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僕は友達が少ない 完結
学校で浮いている羽瀬川小鷹は、いつも不機嫌そうな少女・三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。「もしかして幽霊とか見える人?」「友達と話していただけだ。エア友達と!」「……」小鷹は夜空とどうすれば友達が出来るか話し合うのだが、夜空は無駄な行動力で友達作りを目指す残念な部まで作ってしまう。しかも何を間違ったか続々と残念な美少女達が入部してきて――。みんなでギャルゲーをやったりプールに行ったり演劇をやったり色々と迷走気味な彼らは本当に友達を作れるのか? アレげだけどやけに楽しい残念系青春ラブコメディ誕生!
僕は友達が少ない
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紙の本僕は友達が少ない 6
2011/05/24 19:08
気づかない本人を置いて醸成が進む“小鷹ハーレム”
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の中身としては同日発売の『ドラマCD付き特装版』と同じなので、「限定版」的な響きにどうしても呼応してしまう体質でもなく、ドラマCDも別に……、という御仁であれば通常版で充分であろう。表紙カバーが異なるが、これは先頭の口絵と入れ替えているようなので、イラスト的な損失も無いものと思われる。余談だが、純粋に可愛い挿絵という意味で絵師さんは今回も素晴らしい仕事をしている。著者近影のQRコードもチェックしておこう。
さて、内容としては、かなり“小鷹ハーレム”に偏ってきたな、というのが率直な印象である。少なくとも『番外編』を除けばかつてのような破壊的なネタが影を潜めており、隣人部のメンバー同士(というか、主に小鷹対女性陣)の気心の知れたやり取りが中心になりつつある。今回はいつになく幸村が言葉少ないながらも会話に参加する場面が多いため、合いの手を打つ人物が若干多い気はするのだが、幸村も隣人部でそれなりに頑張っているような気がしないでもない雰囲気でもある。何かにつけては小鷹の反応を伺いながらも、その朴念仁振りに嘆息する場面が繰り返されるところにラヴコメ的胸キュン成分は増したものの、本シリーズらしさというか醍醐味において少し物足りない部分も感じた。ただし、これは本巻の前後に見られた伏線的内容を意図して、その前振りのためにラヴ方面を重視したのかもしれない。話そのものは面白いし、頁数も多くないためにサクサク読める気軽さはある。
末尾に配された『番外編』は、ドラマCDの脚本に加筆・修正を加えて短編化したものなので、これを読めばCDの内容は判るのだが、これに限っては(もちろん褒め言葉として)かなりヒドイ。逆に、この内容ならば是非とも“声”を聴いてみたいと悶絶させられるかもしれないエピソードであろう。
紙の本僕は友達が少ない 11
2016/05/15 10:43
終わっちゃたね~面白かった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あくあ9いっぱい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに終幕。ほっとしたような寂しいような祭りの後のこんな気分です。
この巻がなかなか出なくてやきもきしていました。10巻の幸村ルートのまま読者に考えさせる。メタメッセージ本として終わりなのかとすっきりしない感じだったのですが、この11巻ですっきり解決。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と根底に流れるものは一緒のドクトリンかな。もう一度1巻から読み直してみたいです。人間になれたピノキオは本当に幸せになれたのでしょうかね。
紙の本僕は友達が少ない 1
2016/03/12 00:03
作者は天才か!?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
『僕は友達が少ない』読ませていただきました。始めにとても面白かったです。自分が一番好きなキャラクターはもちろん、三日月夜空さんです。肉ーー柏崎セナに毒舌を浴びさせるところが非常に面白く、何度も笑い、周りにいた人に変な目で見られました笑。一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?
紙の本僕は友達が少ない 8
2015/09/17 16:31
ハーレム乗り換え?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
志熊理科から屋上に呼び出され強烈な叱咤を受けた羽瀬川小鷹は、全てを無かったことにした。個人個人との関係を深めることにより、隣人部という彼にとって最高に居心地の良い場所が壊れることを怖れたのだ。
こうして、隣人部には再び仮初めの平和が戻ってきた。柏崎星奈はチートな能力で空気を読まず、三日月夜空は毒舌でそれに対抗し、楠雪村は真の男を目指す美少女であり続け、羽瀬川小鳩は厨二病を全開にし、高山マリアは無邪気に笑い、志熊理科は変態性を丸出しにしながらお助けキャラを演じる。
だがやはり、仮初めの平穏は長くは続かない。柏崎星奈に対抗心を持つ生徒会会計の遊佐葵は、隣人部の活動を一週間監視した結果、隣人部を廃部にすべく動き出す。そして、柏崎星奈の無意識の一言によって、それは決定的に崩壊するのだった。
羽瀬川小鷹の逃避先となるのは、生徒会長の日高日向、副会長の大友朱音、書記の神宮寺火輪、会計の遊佐葵がいる、もうひとつのハーレムとなる生徒会だ。果たして隣人部はこのまま崩壊し、生徒会室でしゃべるラブコメに変貌してしまうのか?
志熊理科だったり、楠雪村だったり、この部は後輩だけでもってる部活だな。
紙の本僕は友達が少ない 11
2015/09/15 03:50
よかったです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:airial - この投稿者のレビュー一覧を見る
堂々の完結、といったところでしょうか。泣けました。あんな青春、送りたかったなー。
紙の本僕は友達が少ない 7
2015/08/20 15:37
現実とは戦って勝ち取るもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
志熊理科のスカートが5センチ短くなった。理科は本気だ。また、新キャラとして生徒会役員の遊佐葵、日高日向が登場する。
羽瀬川小鷹の妹・羽瀬川小鳩の隣人部による誕生会が終了し、小鷹は家族以外から祝われる誕生会の素晴らしさに気づいた。やっぱり友達は良い。隣人部の活動を頑張って、友達が出来ても大丈夫なようにしよう。改めてそう思う小鷹だったが、それに対し理科は何かを言いたいようだ。そう、それは読者の言葉でもある。
学園祭の企画として、隣人部も何かをやろうということになった。紆余曲折の上、小鳩のクラスが映画を作るというので、それに触発されて映画撮影することになった。脚本は、以前、星奈レイプものを書いてきた三日月夜空が担当!しかし予想外に、柏崎星奈も納得の感動の出来栄えだ。楠雪村や高山マリアにも良い役を割り当てて、理科の技術を利用すれば、そこそこのものにはなるはず。だが、そこで高山ケイトの一言から、思わぬ疑惑が発覚する。
ラブコメの主人公はなぜ鈍感か?それは何も気づかない方が、彼らにとって都合の良い展開が待っているからだ。選択をしてしまえば未来は収束し、あまたの可能性はひとつに絞られる。それを回避するための手段が、鈍感であることなのだろう。
三日月夜空は小鷹と幼なじみであった過去にこだわる。柏崎星奈は理想の自分が生きる未来を夢想する。だから夜空は星奈と小鷹の間に過去のつながりの事実が発覚した時に動揺したし、星奈はそれが流されても自分で未来をつかみ取る自信があるから拘らない。
そして志熊理科は現在を生きることに妥協せず、常に最良の選択を目指し続ける。理科だけは感情に流されず、空気を読まず、言いたいことを言う。それは彼女が強いからであり、今の小鷹には彼女のその強さに対抗できるだけのスキルがない。
もはや何も気づかないふりをして生きられる楽園の時間は過ぎ去った。あとには選択の時間が待っているだけだ。
紙の本僕は友達が少ない 6
2011/10/01 22:04
特装版、今から買っちゃう?
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
学園祭で隣人部が出し物をやる?メイド喫茶、占いの館などいろいろとアイデアは出されるのだが、その結果は?
そして、小鳩のバースデーパーティを隣人部のメンバーで行うことになり、それぞれが小鳩へのプレゼントを買いに行くことにするのだが、そこで小鷹の無自覚な悪人ぶりが炸裂し、彼女たちは天国から地獄への急降下を体験することになる。
とにかく幸村が女の子になる。いろいろと女の子になる。それに理科は本気で対抗心を燃やす。そして焦る夜空に、どこか余裕を見せる星奈。また、今回も、小鷹の前で脱げちゃう女の子が登場する。
巻末には番外編「禁じられた遊び」、特装版のドラマCD脚本の小説版を収録。隣人部のメンバーがエロゲーの声優に挑戦?これは絶対にCDで聞きたい内容だと思う。
次巻、ついに天馬が暴走しちゃう?
紙の本僕は友達が少ない 1
2017/04/15 03:58
及川拓郎監督映画化原作
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
憎まれ口をたたきながらも、徐々に信頼を築いていく部員たちが微笑ましい。他者とのコミュニケーションなど、鋭い描写もあった。
紙の本僕は友達が少ない 11
2015/08/25 19:43
丸6年に渡る執筆おつかれさました
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻のハァーッッ!?という結末から放置されること一年以上、ついに完結。丸々一冊がエピローグという事でお祭り騒ぎ感は抑えめでサクサクイベントを消化した感じ。後半は斜め上や斜め下に走ったシリーズでしたが、この最終巻はある意味落ち着くところに落ち着いたというか順当とも受け取れる終わり方でした。もう、女の子たちの覚悟が半端なくて、星奈をはじめとしてヒロイン全員がイケメンすぎ、ついでにペガサスさんがツンデレ♪こんな愛すべきキャラ達のその後を知りたい気もしますが、その辺は想像力で補うことにしましょう。
紙の本僕は友達が少ない 10
2015/08/31 23:46
僕は友達が少ない 10(MF文庫J) 感想
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐倉恭介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある挿絵がTwitterにアップロードされて物議を醸したようですが,今回その実物を目にして,「あぁ,確かにこれはちょっとね」という感想を抱きました。
挿絵にも読者はそれなりの期待をしているはずなので…
内容については,特に大きな不満はありませんでした。
2013/02/25 00:05
コアファン以外にはきつい短編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
番外編。というか、短編集?本編+α?な内容。
これまで断片的にしか語られなかった、
主要登場人物たちの過去や内面を掘り下げた内容で、
作品としては番外編。
ただし、著者としては、
本編に直結した内容という位置づけのようで、
最後の最後に、
少し本編に触れる内容も含まれている。
-----
個人的には、
最近、本編も含めて、
内容が破綻気味のように感じられているので、
後付設定が限界を迎えているような気がしないでもない。
コアファンならマスト。
ライトファンは、
本編を読み進めてみて、
シリーズを気に入ったのであれば、
最後の最後に手を伸ばすべき作品。
2012/12/26 13:16
エグい
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
いままでの物語の裏側や設定部分を見せる短編
淡々としていて、のっぺりした文章
盛り上がりがなく、面白みのない展開
各キャラの小鷹に対する気持ちや、8巻での小鷹の行動の真意を見せたいのでしょうが、まぁつまらないです
なんというかホントに裏側という感じで「こんなとこ見せられてもなんとも言いようがない」という状態
「心の闇」と言うと言い過ぎかもしれませんが、「キャラクターの中の人」が見えちゃってる感じで、若干エグい
紙の本僕は友達が少ない 8
2017/02/19 14:33
斬新な着眼点から凡庸な物語へ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三本ナイフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
友達が居らず、残念な青春を送っていた高校生達が、友達を作る為に奮闘すると云ったラブ・コメディー。
着眼点、そして、作品当初のギャグ要素は読んでいて面白かったが、次第に増えだした時事的なパロディーが都度不快要素と成り、そして、物語其の物が凡庸と成り、興味が失せてしまった。
紙の本僕は友達が少ない 8
2012/07/03 19:53
感情のない平坦さの上に張り付いた薄笑い
5人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き方が変わったのか、読んでいて若干気持ち悪い
平坦な文章にフォントで強弱を付けているだけで、感情のない笑顔のような不気味さがある
ストーリー自体は本来の「友達を作る」と言う少しシリアスな展開に立ち戻り、逆にくだらないやり取りがマッチしなくなっている
かと言ってストーリーが盛り上がる展開になるわけでもなく、茶番臭さが鼻につく
中途半端に逃げずに一冊通したシナリオを作らないとダメな回でした