紙の本
イギリスの作家アーサー・コナン・ドイルによる名作がいよいよ始まります!
2020/05/23 12:04
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、19世紀後半に活躍したイギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルの創作したシャーロック・ホームズシリーズの一冊です。河出文庫からは全8巻シリーズで刊行されており、同書はその第1巻目です。同書は、驚くべき知識と観察眼をもちながらも、地球が太陽の周りを回っていることすら知らない特異な探偵ホームズとワトスンが初めて出会い、ベイカー街221Bでの共同生活を始めるところからストーリーが展開していきます。いよいよ世界一興味深い物語が始まります。ぜひ、同巻をはじめ、本シリーズを十分に味わって頂きたいと思います!
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投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生のときに一度読んだ。
ホームズとワトソンの出会いのシーンが有名なシャーロックホームズシリーズ
第一作だ。
第2部の回想シーンが長くてつまらなかったと記憶していたが,
今回,100分de名著で取り上げられたのを機会に読み直してみたら
とても面白く,あっという間に読んでしまった。
人間の記憶はあてにならないものだ。
おすすめです。
紙の本
ホームズとワトスンの最初の事件
2021/04/22 11:14
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投稿者:ぷちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーロック・ホームズの活躍を読みたく、どの翻訳がオススメなのか調べたところ、こちらの全集が多くのサイトで高評価で紹介されていたので、読みました。
翻訳作品にありがちな「日本語にしたために文法に違和感がある・・・。」といったこともなく、最後までスラスラと読めました。注釈も巻末にまとめられていたので、本文の邪魔になりませんでした。また、巻末の解説も豊富で、シャーロック・ホームズ初心者の私にはとてもためになりましたが、文庫化する際に頁数が大幅に減らされてしまったようなので、解説目当てで買われる方は文庫化前の単行本サイズで買われることをおすすめします。
内容に関しては、謎はもちろんですが、犯人が特定された後も面白かったです。
よくあるパターンですと、犯人が犯行理由を独白する形になりますが、緋色の習作では、犯人が犯行に至るまでの半生が一つの物語として作者の手により執筆されていました。その間、ホームズやワトスンは出てきませんが、犯人の犯行に至るまでの半生はとてもスリリングで、息を飲むばかりでした。
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期待するほどの作品ではないと思う。
2021/10/04 16:50
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーロックホームズ、初お出ましの緋色の「習作」。時代というのか古さを感じるとともに、後々の多くの作家と比較すると稚拙な気がする。尤も、当時の読者にとってはセンセーショナルな登場であったとは思う。少なくとも、ポーのデュパンよりは面白いのではないか。
多くの本が緋色の「研究」としているところ、あえて「習作」とするところが心憎いと感じられた。
短編の方が面白いのかもしれない。全作読破してみよう。
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小学校の時にホームズ全集は好きで読んでいた。
その時は謎解きと推理を楽しんでいた。読み方がたりなかったなあ。観察眼に秀でたエキセントリックなホームズとそのホームズが気になるワトソン二人の関係性には気付かなかったなあ
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やっぱり、ホームズシリーズは、自分のミステリ好きの原点と思わせてくれます。シャーロキアン向けの掘り下げた注釈は、個人的にはなくても問題なし。とりあえず、全巻そろえていきたいものです。
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シャーロック・ホームズと明智小五郎は小学校の図書館で借りて全部読んだ。といってもホームズはポプラ社の山中峯太郎翻案ものだったと思う。再読したいと思いつつ今日に至ってしまったが、オックスフォード大学出版版の詳細な註と解説のついた、シャーロキアン夫婦による翻訳が文庫化されることになったので、読み直してみることにする。他の新訳もあるので、どれを選ぶかは悩みどころだが、解説と復刻イラストがこの版の売りだろう。
ただ、長年親しんできたことが変わるというのは抵抗があるもので、『緋色の習作』ではなく、『緋色の研究』だよなあ、と思ってしまう。エチュードはフランス語に遡れば研究の意味になるが、英語だと練習曲や習作の意味のほうが先に立つようだ。訳者らは国際的なアンケート調査からしても、「習作」の訳が正しいとしている。確かに、人生という無色の糸に紛れ込んだ、犯罪という緋色の糸について研究するのがホームズの仕事であるが、当時、絵画でよくあった「青のエチュード」といった題名をもじったもので、この事件の捜査がホームズとワトスンにとっての「緋色のエチュード」という作品になっているという含意である。
ちなみに『刑事コロンボ』には『黒のエチュード』という作品があるが、これは犯人が指揮者なので、明らかにホームズのもじりにしても、「練習曲」のほうにかけてあるはずだ。
本書はホームズ物語の嚆矢であり、それゆえ、軍医となってアフガニスタンで負傷し、体調が戻らぬままぶらぶらしているワトスン医師と、大学に出入りして何やら研究をしているホームズが、ベーカー街221Bの下宿に今流にいうならシェアハウスすることになり、まずはホームズという怪しい男が何者なのかワトスンが探る話から始まる。
ワトスン博士とよく呼ばれるが、彼は医学士、つまりM.D.ではあるが、博士号、つまりPh.D.は取っていないなどという註がある。よって本シリーズではワトスン先生である。
本書は往時、しかしそんなには注目されず、ホームズとワトスンはこの1作で姿を消してしまってもおかしくなかったようである。という話は『四つのサイン』の解説にある。
第1部でスコットランドヤードのグレグスン警部とレストレイド警部の依頼で殺人事件の推理をし、犯人を捕まえるのだが、第2部はその犯人がなぜ犯行に及んだかの昔話がほぼ半分という構成は小説としてどうかはともかく、ホームズ物語としてはちょっと寄り道が過ぎる感がある。つまり、ホームズものは短編にこそ味があるのではないかとも思われるのだが、まずは長編2作が書かれたというのが面白いところだ。
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中学三年になった娘が書店で購入してきて「これすごくおもしろかったよ!全巻そろえたい!」と薦めてくれた。
子どもの頃に夢中になって読んだシャーロックホームズの世界に久々没入できた。
第一話の最後ではホームズの推理は披露されない。
第二話で事件関係者の過去が明かされ、ホームズの推理により事件の顛末が明かされる。
とても読みやすいし、復刻版の挿絵が雰囲気満点!
ただ、後半に掲載されていた盛りだくさんの注釈、解説はマニアックすぎて読めなかった。
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シャーロックとワトソン君の出会いと記念すべき事件第1号!
翻訳がSHERLOCKっぽいなって気がした
わたしはドラマばっかり見てるからそっちに引っ張られちゃうことが多いんだけど、緋色の〜ってこんな話だったんだね
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世代を受け継がれて読まれるだけあって、テンポもいいし、第一部と第二部の雰囲気の変わりかた、論理的推理、さすがです
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ミステリ。ホームズとワトスンの出会い。
「ミステリ好きならこれは読んでおかないと!」と思って購入。もとの邦題は『緋色の研究』ですね。
ホームズの推理が面白い!
偏ってはいるものの深い知識と、優れた観察力、鋭い直感、素早い行動。130年前に描かれた作品に、ここまで優秀な探偵が登場したら、それは大人気になりますね。
物語自体も十分に魅力的。適度なボリュームも良い。さすがの良書。
注釈や年表、解説などはマニアックすぎますが、本当に好きな人には役立つでしょう。
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やっぱりもう一度最初からしっかりシャーロックホームズを読もうと決意して、河出文庫の訳詞がとても良いと聞いたので読み始める。
やっぱり面白い!
シャーロキアンが世界中に生まれるのも納得。
名作はどんなに年月が経っても面白い。
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アンソニー・ホロヴィッツによるシャーロック・ホームズ作品『絹の家』を読んで、久しぶりに“正典”を読みたくなりました。
中学、高校の頃、ホームズものは全て読破していたので、それ以来。今回は、有名なシャーロキアンである小林司さん、東山あかねさんによる訳出の作品です。
もともとこの作品は『緋色の研究』と言うタイトルで知られていますが、どうやらその“研究”という翻訳は誤訳であるらしい・・・。“研究”のところは“study”なのですが、絵画の習作と同じ意味だとの事。
それと、文中、当時の世相についての注意書きがあります。注意書きもよみながら本文を読むと、理解が深まります。
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小学生の時に図書館で山中峯太郎訳ポプラ社版で読んだきりだった。河出文庫フェアでフェア対象本だったので、せっかくだからちゃんと読んでみたいと手に取った。改めて読んでみての第一印象は「こんな悲恋物語だったのか」。意外とロマンチックだなと思ってたら、作者も自作でシャーロックに言わせてた(笑)。訳はテンポがよくて読みやすい。原作もこれだったら人気が出るのもわかる。英国全集のオリジナルイラストも嬉しい。せっかくなので河出文庫で続けて読んでみようと思っている。読みながら頭の中でカンバーバッチとマーティン・フリーマンの姿がチラチラ。BBCのドラマは見事に現代化しているとあらためて関心。題名の訳の変更は賛成。ただワトソンとスタンフォードが食事をしたレストラン(The Holborn) を”ホーバーン”としてたんだけど、これは新潮社の延原訳もそうなのか。一般にはホルボーン、もしくはホウバンだと思うけど。注については基準がよくわからない。(え、これに注釈つけるの?)(え、これに注釈つかないの?)と戸惑うことしきり。物語の舞台がロンドンだと”AtoZ"を片手に読むので、出てくる通り名が本当にあるのか架空なのか探して読書の中断時間が長くなることしばしば。Lauriston Gardensは検索したらエディンバラに同名の通りがあり、巻末の解説でドイルが実は本作執筆時ロンドンには明るくないことを知って、馴染みのあるエディンバラの地名を使ったんだと理解。
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シリーズ物に飢えていたので図書館で借りる。ルパンのシリーズは子供の頃に読んだがホームズはそういえば読んでなかったなと。
最近のドラマ化されたホームズ物で重なる所があり、原作はこういう人物だったんだと面白い。
内容も面白かった。習作の意味を知る。