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今どきの部下の扱い方が分からないと感じるのは、その行動の背景にある心理メカニズムが分からないからだと著者は言います。
上司が理解に苦しむ部下の心が読めるようにするために、職場でありがちな上司と部下の具体的な会話を例にして部下の心理メカニズムを解き明かし、どう対処すべきか示してくれています。
また、人格形成に大きな影響をあたえている時代背景を知ることにより、適切な対処法や部下対応力が高まり、部下の信頼を得るために自らの態度や行動のどこを改善すれば良いかも分かるようになってくるでしょう。
上司目線だけでなく部下が上司をどのように見ているかという視点でも書かれているので、理解できないと嘆くだけでなく直すべきところは改善しお互いが歩み寄ることでよりよい職場環境になり、部署全体のモチベーションも高まるはずだとしています。http://businessbook-no-susume.com/
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要するに、上司が部下に接するときには、世代の違いと立場の違いを踏まえなさい、ということだと思います。
とかく若者は「最近の若い人は…」と言われがちですが、世代が違えば育った環境が異なるわけで、その結果として、世代が上の人が若い人を理解できない状態になるのは、もっともなことだと思います。
だからこそ、自分と若い人では違うことを客観的事実として認め、その上で接していくことが大切になるのだと思います。
部下にわかってもらおうとすることよりも、部下を理解しようとすることの方が大切な時代になった、と言ってもいいのかもしれません。
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生きるため、欲しいものを買うためにどんな叱責にも耐え働き続けてきた上司と、小さな頃からキャリアデザインを意識し、やりたい仕事を一生懸命探し、自己主張する事を良しとされてきた部下。環境、価値観が異なることによるギャップをどう上司側が埋めるかを記した書籍。
上司が困ることは、ある程度予測がつくものではあったが、読んで改めて、上司の本当に求めていることを汲み取って働こうと感じた。しかし、鵜呑みにはできない点もある。定時で帰ることに関しても、仕事を終えられていない人が普段どれだけの熱量でもって仕事に臨んでいるかも考慮するべきだと考える。また、人の仕事に気を回し過ぎて、残業する雰囲気を作ってしまっては本末転倒であると考える。いずれにしても、自分の中でバランス・軸を持ち、仕事に臨む事、流されない事が重要であると感じた。