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春の嵐(新潮文庫) みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー45件

みんなの評価4.1

評価内訳

45 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

素晴らしい。

2015/12/28 00:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本でヘッセが一気に好きになった。
才能だの芸術だの恋だのと、『月と六ペンス』に似た印象を受けたが、あちらよりも読了感がいい。
老いた主人公が最初に言いたいことを提示し、主人公の生い立ちの中で言いたいことを得た瞬間をいくつも描き、エピローグで結論を示す。
小説というより論文に近いと思った。だが、主人公が成熟してくる6章からの面白さは小説のそれ。
得るものがたくさんありながらエンターテイメント性もある見事な作品だった。

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紙の本

ヘッセの詩的な小説

2010/07/27 11:56

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヘッセ33歳の作品。

ヘッセの小説を読むのはひさしぶりだ。
今まで『デミアン』や『荒野のおおかみ』を読んだが、それ以来。
『デミアン』を一つの分水嶺とみなすならば、
『春の嵐』は「前期」に位置する作品だ。

クーンは音楽への情熱を小さいころから持っていた。
しかし、ソリの事故で片足に障害を負ってしまう。
音楽にあわせて踊ることや、女性をつきあうこと、
そういうことを若いクーンはあきらめてしまう。
しかし、クーンには音楽があった。
音楽学校の教師の励ましもあり、音楽家へと成長していく。

やがて、オペラ歌手のムオトと出会う。
そして、二人に「奇妙な友情」がはぐくまれる。
ムオトは破滅型の芸術家肌で、女性をときに殴ったりもする。

クーンはゲルトルートという女性と会い、恋に落ちる。

ここから先のストーリーはここには書かないが、
クーンの恋愛がうまくいくわけではない。

ヘッセの小説はどこか詩的だ。
それはヘッセが本質的には小説家というよりも詩人だからだろう。

この作品において、
すばらしくすぐれた技法や、
おどろくような展開があるわけではない。
むしろ、21世紀の今から見れば、
オーソドックスな一人称の文学だ。

だが、するすると先を読んでしまう。
おどろくような展開はなくとも、
クーンは苦悩しあるいは歓喜し、
その精神の「軌跡」は、読んでいて熱をもって感じられる。

ひさびさにヘッセの小説を読んで、
「読んでよかった」と思った。
もっと性的に直接的な描写のある小説や、
もっと会話のおもしろさ、深さでもっていく小説、
というのは他にもあるだろう。

でも20世紀のドイツの詩人が残した小説は、
ふと、触れてみたくなる魅力をもっている。

まるで一編の詩のように。

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紙の本

ノーベル文学賞受賞作品

2001/03/10 10:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「詩人になるか、でなければ、何にもなりたくない」とい神学校を脱走したヘルマン・ヘッセのノーベル文学賞受賞作品。
 橇から転倒し不具になったクーンの悲しい物語。

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紙の本

私が求めているヘッセはこういうものだったろうか

2023/04/28 20:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

よいことも悪いことも十分味わいつくし、  ~私の一生は貧しくも悪くもなかった。  語り手が自らの人生を振り返り冒頭でそう述べる。  これはヘッセ自身の心情の代弁か。   ヘッセには珍しい程まとまりのある、そしてドラマチックな出来の小説。それなのに少し、違和感も残る。私が求めているヘッセはこういうものだったろうか。  ヘッセに対して私は何を求めているのだろう。  そんなことも考える。 訳者が実際にヘッセと会った際の様子が興味深い。ヘッセが求め続けた幸福の形は、この作品のような静かな境地なのだろうか。

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2005/10/12 15:51

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2006/02/06 11:56

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2006/06/10 01:37

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2006/06/16 00:52

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2006/09/30 14:12

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2007/04/22 16:00

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2007/08/14 10:01

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2008/05/14 22:37

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2009/11/14 22:54

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2009/04/04 14:45

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2009/06/22 14:00

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