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みんなのレビュー15件

みんなの評価3.6

評価内訳

15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

遊牧民の礼儀作法

2005/12/21 12:05

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:喜八 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』『A2』の監督森達也さんのエッセイ集です。最近は著述家としても活躍されています。
 森達也さんによると、モンゴルでは「うっかり誰かの足を踏んだり、ぶつかったり」したとき、モンゴル人たちは必ず即座に手をとりあい、たとえ見知らぬ者同士であっても手を握り合いながら互いに詫びるのだそうです。
 《遊牧民の男たちは、懐中にナイフをしのばせていることが多い。些細な言い争いが、取り返しのつかない結末にエスカレートすることを、彼らは身をもって知っている。すべてが終わってから、天を仰いで後悔する結末になることを、彼らは何度も経験してきた。人はそれほど賢くない。彼らはそれを骨身に沁みて知っている。だからこそ、こんな習慣が定着したのだろう(『世界が完全に思考停止する前に』より引用)》
 私(喜八)の個人的見聞の範疇で言っても、他の人間と争うことの怖さを熟知している人ほど、自然に礼儀正しさを身につけていることが多いようです。逆に日常のさまざまな場面で(気軽に)無礼な態度をとってしまう人を目にすると「彼(彼女)は人生において本気で他者と闘争した経験がないのかもしれないな」なんて思ったりもします。

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紙の本

平成右翼・平成左翼をあぶり出す本

2004/11/21 23:32

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:てんてけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

角川書店から出ている「本の旅人」'04年11月号で、斎藤美奈子さんが書評を書いているのを読んでこの本の存在を知りました。
そしてじっくりこの本を読んでみたのですが…
著者森達也氏が書いた「放送禁止歌」は唸らされることが多かったのですが、この本は隔靴掻痒です。

自分が合理的だと思い、行動原理にしているロジックと現象を照らし合わせ、現象が不合理だと思ったら不合理だと言う。

このこと自体には何一つ文句はない、激しく同意だけれども、
なぜ相手はそんな非合理的な原理で行動するのだろう?という一歩踏み込んで考える事がないため、文句の言いっぱなし、徹底的な否定で文章が終わり、結局相手と同じ事をやっていて、自分は正しいと自己満足している。
暴力かペンかの違いだけ。
他者への想像力が停止してしまっていることは、世の中も筆者も大差ない。

どこの国や文化にも「社会の敵」という概念があり、日本でポピュラーなものの一つに
痴漢犯罪が報道されたとき、「痴漢は女の敵!」というものがある。
被害にあった女性をいたわることは当然で、さらに「女性」という文化的なカテゴリーに対しての犯罪だという、社会的な、連帯感のような怒り。
そして犯罪者側は
「触られることを喜んでいる女もいる」
「怒っているのは触られない女達だ」
「実際に被害に触られていないんだから、怒る資格がない」等々、
個別、具体、物理的な次元で自分を正当化する。議論は噛み合わないまま進み、徒労感だけが残る。
もちろんこれは例の一つであり、他にも
「自分の大切な記憶に関わっているものを否定された」とか
「自分の所属しているカテゴリーを否定された」とか
「自分がされたときには誰も何も言わないのに、自分がそれをしたら文句を言ってくる奴がいる」などのような、
『文化としての怒り』というものがあるのだけど、この本に賛同する人たちは
「お前に直接は関係ないだろう」
で済ませるんだろうなあ。

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2004/11/28 13:18

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2005/02/05 20:57

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2005/02/17 05:12

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2005/03/08 14:13

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2005/05/03 17:41

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2006/08/06 09:34

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2006/11/03 01:06

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2012/02/05 00:54

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2011/08/04 01:36

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2014/03/30 23:24

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2015/12/31 23:10

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2018/10/24 05:27

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2023/06/25 09:09

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