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電子書籍
3
2017/10/31 00:12
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投稿者:NATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る
天野かづき『旦那様は鬼』
桃太郎モノ(浦島太郎に引き続き・・・)。
またしても不憫受け(昔話と言えば不憫がセオリー?)が、川で拾われても無ければ育てられた恩義もないのに、勇者として召喚されてレッツ強制鬼退治の筈が、ウッカリ嫁認定されて新婚ルートという流れるようなテンプレストーリー。
鬼と言っても角以外に特殊な描写もなく、これと言って特別な展開もないが、受けがちょっとずつ絆されていくのがグッときます。角の存在価値がイエスノー枕レベルってそれでいいのか?とは思ったけど・・・(笑。
前から疑問なのだが、中身はライトなラブコメ風なのに、ちょいちょいハードな設定入れてくるのは何なんだろうか?いつもその暗めの設定だけが無駄にクッキリと浮かび上がって違和感を感じる。キャラや作品に深みが出るほどでもなく、日常からファンタジーへの境界線を越えるのにしがらみを断つどころか逆に後ろ髪引かれる気さえするし、毎度何だかよく分からないモヤモヤだけが残る。
今回は施設で姉弟同然に育った相手に逆恨みを買うとか、一生モノの蟠りを残したまま二度と歩み寄れない距離まで引き離されるなんて、細かい設定とか適当なご都合主義お気楽ファンタジーなのに、そういう理不尽さだけ無駄にリアル諸行無常ってどういうポリシーなのか。主人公が微塵も悩まない代わりに、読んでるコッチが毎回胸に痞えてしまう。
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