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電子書籍

ビブリア古書堂の事件手帖

著者 著者:三上 延

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

税込 649 5pt

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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みんなのレビュー186件

みんなの評価4.3

評価内訳

面白い以上に、嬉しくさえなる一冊

14人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういう斬新な切り口、テーマを持った作品を読むと、本を読むことが好きで本当に良かったなぁと嬉しくなってしまう。ページを繰りながら、「考えよったなぁw」と、思わずニヤニヤしてしまったりする。まぁなにせ一言、面白かった!
まずテーマ。古書にはもちろんその中に物語があるが、新品とは違って、人から人へと渡って行った、その物語があるという。作品への思い、渡す人への思いを重ね重ねて、古書は人から人へと渡っていく。その部分を題材にして、紡いだのが本作品なのだ。いやもうなるほどなぁと、感心さえしてしまった。そしてそこから紡ぎだされるのは、決して殺人事件とかのいやな匂いのする物ではなく、とてもヒューマンでぐっと来る物ばかり。古書がその姿から語る物語は、そうでなくてはならない。
それと主人公の一人である、五浦大輔という青年の設定も面白い。いかつい体つきをしながらも本が大好きなのだけれど、幼いころのトラウマで活字を読むことが出来ないというのだ。その青年が「ビブリア古書堂」の若く美しい店主、篠川栞子に出会うのだが。この店主、人見知りがひどくてほとんどまともに話せない。ところが本の事になると、とたんに饒舌になりいくらでも話してしまう。それが人に疎んじられて、また人見知りになってしまう。とここで、需要と供給が一致するというか、活字が読めない本好きの大輔と、本の事をいくらでも話したい栞子は気が合うようになり、ケガで入院中の栞子に代わって、大輔がビブリア古書堂を切り盛りするようになる。
また物語構成も非常に好感触。最初に書いたような「古書にまつわる人間物語」が4編ほど納められた短編集であるのだけど、多少オムニバスっぽい雰囲気を漂わせつつ進んでいく感じが楽しい。そしてまた、最初の物語でそっと残された懸案が、最後の最後にずば!っと提示される。それぞれの話を楽しみながら、最後に「おお、そう来たか!」とこれまた楽しかった。
私的に終わり方もとても好き。二人が急接近するでもなく、終ってしまうでもなく。物語の続きを感じさせる終わり方と言うか、ほのかに未来を感じて閉幕。最後に本を閉じて「はぁ満腹!ごっそさまでした!」という気分w。
エログロもバイオレンスもなく、逆に楽しみながらアカデミックな知識も得られる。これぞ老若男女、誰にでもお勧めできる一冊だと思う。…これシリーズ化しないかな、ぜひ続きが読んでみたい物である。

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じらしますね。

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さりー43 - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっと、二人の関係がはっきりするのかな?とはりきって読み始めましたが…
大輔のように、私達も返事が聞きたくてドキドキしてしまいました。
謎解きのドキドキと二人のドキドキと…
かなり楽しめました。
ありがとうございました。次号が楽しみです(^.^)

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全面的に評価UPです。これはいい。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビブリア古書堂の事件手帖1を読んで、少し様子見をしていた。
1は、ライトミステリーとしての楽しさが存分に発揮されている。
一方で、人物造形にしっくりこない部分があったからだ。
なんというか、心理描写に現実感が乏しいと感じた部分があった。
でも、本の出来としては良かったので、2については皆さんの
書評でチェックしていた。
なんとなくだが、1と2でどこか雰囲気が変わっているように思った。
じゃあということで、読んだところ、期待を大きく上回る出来で
嬉しかった。これならOK。大いに楽しめた。

坂口三千代「クラクラ日記」
アントニィ・バージェス「時計じかけのオレンジ」
福田定一「名言随筆サラリーマン」
足塚不二雄「UTOPIA最後の世界大戦」

これら四冊の本で、各章を構成している。
このうち、クラクラ日記は、プロローグとエピローグで使われている。

著者によるあと書きで、物語はようやく本編というところとのことだ。
納得である。1では、ヒロインの栞子さんが入院していて
安楽椅子探偵を務めていたが、2は退院後に古書店での業務に
戻っている。探偵役は相変わらずだが、動きが出て読みやすい。
書店員の五浦との二人三脚が、しっかりしてきている。

「クラクラ日記」、「時計じかけのオレンジ」、「名言随筆サラリーマン」が
気にいった。「UTOPIA最後の世界大戦」は、伏線がはらんでいる
気がするので、まだまだ目が離せない。

「時計じかけのオレンジ」は、読書感想文にまつわるものだ。
私は、感想文に苦しんだ記憶があるので、堪能させてもらった。
いやあ、格好いい文章だ。
謎解きのトリックは評価が分かれるかもしれないが、
私は感想文を書いた人の心の動きに目を奪われた。
嫉妬か自意識か判然としないが、そんな心の揺れは、
読んでいてドキドキする。

ただし、この章の最後のエピソードは、見え見えだったし、
蛇足に感じた。1から感じる違和感は、こういった出来過ぎの
不自然さから発生しているように思う。
私にとって、そのサービスは過剰だった。
ちょっとしたことなのかもしれないが。

細かいところでいくつか気になる所はあるものの、
栞子さんと五浦の物語を大筋で楽しんでしまった。
心理描写も、栞子さんと五浦らしい自然な積み重ねで、
読んで良かったと思う。絶賛してもいいくらいだ。

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あと1~2巻で完結らしい

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼてねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

怪我で入院した五浦が栞子の母と話すシーンから始まる。
きっかけは太宰の「晩年」を奪うために栞子を傷つけた田中からの依頼。
太宰治の希少本がキーになり、栞子と五浦は栞子の祖父が扱った案件の足跡をたどる。
太宰の本への執着が様々な事件を起こし人々を不幸にしていた。
長年の誤解が解けたり、更に強い執着を示す存在が現れたり、挙句は田中も巻き込んだ対決に発展。
ただ、五浦と栞子の関係はかなり進んだのが救いかな?
人間関係も複雑化したがある所に収斂しそう。
あと1~2巻で完結、グイン・サーガの様に終わりが見えない恐怖はない。

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プロローグの「仕掛け」に、まんまと嵌まりました。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:44まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

三上さん流石です。プロローグの「仕掛け」は、「断章3」を読むまで解りませんでした。そして「栞子の目からウロコを落とした」大輔くんのひと言もイイネ。割れ鍋に綴じ蓋とまでは言いませんが、似合いの二人です。今巻も楽しませて頂きました。ありがとうございます。

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この文庫本を胸に・・・・

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

4巻目を待ち望んでいました。
売れ筋の本がよく展示されていますが,どういう訳か,この「ビブリア古書堂の事件手帳」には引きつけられるものがあって,迷わず手にしました。
1巻から3巻まで,一気に読んでしまいました。
同じように,4巻目も一気に読んでしまうのかと思うと,なんだか勿体無いような気持ちになりました。
だから,ゆっくりゆっくり・・・・と読み始めたのですが,すると,この本が何だか愛しいものの様に感じられ,思わず胸に抱きしめていました。
今は,ちょうど真ん中あたり・・・・これからの展開が愉しみです。

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登場する古書がナカナカ良いです。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一気読みマチガイなしです。文体はドライで読みやすく、展開にもドロドロしたところがないので、とても爽やかな読後感です。大人気シリーズながら、若者向きのイメージがありますが、大人が読んでも面白いですよ。
古書がたくさん登場しますが、特にマニアックなストーリー展開ではなく、扱う題材は身近なものばかり。しかし謎解き部分にはサービス満載、北村薫のライトなミステリが好きな方など、はまるのでは、と思います。
個人的に嬉しかったのが、登場する古書のセレクトが、なかなか繊細であること。『晩年』の「道化の華」は、太宰ファンにはかなり人気があるのに、一般にはあまり取り上げられない小説なので、少しでも触れられていること、嬉しかったです。

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一冊の本が持つ魔力について深く考えさせられる傑作!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説には一冊の本への惜しみない愛情と、読書という行為の持つ素晴らしさを広めて行こうとする熱意が、
全四篇の連作短編からなる全体の隅々から感じられる。

その点が、何よりもこの物語の魅力的な筋書きが放つ吸引力を増幅する事に成功している様に思う。
加えて、登場人物の造詣が、主役は勿論の事、脇役に至るまでしっかりしているから

物語の中へと入り込み易いのではないだろうか?それにしても。
主役級2人の対称的な描かれ方は凄い発想力の賜物だと謂わずばなるまい!

恐らく幼少期に激しいトラウマを背負った為に、本を読む行為、いや、活字を追う行為ですら、
身体に異変がもたらされる『体質』の持ち主五浦大輔。普段は極端に人見知りな性格なのに、

古書に関する話題になると、途端に饒舌となる『人格』の持ち主、篠川栞子。
出会い方も一風変わっていた。夏目漱石とサインされた全集中の一冊、

その真贋を見抜いて貰う為に大輔が向かった先は、何と総合病院の一室だった。
そう、栞子は怪我の為、入院していたのだ。ここに病室の名探偵が誕生した!

栞子さんの、謎を解く時の、古書に関係した人物へと向かう深い洞察力の裏には強い人間愛が感じられる。
だからか、自分も取り上げられる古書の質感を片っ端から追体験したくなった。各章を順番に紹介しよう。

大輔のお婆ちゃんの形見、夏目漱石の【それから】。
ホームレスの『せどり屋』志田が唯一肌身放さず所有していた、小山清の【落穂拾ひ】。

坂口という過去に秘密を持つ男の人生を丸ごと、考え方や話し方に至るまで変えた劇的な本。
ヴィノグラードフ・タジミン【論理学入門】。各章の流れは最終章に集約されて行く。

そして、本作品最大の謎、何故にマドンナ栞子さんが入院をする羽目になったのか、
が最終章の太宰治【晩年】の初版本を巡り、明らかに。そして、そこには人間の業について

深く考えさせられる事件が発生していたのだった。古書が放つ人を虜にせずには置かない底知れない魔力。
ラストに近づくに連れての圧倒的な描写には身震いを覚えずにはいられなかった!

続編を読むのも楽しみだ。本好きで読書好きなあなたにこそ読んで欲しい一冊です!!

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少しネタバレ有り

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作のあとがきで作者氏自身が語っているように、シリーズももうすぐ大詰めにさしかかってきている。今回は3つの本の題名が提示されているがいずれも太宰治である。さらにそのうちの一冊は第一巻に出てきた「晩年」である。あんまり書くとネタバレになってしまうから言えないけれど、第一巻から続く物語がオーラスに向かっていることが感じられる。しかも、これまでの作品には無かったようなちょっとしたトリックが施されていて楽しめた。そうきたか!!

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一気に読めちゃう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーみー - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回も一気に読みました。続きが楽しみなシリーズの一つです。いろんなジャンルの本に興味がわきます。

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期待とおり!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:coomama - この投稿者のレビュー一覧を見る

4巻待ち望んでおりました。ますます筆が冴えわたり期待とおりの世界にうっとりです。
しかし、不覚にもなにげに見てしまったテレビ放送の内容。。エピソードはたくさんあるのに最新作を題材にしてほしくなかったです。5巻は即効、購入なくては!

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ビブリア古書堂の事件手帖4

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本に纏わる物語り以外にも店主とアルバイトの男性との恋愛の物語にも注目して見て頂きたい。

今後どのようになって行くのかとても楽しみだ。

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ビブリア古書堂の事件手帖 3

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

待っていた第3巻。だんだん栞子さんのことがあきらかになってきます。
そして新しい仕事の展開も。

いつもながら軽快なタッチの中、しらなかった古書店の紹介も。
第4巻が出たら当然「買い」です。

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書を愛する人々を見つめると、自らの人生が見えてくることを教えてくれる書

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 俺は大学を出ても就職口が決まらない。あるきっかけでビブリア古書堂という古本屋の臨時雇いとして働き始める。店主の栞子さんは足の骨折で入院中。客が持ち込む古書の根積りをしてもらうために病室に通う日々を送るうちに、栞子さんと俺は奇妙な客たちのかかえる事情を見つめていくことになっていく…。

 本にまつわるミステリー小説と聞かされたら手にしないわけにはいきません。
 梶山季之『せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)』、北村薫『六の宮の姫君 (創元推理文庫)』大崎梢『配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)』と、書籍がはらむ、時にささやかな秘密や、時に壮大な企みを解き明かす物語は、読書を愛する者にはたまらない興奮を与えてくれるものです。

 この『ビブリア古書堂』は4つの中短編を収めています。
 亡くなった祖母が持っていた『漱石全集・新書版』(岩波書店)が明らかにする、秘めた恋。
 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)をめぐる高校生の淡く苦い恋。
 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫)を売りたいという初老の夫と、それを阻止しようとする年の離れた妻の夫婦愛。
 太宰治『晩年』(砂子屋書房)の初版本を追い求める男の歪んだ愛。
 こうした4つの物語を読むと見えてくるのは、読書を愛するということは、とどのつまりその書に刻まれた物語に重なる自らの人生を愛することに等しいということ。様々な年齢層のお客たちが人生に抱えるものは、人生の半分が過ぎたこの私の経て来たものと多くが重なります。
 読書の喜びとは書の中に自らを見つけることだ、という言葉を読んだことがありますが、まさにそれを実感させる小説です。

 謎を解き明かしていくのは安楽椅子探偵・栞子と助手兼記録係的存在の俺。ホームズとワトソン、もしくはジョセフィン・テイの『時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)』のアラン・グラント警部を連想しながら、時の経過を忘れて頁を繰りました。

 4つの事件はわずか1カ月という短期間に起きて、幕を閉じます。
 続編は紡がれないのでしょうか。そうだとしたら大変惜しいと思わせる佳品ぞろいです。

 なお、最後に一つだけ補足をします。
 ここに収められた中短編は2010年が舞台です。第2編は新潮文庫に限られたある特徴が鍵となっていますが、その特徴は今年2011年に星海社文庫が登場したために、新潮文庫特有のものではなくなったことを追記しておきます。

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終わってしまうのが残念な名作です

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かもちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者あとがきによれば、大輔と栞子の物語はこれでとりあえず完結。全部で7巻の大作ですが、少しも長いとは感じず、逆に毎巻買うたびにすぐ読み終えてしまい、いつも次の巻を待ちわびていました。よく練られたプロットに加え、内外の名著に関する細やかな描写。この本を通じて、改めて「読書」の楽しさに気づいた人はきっと多いはず。終わってしまうのが残念です。今後、番外編やスピンオフ、アニメ&実写映画化も予定されているとのことで、そちらも楽しみにしています。

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