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何言ってんの、29にもなって小娘じゃないんだぜ。愛だの再生だのカッコつけてみても結局、いくつも年上の男から貰ってばかりの人生じゃんか。医者崩れの実業家と不倫して散々旅行だの食事だのいいメ見せてもらって、駄目になったら変人クリエイターに強引に迫られ、新しい男も仕事も紹介してもらい、自分ではなにもできない。奢らせて口説かれて寝るだけ。甘ったれんじゃないよ、御託をぬかす暇があったら何かヒトツでも自分で手に入れてみな…と毒を吐くのは私が千晶世代だからじゃよ(笑)いくら何でも甘っちょろすぎだ。
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エッセイなのかと思ったら、小説でした。
エーリッヒ・フロムの評論と同名。でも内容は人を愛して、別れて、その後どうやって立ち直るかが描かれてる。立ち直るために必要な男として登場する、愛だの恋だの感情や情緒は人生に必要なものではないと言い切るおじさんが魅力的だった。
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200806読了! ★
たまには肉々しいものがよみたいとおもって選んだのだけど、なんだかダメだった。
というか、恋愛と性愛のからみがひつっこい。
あと、文体が固くて、男の人が書いたものみたいでちょっと無理だったなあ。
主人公は恋愛におぼれると同時に、肉欲にも引きずられていくのだけど、まるで男の人みたいだった。
女性には、もうちょっとたおやかでいてほしい(わたしの好みにより!)
奔放な人間だったらともかく、固執するくせに尻が軽いのはわたし的にダメです。
が!いろんなひとがいて、いろんなじんせいがある。だから、それを否定はしませんが。
でも、わたしはダメってことで。
あと、物語が時系列すぎて興ざめ。しかも一シークエンスごと短くてものたりなかった。
ええっと。とにかく、ちょっとダメでした。
他の小池作品ではいいものもあるんだけど。
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色々な意味で刺激的で、苦手だった本。
小池真理子の「愛するということ」を読みました。
いつもだったらあらすじを丁寧に見て、新調に選ぶのですが・・・時間が無くて急いで買ってしまったもの。
読んだ瞬間、しまったの嵐。
これは落ちる本だと・・・・。
人間、心に重いものが落ちて陰鬱になる瞬間ってありますよね。
恋愛だったり、家族だったり、仕事だったり、
その重い、陰鬱となる、どしんとした感じを何故か文章になった物が好きな人は結構いる。結構いるからこそ、そういう本もよく売っている。
まさにそんな本でした。
静かに心にグサっとくる。
陰鬱になり、いてもたってもいられなくなり、早く読み進めて、その気持ちから解放されたくなりました。
という訳で長い文章なのに4時間くらいで読んで逃げ切りました。
あぶない、あぶない、
苦しい数ヶ月を過ごすところでした。
普段そういう内容の本を読まない分、衝撃は大きく、いつまで経っても覚えていて、夢にまで出てくることもあります。
そういう本が好きな人にはおすすめです。
でも女性限定の本です。
男性には多分分からない重い内容。
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小池真理子さんの作品の中ではあまり印象が強くは残らなかった作品ではあるが、
他の作品より現代的な感じで若い人には読みやすいと思う。(08年8月某日)
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考えさせられました。
恋愛と性愛のうんぬんについて。
私の最近の悩みだったので。
でも解決はしなかったけど。
でも主人公は恵まれてると思います。
自分の気持ち解ってくれて
それをぶつけられる男がいるんだから。
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普通の女性の恋愛が始まる瞬間から、恋を失い、絶望し、再生するまでの物語。
あまりにもありきたりで、エンターテイメント性はゼロに近いと思う。
でも、あまりにもありきたりだからこそ、主人公の心情に思わず共感してしまう。
どんなに愛し、愛されていると思う恋愛でも、ある日突然別れはやってくる。
その時、どう乗り越えればいいのか?
この本はそれを教えてれる。
中でも、印象深いのは、「鉛筆で描いたものは、消しゴムで消そうとしても、完全に消えるわけじゃない。だったら、書いたことを素直に認めよう」と言うフレーズ。
そう、恋愛は一度堕ちてしまったら、完全に消すことは出来ない。
失ったものへの喪失感をどう乗り越えていくのか?
この本の主人公は上手にそれを見つけたが、この問題は人間が一生抱えて行く問題なんだと思う。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
人は人を愛する時、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうのだろう。相手に見せたい自分、こんなふうに見てもらいたいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの脱け殻にすぎないのだ―。愛の始まりから失恋、絶望、再生までを描く小池文学の決定版、本格恋愛小説。
冷静でありながら、半狂乱な女の心理。
崩れそうで崩れないけれど、崩壊はしている、そんな失恋後。
男はずるいね。きっぱり切ればいいものを、「優しさ」というずるさで保護は続ける。
そこから抜け出せた時点が初めて「恋」の終わりだったのだと思う。
痛いけど、苦しくなかった不思議な読後感。
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2週目読了。
「人は人を愛するとき、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうのだろう。相手に見せたい自分、こんなふうにみてもらいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの抜け殻にすぎないのだ。」
「もう全然愛されてなんかいない、ってわかってるのに、わたしは彼を愛することをやめられないんだ」
「悲しみは乗り越えるもんじゃないさ」「埋めるもんなんだ」
「そこに悲しみがあった、なんてことすら忘れるほど深くね、埋めちまう。そういうことが出来るようになれば、一人前だ」
柿村が、絶妙なポジション。
野呂みたいな男には、こっちからハマったらダメだろー
マヤの心情が手に取るようにわかる。
でも今は、そんな気持ちは、誰に対しても、ないとおもう。
誰に対しての気持ちかわからないだけなのかもしれないけど。
小池真理子スキー
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【既読】
愛し、信じていた男に別れを告げられ失望する女の話
ですね、今読んでいる段階では。
あらすじには愛の始まりから失恋、絶望、再生までと書いてあるので楽しみに読んでいきたいと思います。
その相手に本当に惚れちゃったらもうその人のことしか考えられなくなるよね。マヤのように。
それにしても野呂も器用だな。
【読み終えて】
てっきり野呂よりいい男が登場して、ハッピィエンドにって・・・なりませんよね。それじゃあ今までの野呂に対する想いは何だったのよ?結局そんなもの?
ってなる自分もいるし、マヤには野呂のことなんて忘れて幸せになってと思う自分もいる。
もう野呂のことはいいじゃん!柿村さんとかいいじゃない!って思うんだけど、そう簡単に割り切れるものじゃないんだなと読み終えて思いました。
愛って難しい。
簡単なように見えて複雑で苦しくて、辛くて、幸せだけじゃない。
こんなにも愛や恋について考えさせられる、小池さんの本が好きです。
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純粋に恋がしたくなる本。
現実にこの男と出会ってしまったら、自分自身この主人公と同じ末路をたどるのではないかと思ってしまった。
小池氏の作品にしてはスラスラ読める本。
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一日で夢中になり読破してしまった。
今の状況にぴったりはまっていて、心の隙間が多少うまったような気持ちになり、涙がとまらなかった。甘くセツナイ、でもためになる本。
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愛するということは、やみくもに対象に溺れることではない。
むしろ、その逆であるということを、わたしは知ったような気がする。
愛なんかくそくらえだ。
しかし、愛なくしては生きられない。
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最初はね、
どうしようもなくて
辛くて苦しくて
見てられないくらいに
気持ちの入った話しと思ってた。
けど、違った。
感情的で感傷的な人を
冷静にたんたんと書いてあった。
人は、
一回ぐちゃぐちゃに
失って傷付いて壊さないと
大人になれないのかもしれない。
少なくとも、
私のなりたい大人になるには
必要な気がした。
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恋愛小説を読みたいなあ、と思いながら図書館で借りた本です。
恋愛小説家をあまり知らなくて、以前読んだ「恋」という本のインパクトから、ついついいつも小池真理子を手にとってしまいます・・・
主人公が彼と出会って愛し合い、別れ、嫉妬し、絶望し、そして再生するまでを描いた本です。
大恋愛や大失恋の経験もなく、あまり恋愛に苦労をしたことがなかったせい?か共感!という気持ちにはなれなかったけど、彼が彼女を愛したことを後悔していないところはほっとしました。