王様達のヴァイキング　10 みんなのレビュー

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　防衛省で秘密裏に進められていた国産ドローン製造計画をご破算にする乗っ取り事件が前半に展開され、その中で是枝は己の中の鎖を引き千切った。
　物語は本番の始まり、という印象だろうか。是枝が産みの苦しみを味わっている背景では、ドローンへの攻撃に怒りを隠さない蘇芳大臣が反撃を誓って「サイバーテロ対策特別研究チーム」を組織し、それと時同じくしてlaching cat がその正体を見せ、恐らくはその正体を知ったがゆえに衣笠管理官と坂井が手を組んでいる。
　いよいよ物語は重みを増している。間の物語であるがゆえの、人間ドラマとしての弱さはあるが、それでも星五つは外しがたいくらい物語の引力が高まっている印象だ。

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是枝くんが人間らしく成長してってる。泣けたわ〜　ドローン騒ぎは表面的には済んだけど、裏ではいろいろと動いているようで。一難去ってまた一難。サイバー世界は留まることをしりませんな。これに取って代わるものがない限りどんどん善悪どちらにも進化してっちゃうのね。

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是枝ついに警察の組織に構成員として協力することに。強大な武器を手にしたが警察や政府には深い闇がありそうで、その中で是枝はより「強い意志」が求められる。
自分なりの正義を貫けるのか、というテーマが今後の展開に響いてきそうだ。
毎度のことながら事件のアイデアがすごく面白い。これからの笑い猫との攻防も楽しみだ。