電子書籍
ちょっとうるっときた
2019/11/11 07:25
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投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
デビュー作なのですか?稚拙なところがなく、ぐいぐい読ませてくれました。
主人公のダメダメ具合に何度もイラっときて、いい加減負のスパラルから抜け出して欲しいのに最後まで抜け出せない弱さが歯痒いのですが、結局上手く収まってほっとしました。ハコイチがとてもいい。この人がいるからこそのお話。楽しく読みました。
紙の本
個性的なキャラクターたち
2012/05/25 15:14
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投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
千地さんのデビュー作だそうです。
ダメダメな美大生、小菅(攻め)とアルバイト先で出会うハコイチ(受け)のお話です。
私、途中まで受けと攻めが逆だと思って読んでました(苦笑)。
小菅よりもガタイがいいハコイチさんが受けとは以外でしたね。
でも最後は違和感がなくなりましたが。
あと、小菅ってどこまでもダメなヤツなので読んでてため息が出ました・・・
だからハコイチの純粋さが余計に際立ったのかとも思います。
「僕はバカだけど子供じゃない」ハコイチのこのセリフなんだか印象に残りました。
このお話で他にも印象的だったのは周りのキャラクターたちの個性です。
ひとりひとりでお話が出来そうなくらい個性付けがうまかったです。
後味は悪くなく、なんだかちょっとクセになりそうなお話でした。
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヘタレでクズな小菅に腹が立ち、ハコイチの無垢さ純真さに涙が出そうになった。
周囲に恵まれたから良かったものの、小菅よハコイチを大事にしろよ!
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流行りのスタイリッシュBLだった…
好きな人には堪らないのでしょうが、スタイリッシュの波に乗れない田舎クサ系BL好きの私にとっては今ひとつといったところ。
注意点としては、表紙の黒髪くんが駄目ンズ攻めの小菅くんであり、茶髪くんがピュアイケメン受けのコハイチくんであるということ…
ビジュアルが逆だったら…せめて身長がドッコイくらいだったらなぁ。
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表紙買いです。ハコイチ受は最初は驚きましたが、かわいかったです。でも、もし次回があるなら、リバもあってほしいーーー。
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表紙の絵が綺麗で表紙買いした本
堕落した生活を送っている美大生の小菅と、バイト先のデザイン事務所で誰とも口を聞かず目も合わせない不思議な男、ハコイチのお話
小菅くんがとにかく駄目男。殴りたくなるくらいの駄目っぷり
でもどこか憎めない、根っ子は優しい人なんだと
だからハコイチも小菅を選んだんだろうなぁ、と
それにしてもハコイチが聖人君子に見えるくらいの駄目っぷり
ハコイチはギャップ萌え
意外な過去があったり、喋らない理由もちょっと可愛かったり
でこぼこな2人が見ていて可愛い
ページ数も多くはないのでさくっと読める
ただ、個人的に最後までどっちが受けか攻めか分からなかった(笑)
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表紙で気になってBLマスターの友達にも感想聞いてから購入。
黒髪のダメ男な小菅君と、美形ガチムチなハコイチ君の恋?物語。小菅君が本当にダメダメでしたね、ハコイチくんや周りの皆に救われすぎ。
ハコイチくんが受な感じだったので、大変美味しゅうございました。
さくっと読めるし次回作も期待しています。私的には、社長のいずみさんと、ハコイチの親代わりの花村さん、花村さんの部下の逆井くんの三角形でスピンオフ期待です!
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表紙を見て「うむ、こっちが受けで主人公か」と小菅くんのことを思っていたのに
ハコイチさんが口を開いた途端、「あれ?これはもはや逆?」とドキドキしながら読み進め
「で、でもすごい…獣くささが…あれ?あれ?」と言う場面を過ぎ
ひょろ攻めガチムチ受けだ!と判明した時
萌えという奇跡を目の当たりにしました。
本筋は、主人公が受けと出会って求め合っていく中で成長していくというとてもいい話。
小菅くんよかったね!よかったね小菅くん!ハコイチさんにふさわしいいい男になってね!
ハコイチさんもとんでも可愛くて、始めて口を開いた場面を読んだ時黄色い声をあげそうになりました。
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美大生の小菅純太は、大学を二年留年し、プロを目指しているわけでもないけれどベーシストとしてライブをし、ギャンブルにはまり借金をし、卒業も就職も見込みのないまま日々をただだらだらしながら生きていた。
そんな時、大学の先輩の紹介で向かった新しいアルバイト先で、少し変わった男と出会う。
彼は、誰とも口をきかず目も合わせないが、とてもきれいな男だった。
小菅は一瞬にして、この波古一貴(通称:ハコイチ)の瞳に魅せられてしまう。
当初、小菅の言うことにも誰の言うことにも答えてくれなかったハコイチだったけれど、小菅が彼の隣で悩みや辛さを話すのにそっと耳を傾けてくれていた。
そしてある日、たまたまコンビニにいた小菅がハコイチを見つけたことから、二人の関係が変わり始める。
初めて職場の外で会ったハコイチに小菅が必死になって話しかけると、初めてハコイチがその言葉に声を返してくれたのだった。
聞けば今年ほど、 2人の勤めるデザイン会社の社長の命令で、社長以外の人とは口をきいたことがなかったらしい。
その5年ぶりの相手が自分だったことに、喜びを覚えた小菅だったけれど、ハコイチの言葉はいつでも飾り気がなくまっすぐで、時々小菅の心を酷くえぐるものだった。
そんなハコイチをいじめたい気持ちになったり、独り占めしたい気持ちになったりと小菅の心は乱れまくる。
ハコイチのお陰で、せっかくもう一度デザイナーになりたいと思えたはずなのに、自業自得の借金により、その道が再び閉ざされようとしていた。
という話でした。
ハコイチは「バカがばれるから黙ってろ」と言われた約束を律儀にも守り続ける基本的には自分の気持ちに嘘もつけない正直者で、約束もちゃんと守る。
だからこそ、恵まれない子供時代を送っていたために、漢字も読めない、いろいろな経験が少ないことで間違った道に進んでしまったこともあったりもする。
一方の主人公の小菅は受験にすべてのエネルギーを使い果たし、そこでエネルギーの切れてしまったダメ学生。
自分以外の同級生の凄さや才能に、打ちのめされて何もかものやる気を失ってしまい、落ちるところまで落ちてしまっている。
そんな彼に、ハコイチのかける言葉は、お世辞や嘘を含まない分だけまっすぐに刺さってくる。
小菅はそんなハコイチのまっすぐなところに惹かれ、ハコイチはそんな小菅の頼りない部分を守ってあげたいと感じるようになる……
という話でした。
いろんな感情が溢れて、ジーンとなってしまいました。
私の場合は、それが高校だったのかもしれなかったけれど、入ったら思いもよらずに特進クラスにいて、でも自分の力が及ばなくて、ずるずる下がってくる感覚。
そういうのを味わされるのはいやですよね……
多分、小菅くんが味わってきたのはこんな感情。
でも、この物語中で何度も言われていたように、他の人の気持ちを想像することができても実際に感じることはできないので、それを安易に口にするのは確かによくないかもしれないなぁと思います。
ただ、聞いているよとう空気やオーラを出しておき続���るのはやっぱり必要なことなんだと思います。
驚きの1冊目の単行本でこのクオリティーで、こんなに少し切ない話が書けるなんてすばらしいと思います。
この話の続きではなくて構いませんが、次の本を読むのを楽しみにしています。