【全1-11セット】鈴木先生

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投稿者：伝奇羊　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中学校を舞台としながらも一般社会にも通底する倫理的、道徳的テーマを扱っている。これらの重いテーマ群をただ真正面から取り上げただけであれば堅苦しく窮屈な作品になってしまったに違いないが、それだけで終わっていないがゆえにマンガとして楽しむことができる。

精神的、肉体的に疲弊したあげく人間が壊れ、半ば「妖怪化」してしまう鈴木先生の一部の同僚たち。鈴木先生自身の抱えるやや人並外れた煩悩。実はイケメンの、しかし彼女持ちである鈴木先生に惚れてしまっている元同僚、現同僚の女性教師たちの接し方。鈴木先生の彼女の意外なオカルト体質。そして何より色々な面で人間離れした活躍を終盤で見せることになるカミサマの一種のごときスーパーヒロイン。

シリアスドラマ然としているストーリーの展開の中でときおり不意打ちのように繰り出されるこれらの要素のおかげで物語は様々な種類の笑いを誘い、読者は飽きずに各テーマについて自分なりに考えながら読むことができる。

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投稿者：Todoslo　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ひとりの人間くさい鈴木先生に好感が持てます。学校現場が抱える問題に切実に迫りつつ、職員室の人間関係までがリアルに映し出されていました。