紙の本
生きづらさ
2018/12/09 21:18
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かと話題の発達障害の一つ、アスペルガーについて、具体的な事例を紹介しつつ取りまとめた一冊。
しかし、これを読んでいると何でもかんでもアスペルガーあるいは隠れアスペルガーに組み込まれてしまいそうな感じもします。
さらに、本書で述べている、パンを食べるのは良くないというの説は本当なんでしょうか??
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アスペルガー人の脳の機能上、前頭葉と扁桃核、海馬の抑制が利かない。
アスペルガーの約95%は遺伝による。
そもそもアスペには体癖がおかしいという特徴がある。多くが小脳に障害を抱えているため。
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アスペルガーの当事者として、また独自に構築した専門職としての私見がわかりやすく述べられている。組織やコミュニティの多様性を謳う上で、その多様性の本質に近づき理解を示すことご必要であると考える。
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今年の法事の時に妹が言った。「○ちゃん(私のこと)は多分隠れアスペルガーだと思う。子供の時の記念写真をとる時でも○ちゃんだけいつも何処かに行っていた。人に合わせようという気持ちがないの。部屋が汚いのもそう。『隠れ』だから、それほどひどくなくて、しかも興味あることには集中力を発揮するから成績も良くて障害者だとは認識されなくて、本人もなんとかやって来れたけど、あの性格は性格じゃないの。遺伝なのよ」妹も、そういえば昔の細かいことを詳細についさっきのように語ることが出来る特技があった。しかも下手をすると一時間延々と語ることが出来るのである。
少しアスペルガーについて調べてみた。私は思い至ることが多かった。私の恥ずかしいことも含むので、詳細は省くがあまりにも思い至ることが多かった。それでこの本を買って先ずは自己診断テストを受けた。あと一歩で真性アスペルガーに近い、堂々とした『隠れアスペルガー』だった。
アスペルガーは精神疾患ではない。脳の障害による発達障害である。だから、治療方法は全く異なる。
著者によると、日本人は特に多くて40ー50人に1人は『隠れアスペルガー』らしい。著者はうまくコントロールさえすれば、アスペルガーの人間的魅力と能力は素晴らしく日本を救うだろう、と主張する(第二章に詳細に述べる。ちょっと眉唾な表現も多い)。
著者自身も真性アスペルガーから自身のプラス面を活かしてカウンセラーになった経験をまとめ、体系化したらしい。アスペルガーらしく思い込んだら、その道まっしぐらで、所々思い込み過ぎているのではないかと私は疑っているのだが、これも自分自身に対する「劣等感が強すぎる」反映なのだと吉濱さんからは言われそうだ。
治療方法の幾つかは既に実践していることが多かった。それで現在はストレスがほとんどないのだという説明にもなっている。それを幾つかは徹底すべきだという励みにもなった。また、どうしても治らない悪癖を克服するためのヒントも幾つかはもらった。あまりにも「素直に」「信じやすい」のもアスペルガーの症状のひとつなのだが。
2016年5月18日読了
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自身の体験から「アスペルガー症候群」の700人以上にカウンセラーを行い改善したという。
医学的には未確定な部分も多いものの、臨床的には確かに筆者の方法で改善した人が多数というのはうなずけなくもない。
「心の問題ではなく先天的な脳機能の問題」
「精神論ではなく身体からアプローチする」
というのには賛成。
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発達障害に分類されるアスペルガー症候群。
強いこだわりがあったり、イレギュラーな物事に対応が難しかったり、
パニックになったり、コミュニケーションが苦手だったり。
でも、アスペルガーには程度の差があり、
特徴をあげれば、すべてに当てはまらない人は、
逆にまれで、当てはまる多さと深さで、その程度は様々。
本書では、その程度が比較的軽度なアスペルガー
の方(著者を含む)を対象に、
その特性を改善し活かすことを指南しています。
実体験に基づくもので、リアリティがある一方で、
アスペルガーの症状や特徴が区々であるのと同様に、
画一的な捉え方では、読者を混乱させてしまいそう。
当事者よりも関わる方が、当事者の方と接する際の
材料(引き出し)として、扱うのがよいと思います。
序章 なぜか「生きづらい」君へ
第1章 「隠れアスペ」はなぜ気づかれないのか?
第2章 君がまだ知らない「アスペルガーという才能」
第3章 君の生きづらさは、「隠れアスペ」のせいだった!
第4章 君の「アスペ」は、必ず克服できる!
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発達障害の子供たちと会う機会がありますが。
彼らはプラスの面をいっぱい持っていると正直に思います。
それはその子供たちやそれらの人たちの回りの環境が
彼らと会っていないので、そのために障害となるだけだと
思います。彼らのプラスの面が発揮できるものがあれば
それは特徴であり、長所でもあるのだと思います。
また”隠れ”というか診断されていない人もそういう面では
いっぱいいると思います。自分もたぶんそうなのかも
と思うことがいっぱいありますし。
著者の最後の言葉”百年後の子供たちは、こんなことを言っているかもしれません。
「僕もアスペルガーに生まれたかったな」と。”
そういう世界がある意味くるのではないかと思います。
ただ、著者の克服するというセッションのやり方については
少し疑問を持ちます。
ただ、生きづらさは心の問題ではなく、体の問題である
ことについてはそのとおりだとは思いますが。
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2017/07/17
セロトニンシステムの機能が弱っている
→セロトニン不足
モノアミン系
ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、ヒスタミン
ドーパミン快楽→同じことを繰り返す→快楽中毒→依存症
過剰だとイライラ、攻撃的
ドーパミン、ノルアドレナリンを抑える=セロトニン
アスペ
①セロトニン出にくい=情緒不安定、抑うつ、鬱病
②前頭葉の血流悪い=へんとうかくが暴走、コルチゾール(ストレスホルモン)
コルチゾール=血糖値、血圧、睡眠リズムを保つ
過剰になると血糖値コントロールできない、早く目覚める→睡眠サイクル崩れる
感情の起伏が激しい、うつになりやすい
寂しがりやすい
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唐突にスピリチュアルな話だったり、かと思えば「直感力が高いのは量子のもつれが起きやすいから」などという突拍子もない仮説だったり、基本的にエビデンスは示されず、体験談に基づくかのようにみえる。
ただ、筆者がアスペで色々と経験してきただけに、内容はリアルに感じる。また「心の問題」よりも先に「体の問題」から解決しようとするアプローチもよいと思う。(心を無視するわけではない)
アスペの良いところも悪いところも"特徴"として捉え、悪い所は「アスペのせいにすぎない」としながらも、改善に務める姿勢はよい。
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ものすごく面白かった。自身をどアスペだと言う筆者の経験からのアスペルガー対策。体に取り入れるものを変えたり、体を鍛えたりというアプローチの仕方も面白い。
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発達障害者である著者自身の書籍。信じやすく、騙されやすく、社会正義や哲学が好きという発達障害者の傾向から新興宗教(怪しいスピリチュアル)にはまりやすいなどの視点はおもしろい。また、カウンセリングよりは、まず、栄養面など肉体的アプローチのほうが効果があるというのも、興味そそられる視点である。
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ハウツー本の様でハウツー本ではないような…
アスペルガーという症状を患った経験から
貴重な対処方法を教えようと思って書いて作ったんだろうけど
人間一人一人違うのだから
この方法を試したとて病気が治るとは限らない
きちんとお医者さんにかかるべきだと思うし
もっとたくさんの方法を試してみた方がいい
合う合わないが必ずある
どんな薬にも…
しかし、このアスペルガーということを肯定的に考えているのは
とてもいい事だと思う
良い見方をしていくことで少しでも症状が改善されれば…
因みに私は今現在この症状は出ていないようだ
つまりアスペルガーではない
少し安心した(笑)
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アスペルガー症候群の分析と対処法を記した一冊。
著者自身アスペということもあり、とても具体的で実用的だと感じた。