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狐罠 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー59件

みんなの評価4.1

評価内訳

59 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

美しくも恐ろしい、骨太のミステリー

2021/09/26 09:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る

騙し騙されることすらひとつの流儀としてまかり通る、古美術商の世界を舞台としたミステリー。熟練の警察官すら手こずらせる、一筋縄ではいかない古美術商達の駆け引きは手に汗握る展開の連続ですが、そこに殺人事件や過去の贋作事件が絡まってどんどんと物語が加速していく様は圧巻。流石は北森鴻、、、と唸らされました。読者サービスで、いつものビアバーも少し登場します。

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紙の本

魑魅魍魎が飛び交う骨董の世界を描いた、骨太のミステリー

2010/05/26 04:19

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:依空 - この投稿者のレビュー一覧を見る

冬狐堂シリーズの第一作目。魑魅魍魎飛び交う骨董の世界が舞台です。長い時間を経たものにはやはりそれなりの魅力と風格が備わっており、西洋東洋問わず、骨董品には強く惹かれるものがあります。しかし、骨董品を見るには、ものの良し悪しだけでなく、真作か贋作かを見極めるための確かな鑑定眼が必要とされます。

「目利き」が全ての骨董の世界。冒頭からも、頼りになるのは自分の“鑑定眼”だけだという、骨董業界の厳しさが伝わってきます。骨董業界を取り扱った作品を読んだのは初めてで、今まで知らなかった業界を覗けるだけでも興味深い作品だったのですが、鑑定だけでなくさらに贋作の世界にまで踏み込んでいったことでより展開が読めなくなり、ドキドキしながら読みました。確かに莫大なお金が動くせり場での駆け引きも緊張感があって面白かったですが、騙し騙されるという骨董の闇の部分は、まるで身を削られるような緊張感があり、一層引き込まれていきます。特に、贋作を作ることへの、異常ともいえるほどのこだわりとエネルギーには圧倒されてしまいます。その様子は、贋作であっても1つの美術品としての価値があるのではないかと思わせてくれるほどのものでした。

本書の主人公である宇佐見陶子は、この業界内で「旗師」という、店舗を持たず、一般客だけでなく業界間の品物の流通を手がけるバイヤーとして、業界内で凄腕と噂をされるほどの実績を上げています。本書は、その陶子が同業の『橘薫堂』から目利き殺しをかけられて贋作をつかまされ、彼女もまた己のプライドをかけて『橘薫堂』へ目利き殺しを仕掛けようとするところから始まります。さらに殺人事件や30年前の事件まで絡んできて、事態はより複雑になっていきます。様々な要素がかなり入り組んだお話でしたが、骨董の小説としても、ミステリー小説としても楽しめるようになっていて、読み応えがある作品でした。

骨董業界を取り上げたことで興味深く読めた作品でしたが、少し残念だったのは、ある登場人物の正体について最初の方で想像していたことがぴたりと当たってしまったことです。30年前の事件や他にも様々なお話が詰め込まれた凝った構成が面白かっただけに、残念な思いでした。そして陶子に関しては、罠を仕掛けるためとはいえ、贋作作りに手を出すことに中々共感しづらいものがありました。ですが、自分の“目”に自信を持ち、女性でありながら魑魅魍魎が巣食う骨董業界で強かに生きようとする姿は、同じ働く女性としてどこか眩しくも見えます。

骨董の世界で生きる陶子が、今後この世界でどのように生きていくのか、先が気になる作品です。

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紙の本

素人の敵わぬ世界が覗けます

2016/12/13 18:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで面白く読めました。
特に贋作作りの部分はとても興味深く、恐ろしい世界だなと。
TV「お宝鑑定団」などを見ていても、書画骨董の類は素人などが興味本位で手を出せば、高い授業料を払わなければならない世界なんだろうなとは想像がつきますしね。

これでキャラがもう少したっていて感情移入ができていれば、最高のエンタメだと思います。

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紙の本

冬の狐、古だぬきにリベンジ!

2002/07/15 03:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 銀座の骨董商「橘香堂」の主人・橘から目利き殺しを仕掛けられ、贋作をつかまされた冬狐堂こと宇佐見陶子は、元夫のプロフェサーDの助けを借り、贋作師の潮見老人と連絡をとって、目利き殺しを仕掛け返すことに。
 おりしも、橘香堂の女社員の田倉が刺殺される事件がおき、陶子に容疑がかかる中、自分の容疑を晴らし、なおかつ、橘香堂に新しく参入したという元・大英博物館のキュレーターである細野慎一の科学鑑定を欺き、橘にリベンジを果たすことができるのか?

 これは新刊の「狐闇」を読むために、読み直したものなのですが、2回目でも面白いものは、面白いのです!!
 女の細腕(?)で、騙し騙されの骨董の世界を生き抜いて行く宇佐見陶子が、かっこ良くて、思わずエールをおくってしまいます。

 一癖も二癖もある古だぬきを相手に、冬狐堂の活躍や、いかに!?


    初出「うたたね通信社」

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2005/06/30 11:12

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2005/06/25 20:36

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2006/03/26 13:37

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2006/09/21 11:24

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2006/11/03 22:25

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2007/07/13 18:34

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2007/12/07 18:21

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2007/09/27 01:11

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2007/12/02 23:43

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2008/01/18 03:22

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2008/01/24 23:27

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