紙の本
脳科学者である茂木さんに興味があります。
2016/11/16 17:58
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投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
茂木さんをテレビで拝見して早速、本が読んでみたくなりました。茂木さんの本が多数ある中で、題名に惹かれてこの本をセレクトしました。とても読みやすく書かれてあります。勉強になりますね。
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コラムを集めたものなので、ひとつひとつが短くてめっちゃ読みやすい。最初にあった、自分次第でコントロールできることとそうでないことをちゃんと意識するっていうのが、私にとってハイライトでした。最後らへんの話はよくわからない部分があったので、モヤモヤしたかんじで終わった。茂木さん自身は、若い頃よりもいまのほうがストレスがなくて生きやすいらしい。自分はいまもそんなにストレスはないほうやと思うねんけど、愉快に生きるってのはほんまに大切なことやんなぁ。
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雑誌『プレジデント』に「世界一の発想法」として2011年から連載されているコラムをまとめた本。
掲載順ではなく、「幸せになるチカラを育てよう」、「ビジネス力がぐんぐん上がる脳の磨き方」、「人間関係のマエストロを目指せ!」、「学びは人生の最高のご馳走」、「悩みも不安も脳科学が吹き飛ばす!」の5章に再構成されている。
特に驚くようなことが書かれているわけではないが、新しいこと・人間関係、少しハードルの高いことにチャレンジし、脳に刺激(サプライズ)をもたらすようなチャレンジを心がけること、プレゼンテーションは愛のあるサプライズでありたいこと、他者のミラーニューロンを通じての自分自身のメタ認知などが印象に残った。
15-254
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こちらも少し前に読了していた本
上京時にまとめ買いしたうちの1冊です
茂木さんのコメントなかなか好きなのですわ
付箋部分をご紹介します
・自分という、二つとない、かけがえのない個性を活かすこと。そのためには
気づきを通して自身と出会う必要がある(p4)
・ストレスなく働くための秘訣とは、まずは、ベストを尽くすことである。
しかし、相手次第で決まることについては、結果が悪くても、諦めることである(p17)
・本当は、今日という日は、二度と帰ってこない。だからこそ、日々の足元を見直すことが
幸せにつながる。つまり幸せとは、一つの「発見」であり、「認知」なのだ(p20)
・すべてのイノベーションの出発は「できる」という「根拠のない自信」を持つ点にあるのだ(p28)
・「前例がないから」と新しいことに挑戦しないのは、結局は、理屈ではなくやりたくないからだし
成功するかどうかわからなくても前進するのは、とにかくそうしたいからである(p29)
・集中して時を忘れる「フロー」の状態では、頑張っていることは実はうれしいこと、楽なことである。
頑張るということは、決して無理をするということではない(p41)
・学歴にせよ、結婚にせよ、就職にせよ、特定のポイントが満たさなければ幸せになれないと信じ込んでしまうと
幸せに至る多様な道筋が見えなくなる(p44)
・胸がどきどきする「アウェー」があってこそ、脳の潜在能力が引き出される(p51)
・地頭の良さを鍛えるためには、やさしい問題ばかりに取り組んでいても、あまり効果がない(p54)
・脳科学的に言えば、最も創造的で、効率のいい仕事ができるのは、まるで遊んでいるかのように仕事に
取り組むときである(p65)
・失敗を恐れなくてもいい。他人は自分の失敗を思ったほど厳しくは見ないし、そもそもそれほどの関心もない。
だから、他人の目を気にしないで、思い切り挑戦するほうが自分のためだ(p105)
・雑談は、セレンデピティ(偶然の幸運)が花開く土壌である(p107)
・雑弾力を鍛えるためには、好奇心の強い人でなければならない(p108)
・自分の長所や短所は、他人という鏡に映って初めてわかる(p112)
・自分の利益を一時的にせよ忘れて、相手の利益を想像してみることが、結局は自分の利益になるのだ(p128)
・オーバースペックな人の教養は、いつどこで「ドット」と「ドット」を結ぶイノベーションにつながるか
わからない。一つのことを極めている人だからこそ、見えてくることがる(p135)
・幅広い教養を身につけた人が、一つの事業に集中したときにこそ、初めて「遠く」まで行ける(p139)
・どんな分野でも、一万時間やると、能力が開花する(p146)
・成功するためには、頭がいいことも、ものすごく努力することも必要ない。むしろ、頭がよくなくても
努力しなくても、とにかくやってしまうことが大切である(p154)
・この世の中は何事でも起こりうるのだと覚悟を決め、「根拠のない自信」を持って未来に向き合うのがいい(p173)
・「心」を生み出しているのはすなわり脳であり、心の持ちようの背後には、脳内の活動があるということである。
どのような気持ちで日々を送るかは、そのまま脳の物質的な活動へとつながり、健康にも反映される(p184)
・仕事を進めるうえで必要な能力は、一つひとつの「点」にではなく、その「間」にこそあるのである(p188)
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プレジデントの連載のまとめ。期待して読むというより、息を抜く本。
どうせ生きるならできるだけ自分の可能性を発揮したほうがいい。
うらやましいは身につければよい。いやな点は克服すればよい。1万時間やる。1日3時間で10年。才能が開花する。
世の中の役に立ちたい、市場ニーズにこたえたい、もっと自由で創造的な社会を造りたい。思いがぶれなければいつかは方法が見つかる。
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・最近この手の本を読むと、「今を大事にする」「他人の評価を気にすると自分の人生を歩めない」といったアドラー心理学に共通する考えに帰結することが多い気がする。
・過去の事象を捉えて「反省」することは大事だが、「反省」をしたらいつまでも過去に引きずられずに、「今」を大事に精一杯生きることが大事なのだろう。この時に「未来」のために「今を頑張る」という考えでは「今」を生きていないことになるので注意が必要。
・ストレスを感じないで働くためには、自分でコントロールできることと、出来ないことを区別し、前者には全力を尽くし、後者はいい意味で諦める(これはアドラーの「課題の分離」に共通する)。自分でコントロールできないことまで悩むとストレスが溜まる。
・幸せとは気づくことである。人生の中のごく当たり前の恵みに目覚めることが汲めども尽きぬ幸せの泉である。それに気づくためには、旅をしたり人との出会いが大切。
・仕事をするうえで苦しいことはたくさんあるが、「遠い目標」のために「今、ここ」を頑張る。
・慣れ親しんだいつものホームの状況では脳の活動パターンがマンネリ化してしまう。いつもと違う状況を経験することで脳の潜在能力は引き出される。
・日本人はとりわけ「安全」や「確実」を過剰に求める。何かが絶対に起こらないことを示すのは「悪魔の照明」であり事実上不可能である。完全な予測は科学的に出来ないことが証明している。不安になるよりも「根拠のない自信」を持つ必要がある。
・脳のアンチエイジングに最も大切なのは、新聞やに挑戦すること。出来るかどうか分からないことに取り組んで成功すると、ドーパミンが放出され脳は喜びを感じ、その時の行動回路が強化される。
・あいつは欠かせないという人物は、ある特定領域の専門家ではなく、「場」を作ることができる人。宴会の仕切り、話題を絶やさずその場を楽しませる、といった人と人との関係を潤滑油として触媒することが出来る人物。専門家は代替可能だが、人と人を結びつける人物の替えはきかない。
・松下村塾での教えは「心の整え方」。基盤は陽明学で、「心即理」や「知行合一」といった考え方を通して、世の中の状況がどうであれ、自らの信念を実践し貫くことを教えた。
・反省とは、自分自身の価値観や世界観を振り返るという側面がある。その時になぜそのような行動を取ったのか、その選択をさせたのは価値観や世界観による。そこに問題があれば、そのことに気づき改善することができる。それによって、同じことを繰り返さないで済む。
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速読でさくっと読みました。
肝に銘じておきたいと感じた1文をメモしときます。
「成功の方程式」
幅広い教養を身につけた人が1つの事業に集中したときにこそ、初めて「遠く」までいける
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図書館で借りた本
内容はコラムをまとめたもの。書いてあることは当たり前のことばかりだけれど、それゆえに自分の思考の歪みに気づく。「普通に考えれば、そうだったな」という、知っていたのにいつの間にか忘れてしまったことに再度気づく、といった学びがあると思う。
いくつか、自分の思考のワナのようなものが見つかったので、メモに書き留めておいて、また時間を置いて見返したいと思う。
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ストレスなく働くための秘訣とは、まずは、ベストを尽くすことである。しかし、相手次第で決まることについては、結果が悪くても、諦めることである。
幸せとは、1つの『発見』であり、『認知』なのだ。
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雑誌プレジデントの連載コラムらしく、一篇一篇の内容が薄い。別著で記載している内容のダイジェストで重複もあり、既にそれらを読んでいる人には、イマイチ。
経済成長しても幸福度は変わらないと言う事実をそれを最初に議論した研究者の名前をとって、イースタリンのパラドックスと言う。所得が増加するにつれて主観的幸福度は増加するが、所得の増加率ほどには主観的幸福感は増加せず、その変化率の比も1100万円で最大。多分、我々は、アイツよりマシという比較論による充足を「幸福」と呼んでいる。言語ゲーム的に「幸福」を再定義すれば、同じ価値観のもっと違う数値にはなる筈だが、幸福とは、同時代的相対的感覚による。で、そこから解脱して次のステップで漸く幸福は、「思い込み」となる。何か幸せそうだなと、新興宗教家を横目に見るように。
大した話ではない。相対的価値観か、絶対的価値観というアプローチの違いで、味のうまい不味いや痛みは絶対的、金持ちか否かは相対的、みたいな事だ。一次的な欲望の満足は刹那に絶対的なはずだが、欲望は継続するし、仮託した欲望交換の手段も朽ちないから、その獲得には際限がない。渇望感の瞬間を捉えるなら、金と余暇と肉体疲労の残量を見て、小金持ちが不幸せと回答しても不思議はない。(従い、パラドックス感がない)可視化できるステータスのみ、企業や人生のKPIとして機能していては、バランスを崩す。イマイチ。