紙の本
AIが人間の脳に近づく
2016/10/14 22:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
汎用人工知能とふつうの人工知能の違いや、機会学習やディープラーニングなどのコンピュータ技術が人間の脳に近づいているかを解説している。
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AIは2種類あって特化型AIと汎用型AIがある
特化型AIが発達したせいでシンギュラリティなどSF的な
話題になっているが実際は違う 特化型AIを支える技術が
脳科学などの発達により色々な機械学習の手法が使われるようになったのは事実ではある とんでもなく賢いプログラムができても 汎用型AIはゴキブリや動物レベルのものもむつかしい 特化型AIを制御するであろう汎用型AIのレベルがゴキブリレベルではロボットが恐ろしくて使えたものではないだろう これからも特化型AI発展しつづけ 汎用型AIは科学者のおもちゃレベルの時代がしばらくつづくのかもしれない 脳科学の発展が進まないと発展はないだろう
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人工知能は趣味で遊ぶ程度なんですが、あんまり本気ではないので取り立てて深掘りすることはやってません。
自分があんまり学がないので脳の構造は全然知らなかったので勉強になりました。内容は平易ですが中級レベルのプログラマでもインスピレーションは得られるのではないかと思います。
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強い人工知能の入門書。ディープラーニングについても軽く触れる。勾配消失問題のたとえ話はわかりやすい。
あくまでも入門書なので細かな解説はない。
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今流行している人工知能と人間のような人工知能はまったく別ものである。たとえば、飛行機は1903年にライト兄弟が発明してから100年以上が経ち、今では500人を乗せて時速1000kmで飛ぶことができるようになるまで進歩した。しかし、どんなに高性能な飛行機ができても月には行けない。月に行くには、飛行機ではなくロケットを使う必要がある。これは、目的が違い、その目的に必要な技術がまったく異なるからである。
今流行している人工知能は、何か特定の作業に特化したもので、特定の作業を自動化したいという目的をもった特化型AIである。これは、現在の技術の延長で実現が可能である。しかし、弱肉強食の大自然にうまく適応して生き残っていくという目的から生まれた、あらゆる問題に柔軟に対応する人間と同じような知能を持った汎用AIについては、今までとはまったく異なる理論や技術が必要であり、研究もこれからである。汎用AIの研究を進めるには、大脳新皮質、大脳基底核、小脳といった脳の仕組みを解き明かし、それと現在の特化型AIで進化した技術を組合せ、実装することで実現が可能になるのではないか。
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機械学習の勉強を始める前に、まずはこの本で用語の意味を理解するところから始めるといいでしょう。
自分は順番が逆だったので、あれの意味はこういうことだったのかと思う場面もありました。
現在巷で人気なのは特化型AI。
鉄腕アトムのような汎用AIとは別物で、こちらはまだまだ将来のこと。
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本書を読むことで汎用AIという言葉を初めて知り興味を持てた。
人間の脳と機械学習に使われているアルゴリズムの比較など絵や図もあるためとても分かりやすかった。
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AIには特化型と汎用型がある、といった概論から
ほぼAIとイコールで語られるDeepLearningの簡単な解説などが網羅されており、「AIってよくわからないけどどんなものか知りたい」という人にはうってつけの一冊。
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例えば、歩行ロボットの制御は、制御理論を応用して人間がいろいろな難しい数式を考えてプログラムする。そうでなく強化学習によってうまく移動できるロボットを作る研究がある。
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特化型AIと汎用AIの違い、脳の構造や仕組み、特化型AI(機械学習やディープラーニング)の現状、脳の働きと現状のAI技術を当てはめて汎用AIの実現方法の検討、今後の展開、といった具合に話が展開される。
難しい数式などは登場せず、イラストも用いて平易な文章で説明されるため、スラスラと頭に入ってきやすい。
機械学習やディープラーニングの概要や全体像が掴めるため、特化型AIと汎用AIの区別がつかないような初心者だけでなく、機械学習の入門者にも良い本だと思う。
また、脳の構造や仕組みの説明も興味深かった。脳の各部分の働きと現状のAI技術を対比させて汎用AIはどうやって実現しうるかを説明する部分は納得が行きやすかった。
最後の章では今後の人工知能の展開や社会の動きの予想がされている。著者の考えが主張されているというよりは、技術的な視点だけではなく経済など様々な視点で論点が取り上げられている。雇用問題に関して、そもそも働く必要ないのではないかという話やベーシックインカムの議論などが興味深かった。