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2012.06.18 読了
ストレートですね。表現もアドバイスも。嫌いではありませんが、あまりに直球すぎるので身も蓋もない印象も受けます。日々悶々としている若い男子は一読しておけば勉強になるかもしれません。なるかな?
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男と女の根源的な違いを理解すれば恋愛はもっとうまくいく、と力説する著者が医師としての視点と自らの体験とを織り交ぜて綴った恋愛講座。
生物学的知見に基づいた総論的な内容が多いなという印象を受けたので、実践に即生かせる具体的なハウツー本を求めている読者向けではないかも知れない。
ああ、やっぱりと思うような男性の特性に始まり、女性を落とす上での男性側の心構えなどは、恋愛に生かすという意味でも、逆に騙されないようにするという意味でも、女性が知っておいても損はない内容であろう。
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先々月まで日経新聞の「私の履歴書」で自身の性愛遍歴を綴っていた氏に興味を持ったので、手に取ってみた。
「男なら女を追うことから始まる」など、ここに書かれていることは至極真っ当なことばかり。帯にある、HOW TO LOVE & SEXというのは誇大広告だ。具体的な方法について言及があるわけでもなく、氏が考える男と女の性のあり方についての一般的なエッセイに過ぎない。HOW TOに引かれた読者なら肩すかしを食らうだろう。
普通に読み物として面白いけれど、日経の連載時ほど、わくわく読めるものではなかったなあ。
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四月に永眠された渡辺先生の恋愛エッセイ。人生の先輩が贈るSEX指南書でもある。男って、女って、雄と雌というか結局そうゆうもんだろっというスタンスでフィルターをかけずにストレートな思いが語られる。おすすめ。もてたい男子は是非読むべし。
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本のタイトルが気になり図書館で借りて読んだ。内容は恋愛のハウツー本に書いてあるような事から、男性が何故清楚な女性に惹かれる理由、男性と女性の恋愛観の考え方の違いなどが医学的見地も交えて書かれている本。男女の色恋沙汰など情の機微には疎いと自分は自覚しているので基本的な内容だとは思いながらもなるほどと思いながら読むことができた。自分的にはためになる内容の本だなと思う。何となく敬遠していたこの方の著作(有名どころの「失楽園」辺り)を機会があれば読んでみようかと思う。
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男はフラれることを恐れず、果敢に女性を口説くべきだという著者の信念が語られている本です。
男の視点から、女性を獲得するという目的があからさまに表明されているので、その点にこだわる読者もいるでしょうが、わたくし自身はあまり気になりません。また、医学的な知見に基づいて男女の性的な振る舞いを説き明かそうとしているところもありますが、これも今さらですので、スルーすることにします。フェミニスト的に「女一般」というくくりかたに噛みつくような人は、そもそも本書を手にとることもないでしょうから、これも完全に棚上げにしてよいと思います。
ただ、どうしても引っかかってしまうのは、著者の「男一般」というくくりかたです。著者の担当編集者だった川西政明に、「文士」と「女」の関係について論じた本がありましたが、近代以降の日本文学史をひも解いてみれば、著者以上に身勝手な男はいくらでもいますし、著者以上にあからさまなミソジニーを表明する作家もけっしてすくなくありません。しかし彼らの多くは、自分たちのそうした振る舞いの責任を「男一般」に転嫁することはしなかったのではないでしょうか。とりわけ日本の文学のありようを長く縛りつづけてきた「私小説」という伝統においては、そうした自身の身勝手さを昇華することによって、優れた作品を生み出してきたと言えるように思えます。著者の小説が、ある意味では近代日本文学の「文士」の系譜を引くものでありながら、それらのパロディにしかなりえていないのは、この辺に理由があるのではないかという気がします。