紙の本
「ランキング」から日本の大学のいろいろなことが見えてきます!
2016/05/15 08:15
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「大学ランキング」を通して見た我が国の大学の様々な姿を解説したものです。「大学ランキング」は1994年以来、朝日新聞社などを中心に我が国の大学をランキングしたものが出されていますが、そのランキングを使って、人気度、就職度、人気の学部、入試倍率、推薦入試率、教員の論文発表数、国会議員の出身数、ロボコンなどコンテスト出場数など、さまざまな面から大学を見ていこうという書です。本書を読めば、少子化、大学全入時代という社会的風潮の中で、各大学がいかに苦労しているか、また先見性を打ち出し、大学経営を改革していこうとしているかがよく見えてきます。なかなか、ユニークな本です。
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中国語やロシア語の弁論大会ではダントツに強い外語大。専門的スキル(外国語)を訓練してもらえる場所として名高い外語大(そりゃもう、主専攻語とかすごいもんね^^)。意外とアナウンサー輩出してる外語大。久保田先輩(TBS)とかね。猫猫、のね。友達にも志願しそうな人がいたりして。実は僕のブログの読者だったりしてね←
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内田樹先生があとがき書いてた。で、帯文も書くのはいかんよー。うちらーは買ってしまいます。
いろんな角度からのランキングを提示しつつ、ランキングで評価しちゃっていいの?ってところも考えされられたり、でもやっぱりランキングに母校が入っているかどうかが気になったり。
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読み物としておもしろく読めました。教育関連の仕事に就いている人はもちろんのこと、ビジネス雑誌で大学特集等を興味深く読んでいる企業人にもおすすめの1冊。
客観的データに基づくランキングから、ほぼ主観のみのランキングもあるものの、いろいろな切り口・尺度から大学を見てみるのは、おもしろい。単におもしろいだけでなく、問題点も提示(or暗示)されている点も、単なるランキング本ではないといえよう。
とはいえ、硬軟とりまぜのランキングを並べて、あれ?と思ってるままに突然に最後のページになり、やや消化不良に感じたのは私だけだろうか。
著者の本文のみの満足度は☆3つ。しかし、内田樹先生の解説をセットで評価して、☆4つ。
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初の帰省の電車で読んだ。
結局著者が言いたかったのは最後だけなんじゃないかなー。
大学比較なんかの界隈でよく見る光景だけれども、なんとういうか、自分の所属する以外の組織の質を大した根拠無しに批判する人を見るたびになぜそこまで言い切れるのかと言いたくなる。
客観的で普遍的な指標が与えられているなら分からなくもないんだが、自分が所属するなりしない限り、いったいどれだけのことがわかるんだかね、その辺の議論は。というか不毛な議論。
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大学の現状について、進学者、親、大学運営者、いろんな視点から記載されてました。悲観的な論調ですが、共感するところも多く、書籍としては面白く読めました。この状況を踏まえて、今後の未来をどう考えるか、ある意味悩ましいです。。。
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2010 4/26読了。研究室に置いてあった。
大学を色々な形でランキングしてみる本。
ランキングついでに著者のコメントもあり。
最初の方であるTIMES等のランキングへの問題提起、最後にある内田樹による解説と「おわりに」こそがメインで言いたい内容であって、あとはおまけ部分という気もする。
もっとも、おまけはおまけで面白い。なんだかんだ言っておもしろい、というのがランキングが受ける理由か。つい筑波大の名前を探してしまうし。
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大学の評価には、様々な物差しがある。
様々なデータのランキングを通して、各々の大学の個性がわかり、広くはニホンの大学の今の在り様が見えてくる。
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[ 内容 ]
激変する大学の流れが一目瞭然。
[ 目次 ]
日本の大学は世界で何番目か
入試倍率と偏差値の虚像
「最近の学生は」…を読み解く
女子大生という名の商品
就職は難しい
資格・採用試験にチャレンジ
まわりからの評価が気になる
大学教員、職場の群像
世界をめざす研究者
タレント教員の功罪
社会貢献か、目立ちたがり屋か
教育、研究資金を獲得する
社会に役立つ人材を送り出しているか
スポーツ選手が大学の名をあげる
大学の新しい展開
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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大学人なら感覚として大体つかんでいる内容ではあるものの、それが書籍としてわかりやすくまとめられていることに、一読の価値大いにありと思った。特に私も常々思うのが「金儲けの理屈がまさるところに、教育の理念があるはずはない。」ということだ。
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大学に関する多様なデータが提示されてはいるが、タッチが軽く、コメントがあまりに適当(そのわりに断定的)に感じられた。
そもそも学術的な本ではないので仕方なく、私が求めていたものではなかったというだけなのだけど。
内田樹氏の後書きにはいいことが書いてあった。
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2007年時のデータでのランキングにはなっているが、どのような見方が大学に対してできるかというのがわかる一冊。
そして、ランキングの信憑性、正確性にもきづく。データはいくらでもいじることができる。そのことを忘れずに読み取ることが必要だというのも教えてくれる。
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大学の様々なランク付けと、その意味について データだけで判断できるのか??大学を選ぶのに偏差値だけで良いのか。退学率、満足度、就職率ウソなど、様々な角度から大学選択の方法を示す。
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大学をいろんな数値で順番付けをしています。それが、偏差値の大学競争を生むものではなく、この著者が取り上げる順番は何の意味もないように思わせながらも、実は長期的に見ると意味が出てくるのではと、ある意味では長期トレンドの怖さを感じました。大手前はほとんど登場しませんが、このような中に登場することを喜ぶ大学もあるとは思う一方で、この著者にはそれに対する冷ややかな冷笑、虚しさを感じさせるような、実は真面目な、深い意味のある教育への批判!?を感じさせるものでした。それにしてもこれだけの順位付けを行う膨大な作業にも脱帽でした。教員のマスコミ登場、ファッション誌登場、ミスコン入賞者、警察官・消防官就職ランキング、超進学校を持つ大学。例えば「久留米大付属高校"付属"久留米大学」という冗談はあちこちにある現象ですね。また「アジアウィーク」ランキング掲載を東大が拒否し、東北大がNo1になって喜んだというのは、何とも強烈な皮肉。
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大学を細部まで?覗ける一冊。
なるほどね~と思えた。
大学の格付けは難しいが、目に見えない形で、それは確かに存在すると思う。