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北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄である第三皇子の元に身を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。皇女の伝達官を呪者に殺され、身動きの取れないヤエト。一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた!名を被せられて変わりつつある皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが街道を通れない身では容易ではなかった。商人のナグウィンに頼み込み、ジェイサルドとともに旅立つヤエトは・・・。
上巻とは異なり離れ離れのヤエトと皇女ですが、後半の密着度はその分高いです(笑)この二人はお互いの弱点を補えるいいコンビだと思うのですが、なかなか恋愛には進まないな。それがまたいい点でもありますが。相変わらずのきっちりした構造で、先へ先へと引き込まれます。皇女が鳥の飛ぶ力を解放するシーンも印象的。ただ恩寵の力云々の過去視で見えたものに関しては前の部分を振り返らないと結構ごちゃごちゃになって分かりにくい部分も。図書館で借りたけど購入してじっくり読んだ方が良かったなぁ。あとがきによるとヤエトは死なないそうなので(笑)しばらくは続きが読めるのでしょう。楽しみです。
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これから皇位継承件を巡る争いがますます熾烈になるのだろうけど、15歳の皇女と36歳の副官との凸凹主従関係がとても心地よいので先が楽しみです。しょっちゅう死ぬ死ぬ言って、ぶっ倒れてるヤエトが痛々しいのを超えて笑える。皇女のその他の兄弟たちはどんな皇子たちなのでしょうか。
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過去を視る力を神より得た一族最後のヤエトと、皇女様のファンタジーストーリー?(恋愛は22歳差あるから発展しなさそう)
1巻では上記二人の出会いと絆作りの話でした。
ついでに時期皇帝の座を決めるために7人?の皇子がバチバチと対決するのが始まる。