紙の本
姫王子の行く末
2017/01/28 13:52
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投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代日本の医学生がタイムトリップでやってきた先には、王室に姫王子という制度があり、三男以降の王子は姫王子として育てられ、周辺の王国に姫王子のまま嫁がされると言う不可思議な制度があるそうで。
女性より可憐な姫王子ヴィクトリアも16歳。そろそろ髭も体毛も濃くなっているだろうがそこはファンタジーの世界。
ヴィクトリアの存在をどう決着付けるのだろうと思っていたらそうですか~と。
誰も不幸にならず、安心して楽しめるシリーズです。しかしこの後どうなるんだろう。
電子書籍
遊馬を留めて置きたい気持ちは読者も一緒
2016/12/05 10:51
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投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫王子という特殊な立場のヴィクトリアさん、何時どんなご結婚をされるのか気になってましたが、実は男性でありながら一国の王妃に! なるほど、亡き前王妃の忘れ形見という王位継承者がいる方の後妻さんなら、後継ぎを生むというお役目が果たせなくても大丈夫。困った縁談を断る理由と、疲弊した国への援助という政略結婚ではあるけれど、姫王子にも良き伴侶とやりがいのある仕事が出来て良かった。ただ、あの父王に育てられたにしては短慮な行動に出た姫君、対応はあれで良かったのか? それも含め今後が気になる。遊馬の新しい場所での活躍も。
紙の本
端境の巻?
2016/08/18 06:56
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻ごとの完結形式とはいえ、話の流れ自体は固まってるんだろうなと思わせる巻。
ただ、新キャラが出てくる一方、舞台が移ったりお助けキャラ的にほんの数行しか出てこないキャラがいたりと消化不良気味。
「思えば遠くへ……」のページぶん、誰かキャラ一人を掘り下げてあれば、こんなもやもやした読後感は残らなかった気がする。
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帯に書いてあるとおり、遊馬が現代に戻ります。けどすぐ戻ってきてしまうのはなんとなく予感していました。
大国アングレの好事家国王からヴィクトリアに結婚の申し込みがあり、マーキスとアングレがメインの話しかと思えば第三国がメインでした。
まさかの第三国に嫁入り。
相棒と都合の良いことを言っているけど、政略結婚だし、遊馬が現代からマーキスに戻ってくるのも掘り下げが浅いせいで大した理由じゃないのになんで? と疑問は最後まで離れなかった。ラノベだからではないですよね。ページ数の制限でもあったのか、もっと掘り下げて欲しかった。
なにより遠方にヴィクトリアだけでなく、クリストファーと遊馬、マージョリーまで同行しているということは、当面マーキスが舞台にならないということですよね。
ロデリックとフランシスの二人はチョロッとした登場が続くのは残念。三兄弟とクリストファー、遊馬の五人が顔を付き合わせて話している光景が好きだったので余計に。
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2でだいぶ状況が分かってきたかと思ったら、また舞台移すのか、慌ただしいなぁという感じ。
このシリーズの目指したい方向性がいまいち見えないのが残念。
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今回は姫王子ヴィクトリアの輿入れ話。遊馬の法医学生としての知識はあまり出番がなかったが、肩の凝らない物語として楽しめる。
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世間知らずのお姫様が背負うものはとてつもないものだよね、さらっと流されたけど。いろんな意味で残酷だー
と思いつつも、正直そんなことはどうでもよくて、離れてしまったアスマ達とロデリック達。
不器用ながらも距離を縮めるロデリックとフランシスがいいなぁ、と。このためにアスマ達を別の国にやったのでは?と思えるくらいいいシーンでした。
次も出るようで
2016.10.3
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サブタイトルにこの話のすべてが凝縮されているけれども・・・(笑)。
まさか、シリーズ完結なのかしら・・・。あかん。まだまだやってほしい。やってほしいけど、終わるんかな。
各章のタイトルのつけ方の絶妙さは著者ならではやけど、最終章をどうとればいいんやろう・・・。
大丈夫よね、これ、全体エピローグじゃないよね。
「最後の晩ごはん」でも、1冊の終わりは
「もしかしてこれでシリーズ完結?」
と、何度も思わされてきてるけれど、続いてくれてはるので、こちらも大丈夫やと信じたい!
よろしくお願いします。
最近、某出版社の異世界トリップものばかり読んでいるせいか、異世界トリップ耐性がみょうについている(私に耐性がついても・・・)。
元々、大好物ですけれども!! ファンタジー好きなので、異世界トリップも大好物ですけれども、改めて著者の異世界トリップものが読めるという贅沢感を噛みしめたところなので、もうしばらく続いてほしいな。
頭は回るのかもしれへんけどややひくつな長兄と、頭脳明晰だけでなく行動力もついてそうな次兄もいいけれど、やっぱりヴィクトリアが好き。
今回はその彼の婚約話で、マーキス王国以外の国家の事情もチラチラ見えて、なお面白かった。
だよね、マーキス王国はひとまず安泰になったもんね。次は諸外国との関わりを見せてほしい。
賢い王族を見ているとスカッとするけど、バカな王族を見てると失笑したくなる・・・。(根性が曲がってますかね)
ポートギースでは遊馬とクリスは同じ部屋に寝泊まりするらしく、今後この二人の距離感もつまればいいよ。
ちゅうか今まで違う部屋やったんや(そういう意味ではなく)。
クリスはわりとつつましい生活を送ってるイメージやったので、部屋数の都合上、同じ部屋で寝てると思ってたよ!
著者のこの
「ハッキリと明言はせえへんけどどう箸を伸ばしてもBL風味」
な、作風は大好きなんですけれども(笑)、大概プライベートは別というか、踏み込まない距離感だよね。
著者ご自身が、こういうふうにパーソナルスペースを大事にしてはる方なのかな、と、思わずにいられない。
いいよいいよ、大事だよそういう距離感!!
一度は自分の世界に帰れたのに、またクリスのいるマーキス国へ戻ってきた遊馬は、
「自分がどこまでやれるか試したくて戻ってきた」
らしい。
誰かのために、ではなくて、自分自身のために、と、堂々と言えるのも、いいと思うわ。
べたべたしてなくて。
■■■■
■切歯扼腕 せっしやくわん
[名](スル)《「史記」張儀伝にある言葉から》怒り・くやしさ・無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをし腕を強く握り締めること。「出し抜かれたと知り―する」
(2016.09.29)
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前回の戴冠式のせいで、結婚を申し込まれた姫王子。
受けられない申し込みにどうすべきか、と考えていれば
解決策がやってきた。
今回はいつもの国から、別の国へ。
丁度条件にがっちする物件(?)があって良かったですが
ついた先には、これぞ小姑! なお姫様。
子供ではない、といいますが、ものすごく子供です。
取るに足らない国、と言われているのが納得状態。
そこらの子供と変わらないから、こその
今回の事件ですがw
寂しいわけでも、還りたくないわけでもないけれど
どうすべきか悩んでしまう瞬間。
どちらを取るべきか、後悔をしないのか。
悔いのない人生、は難しいです。
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読みやすいけど所々先がは読めてしまうのであまりハラハラはしなかった。もともとハラハラ系の作品ではないけれど。
最後まで読んでもチビ姫が好きになれなくて。あれで解決でいいの?というかすごいトラウマじゃないか?とか深く考えてしまう。
シンプルな食べ物が美味しそう!
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姫王子ヴィクトリアに、隣国から23番目の妃にと申し出が持ち上がる。
その王様が好色爺さんで、かといって無碍にもできず、どうしたものかというところに、貧乏な国の王様が単身乗り込んできて、そこからとんとん拍子に輿入れ。
行った先では早速問題が発生。そんな中、遊馬はまさかの元の世界に戻れる状態となったりと盛りだくさんの話。
戻るときに時間がなかったとはいえ、色々持ってこれたらよかったのになぁと。ちょっと残念ですね。まぁ向こうでは使えないものばかりですが。
逆にみんながこっちにこれたらそれはそれで楽しそうだけど、ジャヴィードさんが死んじゃうかな。
問題がなかなか重くて、キャスリーンはほんとこれから胸中複雑ですね。仕方ないとはいえ重い・・。
しばらくはポートギース編が続くのでしょうか。次回も楽しみです。
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ロデリックとヴィクトリアは相棒として良い感じにやってきけそうなのだけど、娘のキャスリーンは反発して…。
何というかタイトルの「眼鏡の帰還と姫王子の結婚」が今回のあらすじ。
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姫王子の輿入れに随行し小国へと来た遊馬とクリストファーが遭遇した再婚に反発する姫の誘拐と唐突な帰還のチャンス。元の時間に戻れるとはいえ元の世界の人間を気に掛けない淡泊な遊馬や、相棒としてとはいえ姫王子の結婚が何だか不思議。遊馬の穏やかな気性がとても心地好い。殺人のある展開にもハラハラし引き込まれた。
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眼鏡の帰還とあったので、シリーズ終了?と思ったらマーキス島に戻ってきて、嬉しかった。フランシスの結婚も姫王子だし再婚だしドキドキだったけれど、国を守るための良き相棒というのが何とも素敵!
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最後の晩ごはん同様、人間関係が妙にベタ甘なのが少し気になるけど。一見頼りなさそうな主人公が意外と活躍しちゃうお話は好きなので、このシリーズも気に入ってます。アスマくんの医学部知識がもっといかされるといいなぁ