紙の本
RICOシリーズ第3弾
2015/10/18 20:37
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投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
RICOシリーズ第3弾。3作目も性に奔放な主人公緑子。麻生と緑子が関係するとは予想してなかったけれど、情事後の会話があっさりしながらも心地よく締めくくられたのが良かったです。山内の異常な麻生への執着も垣間見れたのが良かった。麻生と山内がまだまだ補給したりないので次は花咲慎一郎シリーズを完走しようと思います。
電子書籍
完結編
2016/12/25 11:57
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投稿者:まぎぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ三作目で完結。
今作の犯罪は、若くてイケメンの刑事殺し。次々に無残な殺人が行われ、昔緑子に思いを寄せで裏切られ、レイプした高津刑事は、美貌のためかおびえている。とはいっても、緑子を警視庁に戻そうと、捜査に協力させる。仕事中は気丈な高津。しかし、昔の誤認逮捕事件と絡んで、夫や山内も巻き込んだ、いつもの全員関係者的な展開。
緑子は最愛の男性と結婚して幸せな家庭を築き、引退を考えている。しかし周囲はそれを許さず、自らも刑事という職を全うしようと決意する。
一方、2作目で練をかばって発砲し、実刑を受けた麻生が出所する。思うに、この麻生は作者さんの生み出した傑作キャラだと思う。地道な天才、人間としてどこまでも清く強く、それゆえに優しい。そんな麻生とHしてみたかったのだろうか。前作で山内にレイプされた緑子、今作では望んで麻生と関係を持つ。この展開必要だったかなあ。
もてまくる美人設定でカタルシス、な感じがして蛇足感があった。
夫に心の中で言う、「ごめんね、浮気しちゃった」には閉口した。しちゃったじゃないよ、全く。これありきでの、明彦の疑惑現場を伏線としてたのね、という。
まあ、しかし、明けない夜はない、というラストで読者に期待を持たせて終わった。山内のえん罪事件に、最初から真っ向から取り組む決意をした緑子。それをうかがわせるラストシーンだった。
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Rikoシリーズ第3作目。
これで、終わりなのかしら??気に入ってたのになぁ〜。また続編出ないかなぁ〜。
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引き続きRIKOシリーズ第3弾。これまたよかった〜!主人公のヒロインが強いというのは本当に爽快!このシリーズ、絶対続きを書いて欲しいものだ。それも同じ登場人物たちで。山内がこれからどうなっていくのかも見物。
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柴田よしき著書は『紫のアリス』以来、二作品目。
随分と雰囲気が変わったなぁ〜という印象を持ちました。
641ページと言う長編だけど、あっと云う間に読み切れるミステリー。
24?の3巻待ちの間にってことで読み始めたけど、結果、読みふけってしまいました。
女刑事『RIKOシリーズ』の最高傑作だって・・他に三作出ているようだけど、読んでみようかな、と言う気になりました。
しかし、途中途中で話の筋書きが読めてしまうって所もありましたが、これも読者サービスなのかなぁ・・と思えます。
刑事モンが好きな方、いっちゃって下さい。
私はたまたま手に取って面白かったです。
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若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。誰が殺したのか?次のターゲットは誰なのか?刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいた。彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。事件に仕組まれたドラマは錯綜を極め、緑子は人間の業そのものを全身で受けとめながら捜査を続ける。刑事として、母親として、そして女として、自分が何を求めているのかを知るために…。興奮と溢れるような情感が絶妙に絡まりあう、「RIKO」シリーズ最高傑作。
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美男子の刑事ばかりが残酷な処刑をされるという連続殺人犯を扱ったRIKOシリーズ三作目の長編。他のに比べて緑子のシリーズは独白の思い入れが強いので、それがちょっと鼻につかないでもないのですが、読むとやはり面白い。著者はこれで緑子の存在の重さに愕然としてしまったとあとがきで書いてますが、読者としてはやはり続編は書いて欲しい。そろそろ続きをお願いします。
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結局こうなってしまうのだ。仕方が無い。それはそれでいい。この後、彼等はどうなったのだろう。幸せになれたんだろうか。それだけが気になる。
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3/15 「読まされた」と思わせたら作家の勝ちだと思う。事件そのものの進行、緑子が刑事としての意味を自分に問い、再生するまでの流れが圧巻だった。人が人を裁くということ、刑事という仕事、女であるということ、自分が考えたことのない視点を与えてくれたと思う。
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人は、神ではない。
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この世はどうしようもない理不尽だらけで、理不尽は理不尽でしかない。誰のことも責められない、きっと本当は特定の誰かが悪いわけじゃない。誰だって、傷を負っている。
麻生と練のこの先の関係を、知りたいです。希望をもってそう思いました。
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今回の事件はえぐかった。でもこのぐらいのえぐさがいいのだと思う。最後犯人による犯行動機や経路の説明が長く詳しくされていてちょっと不自然さを感じましたが、自分では整理でききれてない私のような読者には優しい展開だったのかもしれません(笑)余談ですが、蝶は一頭二頭と数えるらしいことに驚きました。
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リコシリーズの登場人物たちが好きすぎて
巻末に了と打ってあるのを見て、「ああこの人たちとももう会えないんだなぁ」ってすごく寂しかった。
というかこれって、練のためにある話な気がしてなりません。練のこの後がすごく読みたい。
出版順は聖なる黒夜の方が後だけど、時系列は聖なる黒夜が先なので
個人的には聖なる黒夜を先に読む方がおすすめ…かも。
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RIKOシリーズ第3弾にして、最終刊。
何度目かの再読にして、改めて思う。
続きが読みたい。
緑子のその後はもちろん、麻生、練のその後をぜひ描いて欲しい。
麻生と練の出会いの物語は、「聖なる黒夜」で読むことは出来るけど、花咲シリーズで練がちょっと登場するぐらいで、3人が絡むシーンが出てこない。
やっぱり、3人が絡む物語が読みたい。
最初の頃は、このシリーズを通して、緑子は一体何人の男と出会い、何人の男を失うのだろう?
と思ったが、3作読み終えると、彼女の魅力に憧れる自分がいる。
そして、最後は大切な人を守れて良かったね。
そう、緑子に声をかけてあげたくなった。
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RIKOシリーズ3作目。
これは凄く良かった。
残虐な事件の裏側にあったのは、またしても大きなテーマの1つである”冤罪”。
クライマックスの犯人自白(独り言)のシーンは説明口調で白々しさがあったものの、事件全体をみるとなんとも言えない切なさが残る。
そしてこの作品のラスト数ページについて。
この数ページ。
このたったの数ページだけで私はこのシリーズを読んできて良かったと思えた。
緑子は好きでもなければ嫌いでもない、ただの主人公ということ以上に感情移入できなかったが、この美しくも儚いラストシーンで好きになれた。
山内練ファンは必読ですかね。
麻生の高感度は下がるかもしれませんが(笑)
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面白かった!!
読み終えた後の喪失感って
あんまり経験ないんだけど
今回は、これで終わってしまうのは
嫌だ!と思ったかな。。。
登場してた人達は、今後どうなっていくのか
凄く気になり知りたい。
特に、高須さんは?と(笑)
あの女性は、一体誰だったのかも知りたくて仕方がない!
結構、分厚い単行本で、しかも2段だったのに
一気に読み終えてしまいました。
まだ、読んでいたい。。。