紙の本
図書館という「知的空間」
2016/04/08 08:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、この文章は図書館の無線LAN接続エリアで書いています。
私は利用している図書館にはそのほかにも無線LANは使えないけれど電源が利用できるエリアや一区画ずつ囲われている書斎エリアといったように、閲覧コーナーもその用途に応じて分かれています。
あるいは別の図書館ではパソコンを持参しなくてもwordやexcelが使えるパソコンを置いているところもあって、これは助かりました。
図書館には単に本の貸し出しだけではないサービスが増えています。
そのことを知らないのは、なんとももったいない。
この本では、新しい図書館の使い方と図書館を使ってどうビジネスに生かしていくかといった方法が説明されています。
本書は序章を除くと6つの章に分かれています。
第1章から第4章までは図書館の「超」活用法が説明されています。
これらの章で説明されているNDC(日本十進分類法)を理解して閲覧能力を高める方法などマスターしておきたい項目は多いのですが、それは本書を読んでいただくとして、本書の後半部分の第5章と第6章について書き留めておきたいと思います。
まず第5章は「図書館のトリセツ」です。「もっと図書館を知り、使い倒す達人になる!」とあるように、図書館の利点をこの章でまずはしっかり理解しておくことが必要です。
特に近隣地域を含めた図書館ネットワークのことを知っているととても便利です。
もちろん、司書や図書館員の人たちの役割をしっかり理解しておくことも重要です。
第6章は「「使える図書館」を探すための7つのチェックポイント」。
この中に「閲覧室は快適か?」というチェックポイントもあります。
大きめの机、座り心地のいい椅子(これはなかなか難しい)、明るさ、静かさといった項目がはいってきます。
本書はまずこの第5章と第6章から読み始められることをお薦めします。
ここまで読めば、図書館に行ってみようという気分になることは間違いありません。
さあ、そこであなたは何を作り上げていくか。そのあたりは、第1章から第4章をしっかり読んでみましょう。
紙の本
新しい発見
2023/03/14 16:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館は本を借りるだけの場所と思っていたので、そうではなかったということを知り、得した気持ちになりました。
図書館に行きたくなりました。
紙の本
素晴らしい
2017/12/14 08:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館というのは仕事場としても使える。図書館でどのように本を探すのか、など、著者が司書資格を取って学んだことを解説する。本の探し方、データベースの活用法、使いこなし方をわかりやすく解説している。
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ビジネスパーソン向けの内容が多い。本書の中では入門書やテキストを10冊ほど席に積み上げパラパラめくりその中から最初から最後までじっくり読みたい、手元に置きたいと言う本があれば本屋で買う。その他レファレンスコーナーの活用、分類番号がわかれば児童コーナーやYAコーナーをあたる、図書館の本は熟読せず閲覧する、図書館の本は参照・多読・調査用。買う本は通読・味読・楽しみ読書用を是非実践したい。
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<目次>
序章 図書館の「場」としての力
第1章 「集中力」編~作業効率アップ・サードプレイス・知の空間として
第2章 「発想力」編~セレンディピティ・視点変換・拡散思考
第3章 「思考力」編~情報収集・調査・分析・意思決定・判断・集中思考
第4章 「教養力」編~生涯学習・独学・雑学・レクリエーション・スキルアップ
第5章 図書館のトリセツ~もっと図書館を知り、使い倒す人になる!
第6章 「使える図書館」を探すための7つのチェックポイント
<内容>
書いてあることは至極最もなのだが、こういう本がなかった気がする。一番納得したのは、図書館の本は返却期限があるのだから、全部読む必要はない。読んでみて「素晴らしい。使える」と思ったら、買えばいい。この2点。2つとも当たり前なのだが、なかなか実行できなかった…。それから、「広域利用制度」をもっと充実させてほしいな…
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図書館の利用法の本。まだ使ったことない人にとっては有用な本。よく利用している人には当たり前のことが書かれている本。
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図書館は本を借りる場所のみにあらず。著者自ら司書資格を獲得して臨む、最高の図書館利用法への模索。ストロングスタイル・イズ・バック!
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社会人向けの図書館活用術。
利用者視点ではないほうから、興味深く読ませてもらった。
社会人向けということでその対象の主たるものは公共図書館に置かれているが、自分にとっても「ほほぅ」と思うところもあったりと、今後の自分にとっては良書だった。
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図書館の利用方法
情報検索=インターネットではない
図書館を使う利点は何かを考える
地域資料は充実している
本とのセレンディピティな出会い
学習時には大きな机は重宝する
リファレンス的な視野からのデータベースの活用
アウトプットするためにも読むことが重要である
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図書館へ行くのは大好き。
田舎暮らしになって車でないと行けない距離だから、以前よりも行く回数は減ってしまったけれど、それでも1週間に1回は必ず行っているな。
2日に1回は行きたいけれど、こればかりはどうしようもなく……。
田舎の図書館は規模が小さいので読みたい本がないことが多い。
前々から、隣の市の図書カードを作ろうと思っているけど、なかなか面倒で先延ばしになっている。
こりゃ、利用しない手はないわね。
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自分も図書館を活用してるつもりでしたが、さすが奥野宣之さんでした,紹介しているのが関西の図書館中心なのが残念。
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有料データーベースの利用、
大学図書館、
分類法則、エヌティーシーの仕組み、日本受信分類法、
ブラブラブラウジング、
レファレンスサービス、
お手玉式貸し出し
リクエスト、協力貸し出
カーリル、リブロン、その本図書館にあります.
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社会人向け司書講習
図書館の最大の売りは、有料データベースが使えること。
日経テレコンなど。
図書館は歩き回れるインターネット。
図書館の自習室はちょうどいい緊張感がある。
日本中の図書館はご当地オフィス。
分類番号が同じで、自動コーナーやYAコーナーで入門書を探す。特に2類:歴史は役に立つ。短くて簡潔。
児童コーナーをチェックする。
レファレンス・サービスお願いします、は効率アップの合言葉。調べ物をするとき。
4点コピー=表紙、背表紙、奥付、著者プロフィールをコピーする。
古典や歴史、科学の図鑑などは、図書館に置いたままで読み続ける。毎回続きで。
図書館は無料。プールは有料。GHQの民主化政策のおかげ。
教養のためには、ストックの知識(現代の情報ではなく、過去の確立された知識)を仕入れる。
図書館は借りた履歴は破棄されている。図書館の情報リテラシーは高い。
国会図書館デジタルコレクション=自宅からは40%程度しか見られない。
リブロン(その本、図書館にあります)
有料データベース=ジャパンナレッジ、日経テレコン、聞蔵(朝日新聞、アエラ)、ヨミダス(読売)、D1ーLOW.COM(第一法規)
司書になれるくらい勉強をしてやっと図書館を使いこなせる。
ラボとしての図書館。
全国のご当地オフィス。
図書館は、ディレクトリ検索のようなもの。周辺の情報にも目が行く。
文献を使ってアウトプットするときは、できるだけたくさん読んで、できるだけ使わない。
分類番号がわかったら、同じ番号で児童コーナーやヤングアダルトで探す。
レファレンスサービスを使う。
知識をフロー型からストック型に変換する。フローはインターネットの情報。
「010」図書館 を見る。
借りた本をじっくり読みたくなったら買う。
返却した本をもう一度よみたくなったら買う。
図書館に読みかけの大作を置く。
ほぼすべての街に図書館がある。
図書館にいることを学校に密告しない。
『リブロン』、『その本、図書館にあります』
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図書館をうまく利用する方法について書かれている本です。図書館は、本を借りるだけの場所ではなく、リファレンスサービスなど色々な利用法があります。この本には図書館を利用している人でも知らない図書館利用のTips満載です。図書館をうまく活用すれば、インターネットで得られる情報の何倍も深みのある情報が手に入ります。特に、NDCをベースにした図書の探索法は参考になりました。本好きの人の中には、「本は自分で買うべし、図書館で借りるなんてもってのほか」という人もいますが、私も実は図書館大好きです。奥野宣之氏の図書館に対する思いに同感することしきりです。
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身近な図書館を以下に活用するかに書かれた本。ビジネスマン特に企画系の社員はもっと図書館を活用すると良い仕事ができるということを著者自身がやっている事例をもとに解説。著者は出版者、新聞社勤務を経て、現在は情報をテーマにフリーの著作家をやっておられるらしい。
図書館好きが高じて司書資格も取得したらしい。大阪在住(堺市らしい)ということで見本で出てくる図書館も同じく大阪在住の私にとっては身近。
あっと言う間によめる(会社帰りに千里の図書館で借りてきて、その日のうちに読了)本なので、ぜひ読んでいただいて図書館活用をめざしていただきたいところです。