りにしていて本当にいいなと思いました…が、事件が起こってから、絡むことが少なくて寂しいな…。
話の展開上（ネタバレにもなるので詳しく言えません）、ほのぼのできるわけはないのですが…事件があっても、お互いに相手のことを気遣う様子があったらよかったのに…と、ヒリヒリした緊張感の中での清涼剤を求めてしまいます。そうしたら、ラストの展開も驚きに満ちそうだったのに…。
第一章が本当にほんわかしていただけに、余計にそう思いました。
それにしても…第一章が長い！　エピローグも含めて、６つの章で構成されているのですが…そのうちの３分の１を第一章が占めていて、くどさを感じました。神くんの雑学知識はすごく、それが事件解決のキーにもなりますし、神くんの性格もわかりやすくなっていますが…もうちょっと雑学部分を減らしたら、テンポがよくなるのに…
なかなか事件が起こらず、大きな盛り上がりもなく…あやうく途中で投げ出すところでした。（日和ちゃんの健気さがいじらしくて、もうちょっと読もうと思えましたが…それでも飽きが来そうだった…）

展開はミステリーの王道でしたが、犯人の心情が切なくてキュッと心が絞めつけられます。エピローグでホッともしましたが…神くんに兄妹が多い必要もなかったような…。
亡くなった人も「本当のお兄さんのような人」でしたし…。エピローグなどでチラッと出てくるだけだったら、妹だけでもよかったような…とも思いました。

全体的に面白く、読みやすかっただけに「この必要はあったのかな…？」と思う描写が多々見られたのは残念…

ハラハラ…４
うきうき…２
キュンキュン…４
うるうる…４
ほのぼの…４
ふむふむ…４