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野田稔著『組織論再入門』を読む。
良書であった。
特に最初の「リーダーシップ論」(リーダーシップの新潮流)のところが白眉。
変革型リーダーシップの7つの役割
1.将来に関する夢のある大きな絵をビジョンとして示す
2.環境変化の動向をかぎ分け、変化の意味づけや理由を示す
3.ビジョンの実現に資するような具体的な活動に、社員が挑戦することを促す
4.ビジョン実現のプロセスでは、厳しさをみせる
5.自分について来る社員のケアリングと育成
6.ビジョン実現に必要な情報や資源を入手できる人的ネットワークを持つ
7.一連のプロセスで起きる社員の感情の問題に敏感である
うむ。。。
それと、野田さんご自身が、若かりし時に先輩から言われたという次の台詞は胸に刺さる。確かに・・・
「いいか、野田。30になる前に会社を批判しないやつは腑抜けだ。でも、30を超えて会社の批判しかしていないやつはバカだ」
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NRIでの長いコンサルタント経験を持つ大学助教授の著書。参考になった点:コミットメントを引き出すマネジメント(認知および賞賛)、コミットメント・マーケティング、役割分担→作業分解、ソニーの「戦略会議」、コンセプトアウト組織。2008/02/07読了
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現在参加中の月1回の研究会で参考にすべく購入しました。
今年のテーマは「組織活性化のための組織論再考」です。
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著者は、野田氏である。一橋卒業後、野村総合研究所に入社、コンサル部門設立メンバー
の1人である。後に、組織を研究するために一橋でかの有名な野中氏の元で学ぶ。
今は、明治大学大学院のグローバルビジネス研究科の教授である。
本書は、手軽なビジネス書ではない。よって、要約ってのは難しい。。。
組織・人事を考える場合、ミクロ的視点とマクロ的視点がある。前者は個人、後者は企業
目線だ。そして、個人的視点では、やる気、モチベ、リーダーシップ等の問題があり、
企業は、組織編成、ネットワークがある。
以上が大体の目安になるだろう。組織を学ぼうとする時に。
ちなみに、以前「経営組織」って本を書評したが、それはミクロ的視点に立ったもの
だった。そしてかなり詳細に記述されていた。本書は、マクロを含め、うまく
バランスをとっていて、再入門ってタイトルに相応しく、かなり読みやすく、
理解し易いものとなっていると個人的には思う。
そもそも組織構築はコーポレート戦略の一部だった。
それが、複雑化・体系化し、今の人事・組織論に発展していったものと考えられる。
また、心理学が入って、相当学術的・科学的になってきたのもそうだろうな。
しかし、組織論は体系的になってきたとは言え、計画・実行はかなり難しい。と
私は思う。なぜなら、人そのものを扱うからだ。だからこそ面白いとも言える。
けど、ここらへんはプロジェクトを実際に動かそうと思った時に、やっぱり必要になる
大切な理論だし、身に付けておいて間違いはない。
そう考えると、ちょっと改めてこういった「人」ってのをテーマに勉強を進めて
いくのもいいかもしれないな。
なんせ、最後は人だ。人のちょっとした気持で運命は変わっていく。
人の助け、思い、そういったもので結局世の中が変わっていく。
論理なんて最後は役に立たない。
学ぶべきものが多くある事に気づいただけでも、価値はあるだろう。
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学生時代に、何が何だかわからなかった組織論、おそらく座学で終わってしまった当時の学生諸君にとって、社会にでて学び直すにはこれほどまでに理解しやすい入門書はないと断言できると思われる1冊。しかし、貧乏人の私には高かった。
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自分の組織の中での体験を知識に落とし込めるという意味では、まさに再入門だと感じました。
非常にいい!
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組織の最小単位はヒト。組織構造論だけでなく、それを構成するヒトを組織の中で向上させるリーダーシップやモチベーションマネジメントにまで言及されてるのがよかった。
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題名通りに組織論の「入門書」。
一通り必要な観点が全て網羅されていて
全体感をつかむのにとてもいい。
迷子になったときに返ってきたくなる一冊。
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組織論の再入門の「再」は、実際に現場に出てみると意味が分かり、座講ではわからないために、もう一度読み推してほしいという意味をこめているようだ。
内容は、ミクロ論とマクロ論に分かれており、ミクロ論ではリーダーシップ、やる気の本質(動機付け)、意思決定と集団の行動(グループ間での行動)を論じている。マクロ論では、組織構造論、組織機能論、組織ネットワーク、企業間ネットワークとして、戦略に合わせた組織論を展開している。
具体例は実際にあった興味の引く内容であったり、漏れがないようにMECEで書いてあるので、客観的に見直すことができる。組織を作る時、見直すときには理論的なバックボーンになる良書だと思う。
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ほぼほぼ再放送...。どんな理論を学んでも自組織にて実践し、モニタリングの上、変化させながら自ら考え、更に実践を積み重ねる中で獲得できるものを実践知としていくしかないのだろう...。