このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象商品はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎(よたろう)。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲(やくも)がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!? 昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!
※本商品は、hontoオリジナルセット商品です。
※画像は『昭和元禄落語心中』の1巻表紙です。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
漫画と侮るなかれ
2017/01/24 23:35
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カメちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
落語に全く興味の無い私。でも、この話を読んで、是非、寄席に行ってみたいと思いました。そう思える程、戦前から現代まで、落語が辿った波瀾万丈の時代を、鮮やかに魅力満載で描かれているのです。
昭和の香りが満載なのも魅力ですね→昭和生まれの私には、懐かしい風景が蘇る場面が沢山あります。
平成生まれの方にも、この雰囲気は楽しめると思いますよ。
さて、この話、与太郎が主役の様に思えますが、八雲師匠の人生を中心に、昭和落語の一大叙事詩を描いているので、やはり題名通り、落語が主役なのでしょうね〜。
落語に人生の全てを賭け(奪われ?狂わされ?)、落語があるからこそ激動の時代を生き抜けた、そんな魅力ある人々が沢山出てくるので、私は一気に読み終えてしまいました。
自分の生き方が、これで良いのか?まだ足掻けるのではないか?、久しぶりに考え直させられた話です。
重く考え無くても、充分楽しめます。