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泣かない女はいない みんなのレビュー

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みんなのレビュー62件

みんなの評価3.6

評価内訳

62 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

にべもなく心にくる

2008/08/06 22:18

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:笑いの影 - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっぱり長嶋有だな。
そう思わせるには十分過ぎた、泣かない女はいない。
泣けるでもなく、爽快でもない、そんな話は意外とみんな欲しているのではないだろうか。
睦美はいつも涼しげで、関わるとも関わらないともつかない態度で人と接する。恋人とは上手くいっていて、不満もない。同僚との話を耳にして「SEXの時、私が首を絞めてっていったら絞めてくれる?」電話のついでに訊いてみた。
そんな日常は延々と続き、海も山もない人生は衝撃もなく終わる。
特別良い人も、特別悪い人も出てこないのに、心は高鳴る。そんな物語。
NO WOMAN NO CRY
泣かない女はいない

夫はもうすぐ夫ではなくなる。
でもなぜか悲しみも悔しさも出てこないのは、いやほんとうは悲しいし悔しいのかもしれない。それに気付きたくない自分がそこに居た。
親友のみどりとは世紀魔2で知り合った。突然話しかけてきたみどりに少し距離をおく保子。だけどそんな強引なみどりに少しずつ惹かれていく。
みどりに憧れともつかないような憧れを抱いているのかもしれない。
センスなし、というタイトルなのに、結局保子は泣けなかった。
センスがないのはどれなんだろう。
世紀魔2か、デジカメの写真か、あるいは豆腐屋の笛か。

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紙の本

数々の話題作を発表しておられる長嶋有氏による恋心の不思議を描いた小説集です!

2020/07/02 10:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『サイドカーに犬』(文學界新人賞)、『猛スピードで母は』(芥川賞)、『夕子ちゃんの近道』(大江健三郎賞)など数々の興味深い作品を発表しておられる長嶋有氏の作品です。同書は、埼玉郊外の下請け会社に事務として中途入社した澤野睦美が主人公として繰り広げられる物語です。彼女には恋人・四郎はおり、同棲しているのですが、不意に彼女に心変わりが訪れます。その心変わりとは一体、どんなものなのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読むください。同書には、表題作のほか、短篇「センスなし」短も併録されています。恋心の不思議を描いた魅力あふれる小説集です。

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紙の本

信用できる人物の描写

2023/01/27 13:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

睦美さんが同棲している恋人ではなく、
職場の男性に少しずつ惹かれて行ったり
人柄を信用する描写が抜群に良かった。
「あ、この人信用できる」とか、「この人いい人だな」
という直接的な表現ではなく、
起こった出来事や、会話の流れで少しずつその人への
興味や信用が増えていくさまがとても共感出来た。
日常を描く抜群な作品。

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紙の本

静かだけど熱っぽい

2017/06/13 21:40

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の日常がだいたい静かにつづられていく。書き方によってはこれは結構な事件になるのではないかという出来事もあっけらかんとした感じで進む。物語とか登場人物に感情移入するとかでなくても、自然に溶け込んでいけます。それだから最後に胸がきゅっとなるんでしょう。

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2007/10/16 16:36

投稿元:ブクログ

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2007/12/27 11:59

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2007/10/28 23:41

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2008/01/06 15:00

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2007/11/24 03:14

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2008/03/12 02:12

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2008/04/06 23:26

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2008/11/26 23:44

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2009/02/11 00:52

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2009/04/25 10:11

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2009/06/13 21:29

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