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みんなのレビュー105件

みんなの評価4.1

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2017/04/03 20:52

民主主義とは

投稿者:くる - この投稿者のレビュー一覧を見る

おおざっぱに言うと、安倍政権の政策へのパワーの源が、学生運動にあったと述べている。今と違い、70年代の大学生って、自分たちが日本を変えるぞという気合いが凄かったとは聞いていた。今もじっくり時間をかけて、日本を変えているようだ。私個人は、戦後の憲法の改正には大賛成である。もちろん、現法のおかげで女性の地位が上がったりと人権や平和にもつながっている。9条を変えたら、軍国に戻ると不安な気持ちを言う人もいるが、そういうものじゃないことくらい理解する。時代に合わせて、世界状況を見極めた上で改憲はすべきである。ただ、この本にあることが本当であれば、民主主義的なやり方で改憲には向いてはいない。一部の理想論の代弁になっている。皮肉だ。私達は、70年代の愛国心の強い学生の船に乗っている。この本がそのことに気づくきっかけとなり、国民全員でこぐ船になれるきっかけになるといいが。そこまで行き着くにも、新たな草の根運動をしなければならないということか…

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低い評価の役に立ったレビュー

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2017/03/31 21:07

前半が…

投稿者:コーク - この投稿者のレビュー一覧を見る

後半の日本会議関係者達の経歴を追った部分は面白かったが、とにかく前半が酷い。
憶測や陰謀論じみた部分が癪なので星は二つとした。

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105 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

日本を右に引っ張る組織

2016/05/26 08:32

29人中、21人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:qooma - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨今の右傾化は安倍政権に端を発するものではなく、日本会議という謎めいた宗教団体によるものだった。

テレビや新聞では普段あまり登場しない日本会議がいかに今日の日本に影響を与えているか本書を読めばよくわかる。なぜ日本会議が報道されないかは想像するほかないが、このような本が出版されることで少しでも日本会議の存在を知る人が増えてほしい。

安倍氏は日本会議の傀儡だというと語弊があるが、その思想は日本会議の受け売りだ。もともとが岸信介の孫だけに親和性は非常に高かっただろう。
宗教団体「生長の家」や、60年代の学生運動の時代に左翼の反動として民族派学生が組織した「日本学生文化会議」などなど数々の団体が登場し、日本会議の歴史が紡がれる。
椛島有三はもとより、高橋史朗、百地章、村上正邦、安東巖らがどのように日本会議と関わってきたのか、どのようにつながっているのかが詳細な調査によって明らかにされた。
本書の一番重要な部分は安東巖という人物に関する記述である。生長の家で宗教的体験をえた彼がこの団体を操ってきた事実はどの機関も報道していない。まだまだ裏がありそうな人物だ。
安東もそうだが日本会議は謎に満ちている。本書の続編が待たれる。

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紙の本

多くの人に読んで欲しい

2016/06/03 21:14

19人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tyokoya - この投稿者のレビュー一覧を見る

「日本会議」がよく調べられています。
現在の政権が目指すものが書いてあるようです。

民主主義、立憲主義が良いものと評価する人は読み進めて欲しい。政権の目標が単純で、愚劣であることが理解できるにちがいありません。

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紙の本

日本会議に乗っ取られた国

2016/06/13 17:32

14人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

安倍政権の閣僚の8割が関係していると言われる国内最大の右派組織、日本会議を動かしているものはなにか。まるでミステリー小説のように解き明かしたのが本書だ。キーワードは生長の家原理主義。新興宗教の信奉者たちがこの国の政治や教育や市民生活にじわじわと触手を伸ばしていく様子は不気味で背筋が凍るようだ。ただ、まだ全貌が明らかになったわけではない。続編を読みたい。

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紙の本

「戦後レジームからの脱却」の正体

2017/04/17 19:11

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:親譲りの無鉄砲 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第1次の時は、教育基本法改正、防衛庁の省昇格、第2次では「戦争法案」強行採決や、平成の治安維持法「共謀罪法案」審議入りを推し進めるなど、数々の右傾化路線を主導し、憲法改正をも視野に入れている安倍政権の正体とは何か?とずっと考えていた。母方の祖父が60年安保を強行採決した岸信介であることが、その淵源だろうとは思っていたが、しかし、父方の祖父は安倍寛という戦前戦中の大政翼賛政権に背を向けて無所属を貫いた気骨ある代議士だったことを考えると、単に「血統」の問題ではない。
 安倍政権は「特定の思想信条」を強く共有する集団による「お友達内閣」であり、これは歴史の長い自民党政権のなかでもかなり異色の特徴、と前々から言われていた。彼らの共通項が、昨年頃から一般にも名前を聞くようになった「日本会議」という組織。本書は、その正体をまとまった形で一般の国民に初めて広く知らしめた、ある意味歴史的な書なのだ。そして、最近政権を揺るがせている一大スキャンダル「森友問題」においても、著者のその取材力のすごさを国民に印象付けたという点で、凡百のジャーナリストや作家には真似のできない現象も巻き起こしている。
 本書によると、安倍政権のほとんどの閣僚が「日本会議国会議員懇談会」に所属していることがわかる。それと同時に、「教科書議連」、「神道議連」といった集団とも重複して所属している。昔の自民党政権というのは、もっと多様性があり、派閥間でバランスを取って閣僚ポストをシェアしていた。それがなぜ、いつの間にこのように単色化してしまっているのか?1997年発足した民間団体としての日本会議本体には、いくつかの系統があるが、その本流「日本を守る会」が、数多の宗教関係者を含む保守派論客たちを一見緩く、しかし戦前日本の戦争をしやすい国のかたちに戻そうという一点で連帯させ、手始めに「元号法制化」を短期間に成功させたあたりから、右派勢力を強力にまとめて行ったという。その有象無象の集団を有能な羊飼いのごとくうまくオーガナイズいった事務方のプロが、70年安保当時の反動右翼学生運動家、安東巌、椛山有三、伊藤哲夫ら元生長の家信者一群なのだった。(現在の生長の家とは袂を分かっているが、その創始者・故谷口雅春の反・日本国憲法主義に共鳴しており、著者は、彼らを生長の家原理主義者と呼んでいる。)彼らは実に事務能力に長けている、という著者の指摘は興味深い。そしてなんと、自民党の改憲アジェンダとは、生長の家原理主義者たちの改憲アジェンダそのものを引き写したものであり、彼らが策定したタイムテーブルに従って、安倍政権は粛々と改憲への道を進み、国会解散日程なども決めているようなのである。成長の家原理主義者は極右草の根運動を主導するのみならず、自民党の影のシンクタンクの様相さえ持っているのである。カルト如きがなどと侮れない。結局は、安部内閣とは、自ら考えることなく、単に神輿に担がれているだけの、極めて反知性的な政権であるということも、本書を通じてばれてしまった。つまり、必ずしも純粋に祖父の岸信介の遺志を継いでいるわけでのないのだな。
 ところで、安倍政権の正体とは、極右思想の集団・日本会議の神輿に乗った反知性主義政権だ、ということまでは、本書を通じてよく理解できたのだが、しかしなぜ、今の世においても、日本の極右思想が国家神道を基盤にした天皇制主義にまた安易に直結するのか、というところがよくわからない。その辺りの社会・集団心理学的な解明もどなたか今後展開されることを期待したい。

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紙の本

安部政権を牛耳る?

2016/07/17 00:16

8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近よく耳にする「日本会議」。その実態は『生長の家』の周辺者が牽引してきたものである。安部政権や地方議会への工作も行っている。安部政権が日本を良くしようとしても、牛耳っている団体に影響されては、どこに向かってしまうのだろうか。

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紙の本

読み応えあり

2016/09/23 20:44

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:上総介 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読みごたえのある本でした。「日本会議」という右派団体の危うさについて、著者が綿密に調べて書きあげたドキュメンタリー。普段報じられない存在を著者がよく調べ上げたと思います。

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紙の本

日本会議

2017/06/07 20:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カピバラさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

生長の家の元本部講師たちは、現在の生長の家を批判している。総裁が批判するのもやむを得ない。

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紙の本

団塊右翼の運動・過程・何より魅力を描き出した本

2017/03/29 20:24

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Luna=Read - この投稿者のレビュー一覧を見る

アマゾンには山ほどこの本のレビューがあります。
本の流れ、アベガージミンガーはそちらにお任せするとして、私はこの本のもう一つの側面を書いてみたいと思います。

この本は生長の家の運動において、そのターニングポイントとなるような人物――例えば安藤氏や村上氏――に対し好意的に、或いは中性的に、その人格や魅力を描いているのです。もし椛島有三さんも取材に応じていれば、その人物相を似顔絵のように描き表わされていた事でしょう。
また、安藤氏に対して起こった『奇跡』についても、カルトの妄想と一蹴する事無く、それが経験で、大事な事であるのだと肯定する姿勢を取っています。時に彼らの能力に対し尊敬の念すら書き表すその姿勢は、取材対象に対する敬意と言っても良いでしょう。

この本を基にした日本会議の発端を私の主観で書くとこうなります。
病弱な己と親への恨みの念を持ち、日々を呪っていた安東巖は、生長の家と出会い、その恨みを信仰と努力で断ち切り、真っ当で立派な学生として生きようと心に決めて遅咲きながら見事大学に入学します。
しかし、大学は80年代の似非サヨによって起こされた安保闘争で機能を停止し、左翼は暴力で反乱分子を押さえつけていました。彼は暴力を受けながらも、同じ道を取ることなく論述と知恵で大学を取り戻して行きます。
また彼はその時にポピュリズムの脆弱さを経験から見抜き、大衆迎合ではなく、鋼の意思を持つ少数精鋭で活動を展開していくと言う、30年時代を先取る聡明さを以て活動を率いて行ったのです。
その活動方針は一貫しており、例え右翼仲間であっても武闘派の存在を許す事はありませんでした。拳で自らの思想を通そうとする傾向のある人間を、彼は極めて政治的に(けだし腹黒く)組織から葬って行きます。それが例え汚い、卑怯だと言われるリスクがあっても、彼は優れた弁舌と説得を以て己の意思を遂行して行ったのでした。

上記の通りとても安東巖さんは勇気に溢れた傑者でありました。
ただ、結果として組織が数々のアンチ・リベラル・ルサンチマンを拾い上げる事で、似非ウヨと揶揄される状態になってしまった事が、とても寂しさを感じさせます。
しかし、その膨れ上がった日本会議と言う組織の、その神髄に残る安東氏が、未だに何も変わらぬ求心力と圧倒的なカリスマを持ち、本来運動家が可能性として持つ内ゲバを可能な限り吸収していると言う、正しく『人の力』と言うべき現状が残っている。
これ程までに日本人として手本にすべき方が一体世界にどれだけいるだろうか。

余談ですが、斯様に書き表す筆者でも、時に穏健派よりも武闘派を持ち上げるような記述が出てきます。これは恐らくしばき隊の中でも過激派であっただろう筆者の性格が出ているように思われます。
筆者は剣を握る手をペンに持ち替え、その有り余る武力(例えば闘争心、体力、行動力など)を、この本とその取材に継ぎこみ、書ききれぬ口惜しさを以て本にした事は想像に難くないものです。

自称肩書ノンフィクション"作家"、なるほどと膝を打ちます。
ジャーナリストのコラムでは此処までドラマティックにはならなかったでしょう。

アベガーが無かったら左から凄い嫌われますねこの本。もう敵を作らないと存在出来ないんじゃないだろうかこの人。
しかし極めて良書でした。
そしてこれを読んだ方は、この日本会議の『民権廃止を求める一貫した市民運動』に注目して、自分の立ち位置やイデオロギーを今一度考えて頂きたいと思います。

"本当に貴方は現在の自らのイデオロギーに則った立ち位置で行動しているのだろうか?"と。

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紙の本

政治家・自民党の右傾化と、日本の将来のための必読書

2021/09/30 22:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pirkakewtum - この投稿者のレビュー一覧を見る

もはや古典といってもいい。ネット連載中から注目していたが、取材も緻密なら、考察も緻密。かつて森嶋通夫氏が危惧した、政治と右傾化とカルト化を確認できる快著。是非多くの方に読んでもらいたい。

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電子書籍

民主主義とは

2017/04/03 20:52

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くる - この投稿者のレビュー一覧を見る

おおざっぱに言うと、安倍政権の政策へのパワーの源が、学生運動にあったと述べている。今と違い、70年代の大学生って、自分たちが日本を変えるぞという気合いが凄かったとは聞いていた。今もじっくり時間をかけて、日本を変えているようだ。私個人は、戦後の憲法の改正には大賛成である。もちろん、現法のおかげで女性の地位が上がったりと人権や平和にもつながっている。9条を変えたら、軍国に戻ると不安な気持ちを言う人もいるが、そういうものじゃないことくらい理解する。時代に合わせて、世界状況を見極めた上で改憲はすべきである。ただ、この本にあることが本当であれば、民主主義的なやり方で改憲には向いてはいない。一部の理想論の代弁になっている。皮肉だ。私達は、70年代の愛国心の強い学生の船に乗っている。この本がそのことに気づくきっかけとなり、国民全員でこぐ船になれるきっかけになるといいが。そこまで行き着くにも、新たな草の根運動をしなければならないということか…

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紙の本

継続は力なり

2016/05/24 11:55

13人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:脳天さかおとし - この投稿者のレビュー一覧を見る

現在の安倍政権の閣僚の大半が日本会議のメンバーというところからよほど強大な組織を想像するとまったく違うので、実はかつての「生長の家」に端を発した宗教的情熱に支えられたごく限られた人員がえんえんと学生運動華やかなりし70年代からうまずたゆまず市民運動的な地方自治体への働きかけ、熱心なメンバーの育成などを続け、まったく非民主的な主張をしているこの小規模な団体が憲法改正を視野に入れつつあるという、市民社会が民主主義をせせら笑い運動をバカにし続けたあげくの恐ろしい皮肉が膨大な調査を経て炙り出されている。
保守論壇がごく限られた言論人を繰り返し繰り返し使い続けているうちにボディブローのように嘘が100回繰り返されているうちに本当になったしまってきているのと通じるものがある。

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紙の本

書いたことに意義がある

2016/06/12 10:07

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:十楽水 - この投稿者のレビュー一覧を見る

話題に乗って購入。仮説を裏付ける資料を、よく探しまわったなと驚きます。よく分からないものに、言葉と形を与えてもらった感じです。
 核心に向かうにつれて根拠が弱くなっています。この本を発展するも、批判するも、次なる研究本の登場を期待します。

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紙の本

学術書ではなく、徹底した取材の産物

2016/06/25 21:50

8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hibifuon - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は、多くのツイッターのフォロワーを持つ人物で、いわゆる反レイシシズム界隈では、よく知られているらしい。僕もフォローはしていないものの、ノイホイのハンドルネームでのツイートはしばしば目にした覚えはある。
日本会議が本書に激しく反発したことで話題となり、結果そこそこ売れていると聞く(初版8000部)。さて、日本会議が、元生長の家を源流とする学生運動を発端とするということは、本書で広く知られるようになった。そして安倍政権は、日本会議系の議員で占められ、憲法改正も、日本会議、もしくは、その関係シンクタンクによるスケジュールをなぞるように勧められていると本書は論じる。元関係者に取材を重ね、過去の出版物を地道に掘り起こし、仮説の裏付けを丹念に進め、半世紀にも渡って、民族派の学生運動が今なお持続するキーマンとして、安東巌という人物に突き当たる。この謎めいた安東という男は、政治運動から手を引き、エコロジー左翼とも言える今の生長の家に残り、日本会議を陰から始動しているという。謎の人物ゆえ、カリスマという証言や、著者が聞いた講演くらいしか、論証するものがない。それほどの人物がなぜ、今なお生長の家にいるのか?という疑問への答えは、村上正邦への聞き書きによる証言しかない。ルポルタージュとしては面白いし、読ませる。ただ、学術的な本とは言えない。それが本書の長所であり、弱点でもあるだろう。ラストに(日本会議は)、安東巌を頂点とした「よく訓練されたセクト」というコメントが載っている。これを読んだ日本会議側がトンデモ本と怒り狂うのは当然だろう。まぁ、宗教と学生運動がプラスされた組織なら、セクトという表現も妥当なのかもしれないが。

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紙の本

よく突っ込めたとは思う。

2016/06/24 12:22

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tomknasak_papa - この投稿者のレビュー一覧を見る

読後感はあまりスッキリしないが、著者なりによく突っ込めたものだと思う。この国の方向性が、じつはカルトな宗教集団の発露によるもので、あまりに馬鹿馬鹿しくも恐ろしいものだということは理解した。スッキリ感がないのは、それだけ闇が深いということだろう。

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紙の本

リアル20世紀少年

2016/05/31 17:37

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺるを - この投稿者のレビュー一覧を見る

まるで漫画「20世紀少年」のともだちが現実になったような…。
優れたドキュメントでありながらミステリー要素もあり、読みものとしてたいへん面白い!
選挙前に読みたい一冊。

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