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紙の本
沈黙の声に耳をすまして
2020/06/15 23:18
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投稿者:やっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷川さんの詩選集は1から4まで全部持っていますが、4が一番好きです。
谷川さんの詩に対する姿勢は、いつも沈黙の声に耳をすますということなんだろうと思います。
もちろん、聞こえないですけれども。
見えないものだけれど、感じるもの。
そういうものを大切にされてるんだと思いますし、私はそこに、惹かれます。
紙の本
今だ現役の詩人であることがよくわかる詩選集
2016/10/21 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
集英社文庫版の「詩選集」が全3巻という形で出たのが、もう10年も前のことになるらしい。歳を取ると時計の刻む時間と体感する時間がどんどんずれてくるので、3冊を読んだのがまだついこの間のような気がする。
というわけで、それ以降に刊行された詩集から厳選された4巻目が出た。
谷川さんは今年で85歳になるらしいので、70代後半から80代前半の作品が集められているということになる。年齢も年齢だが、今だ現役だというのがすごい。先日もテレビに出てみえたが、全然変わらないご様子だったので、この調子なら「詩選集」5巻なんてものも出るのかもしれない。
この10年は言葉遊びうたのようなスタイルは少し影を潜めて、叙事詩とも抒情詩とも言える詩が多く並べられている。これもまた谷川さんのスタイルなのだろう。
自分の仕事柄、こころとか自分とかいったものを扱った詩に惹かれるところが多かった。「こころの色」「愛が消える」「自分をはぐくむ」「夢と家屋」「森の言葉」「分からない」といったところか。
それ以外にも、言葉を発しないことで伝わるもの・伝わらないものを言葉にしようとしているようにも思えた。
オリジナルの詩集として読んだものもあるが、そうでないものも収められていて、これを読んでいるとオリジナルも読みたくなるし、前の3冊をまた読み返してみたくなる。そんな不思議な「詩選集」だ。
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