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紙の本
身代わり姫のお相手は三位一体?
2012/08/10 12:11
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんこのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二百年前にあったオーク国王と銀狼の誓約。そのために正式に輿入れするはずの第二王女(双子の姉)ベリンダが拒んだ末に片割れの第三王女ミュリエルが偽って狼公爵のもとへ向かうこととなった。銀狼の血統をもつその公爵バーソロミューには恐ろしい噂が。本来引っ込み思案な人見知りの性格もあってなかなか真実を告げられずにただただ「この結婚はできません」と拙い言葉を告げるのが精一杯なのだった。バート公爵には呪われた呪縛もあり王女の血筋が必要なのだと懇願されるも、公爵を慕う執事の思惑によりミュリエルは滞在をすることになってしまう。執事(主従関係だけでも面白い読み物になったと思う)のさりげなさを装った舞台裏の奮闘っぷりや血のなせる技で装いに誘われ理性を一瞬で吹っ飛ばす公爵の変貌ぶりもすごいです。人の身体、呪われた身体そして獣か・・・げふげふ☆の異種交歓シーンに驚愕の描写が綴られておりました。恐い公爵、何やら画策する執事、おろおろな偽者とかんちがいされたままの王女、愛情を向けるその幼なじみに青か・・・げふん☆とりあえずかな~り濃くて濃厚な愛情表現でこざいました。
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